社員インタビュー第16回:コンサルティングの領域を超え、真のマーケティング価値を創出する 800が実現する、マーケティングコンサルタントの新たなキャリアステージ
800社員のキャリアパスや経験、そして800を選択した理由を掘り下げる社員インタビューシリーズ。 今回は、大手コンサルティングファームと事業会社の双方での経験を持ち、800にMD(マネージング・ディレクター)としてジョインしたアナリティクス本部長の河野さんに、800ならではの魅力と可能性についてお話を伺いました。
――河野さん、まずはこれまでのキャリアについてお聞かせください。
新卒で入社したリクルートでは、WEBマーケティングを担当し、主にウェブプロモーションやウェブサイトの改善に携わっていました。当時はリターゲティング広告が日本に浸透し始めた頃で、試行錯誤の連続でした。そんな中、いつしか仕事にも慣れ、成長を実感する一方で、業務のルーティン化を感じ始め、さらなる成長のためには、ビジネスパーソンとしての能力や経験の幅を広げる必要があると考えるようになりました。
自分はセンスよりも経験を重視するタイプだと自覚していたので、様々な業界やテーマを速いペースで経験できる環境を求めて、大手外資系コンサルティングファームへ転職しました。コンサルティングファームでの6年間で、デジタルマーケティング戦略の立案からデータ分析まで幅広く経験しました。私は飽き性なのですが、プロジェクトごとに新鮮さと知的好奇心が刺激される環境だったからこそ、6年間も在籍できたのだと思います。
とくに印象深いのは、ある金融機関の新規銀行立ち上げに伴い、2年ほどかけてマーケティング戦略立案からプロダクト開発・マーケティング施策の実行まで伴走したプロジェクトです。自分が考えた戦略が、実際にプロダクトやマーケティングコミュニケーションとして具現化されるプロセスを見届けられたのは貴重な経験でしたし、仕事も充実し、コンサルティングやマーケティング全般の知見を深められた有意義な時間でした。
ただ、当初からコンサルティングファームは「修行」のつもりで入ったんです。将来的には事業会社でマーケティングに取り組みたいと考えていました。そんな折、以前の会社の知人が立ち上げたHRTechスタートアップからオファーをいただき、そこで2年ほど勤務しました。BtoBマーケティングを中心に、ブランディングや人事評価制度の策定など、多岐にわたる業務に携わりました。しかし、コンサルタント時代のダイナミックな環境が恋しくなり、再びコンサルティング業界への復帰を検討し始めたんです。
――そして800への転職を決意されたわけですね。その決め手は何だったのでしょうか?
以前から親交のあった800副社長の結田さんからお声がけいただいたのですが、当初は「また新たなコンサルティングファームか」という感じで、率直に言うと半信半疑でした(笑)。ところが、実際に話を聞いてみると、800のアプローチが、従来のコンサルティングファームやマーケティング支援会社とは一線を画していることに気づきました。
とくに印象的だったのは「データドリブンで洗練された」部分と「現場に根ざした実践的」な部分を両立させようとしている点です。多くのコンサルティングファームやマーケティング支援会社は、どちらかに偏重しがちですが、800はその両方を武器にしている。これは、私がずっと理想としていた形でした。
さらに、マクロミルグループの一員であることも大きな魅力でした。日本最大級のマーケティングリサーチ企業のデータベースやネットワークを活用できる。これは他社には容易に模倣できない強みだと感じました。また、大手コンサルティングファームとは異なり、若い会社ならではのダイナミックな環境で、自分の考えを直接経営に反映できる。そんな可能性にも魅力を感じました。
――800に入社されて、実際はいかがでしたか?期待通りでしたか?
期待以上でしたね(笑)。
例えば、あるテーマパークへの需要予測・価格最適化の提案で、高度な数理工学の知見が必要な局面があった際、自社の社員のケイパビリティだけでなく、外部のアカデミックな知見を活用する必要があると判断しました。そこで、大学時代の先輩が准教授としてその分野の研究を続けていることを思い出し、すぐに連絡してプロジェクトに参画してもらいました。
結果として、マクロミルの持つマーケティング調査・分析のノウハウやアセット、コンサルティングファーム・事業会社出身者による経験に裏打ちされた実務への落とし込みを見据えた戦略設計と、外部有識者の知見を組み合わせた提案を実現できました。このプロジェクトを通じて、データドリブンと実践の融合が生み出す可能性を肌で感じたと同時に、800の柔軟な組織体制や裁量の大きさにより、アイデアを迅速に実行に移せることも実感しました。
――800での具体的な業務内容をお聞かせください。
現在、アナリティクス本部長として、データ分析を中心とした複数の案件に携わっています。同時に、MD(マネージング・ディレクター)として組織づくりにも注力しています。
プロジェクトでは、単にデータを分析するだけでなく、「データサイエンス」と「マーケティング思考」を融合させたアプローチを重視しています。チームメンバー全員がこの両面の視点を持てるよう、OJTを含めた教育にも力を入れています。
また、組織づくりの面では、既存社員のスキルアップのための教育体制の強化や、800の組織ブランディングにも取り組んでいます。800の強みを社内外に発信し、優秀な人材の獲得・定着につなげることも、重要な役割だと考えています。
――MDとして、800をどのような会社に成長させたいとお考えですか?
800を「マーケティングを支援する会社」として、業界内で確固たる地位を占める存在に成長させたいです。そのためには、組織や事業の成長はもちろん、働き方の革新も不可欠だと考えています。
具体的には、大手コンサルティングファームと比較して、より迅速に、より大きな裁量を持って働ける環境を整備したいですね。同時に、コンサル業界は「人」が最大の資産ですから、挑戦的な環境と安心して働ける基盤のバランスを取ることも重要です。社員一人ひとりが自己実現できる場所、そんな会社を目指しています。
――河野さんが一緒に働きたいと考える人材像をお聞かせください。
私が重視しているのは、クライアントの立場に立ち、常に自分事として考えられる姿勢です。困難な課題にも誠実に向き合い「いかにして実現するか?」を常に前向きに考えられる人。そのような方と協働できれば、真に価値ある仕事ができると確信しています。
――最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いします。
800は創業3年目の若い会社です。だからこそ、変化を楽しみながら組織づくりや企業をリードしていく経験を早期に積むことができます。また、マネージャークラスに与えられる裁量も大きく、意思決定の自由度が高いのも魅力です。
マーケティングに情熱を持ち、組織づくりに積極的に携わりたい方。与えられた裁量を最大限に活用して、自身のキャリアを飛躍的に成長させたい方。さらに、親会社であるマクロミルの強みを活かして新たな価値を創造したい方。そのような方々にとって、現在の800は非常にエキサイティングな環境だと自信を持って言えます。
私たちは「会社は自己実現のための舞台」だと考えています。800の現在のフェーズを楽しみながら、自らの可能性を追求し、この環境を積極的に活用していける方との出会いを心から楽しみにしています。
河野さん、貴重なお話をありがとうございました。
800には、河野さんのようなコンサルティングファーム出身者が多数在籍しています。あなたも800で、これまでとは一線を画す、革新的なコンサルタントキャリアを築いてみませんか?