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一流ビジネスマンはiPhoneと同じであるべき

あなたは、

「まだこの仕事は改善の余地があるから、

上司には見せられない」

とか

「この商品をリリースした後、

もし、こんなクレームが来たら…

もし、あんなクレームが来たら…

まだまだ準備が足りない」

とか

「趣味ではじめたテニス…

もうちょっと上手くなったら試合に出よう!

(と思ってから早2年が経過している)」

とか…

何か物事を始めるときに

万全の準備をしてから

動き出そうとしていないだろうか?


この言葉の意味を一回考えて欲しい。

「一流ビジネスマンはiPhoneと同じであるべきだ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4年前に人生で初めて新規事業を

初めて立ち上げた時、

オレは、その立ち上げに

3ヶ月も費やしていた。

商品としては、

プロのダーツ選手の教える

ダーツ上達法のDVDだった。

商品は、プロのダーツ選手が

既に撮影していたもので、

制作自体には時間がかからなかった。

ではなぜ、一番時間がかかりそうな

商品製作の部分ではなく、

販売マーケティングの部分で

3ヶ月も費やしていたのか?

それは、

【事業を立ち上げる】

それが生まれて初めての事だったから

失敗しないようにと万全の態勢を整えるために、

■DVDはどの機種でも再生できるか?

■配送は予定した日時に絶対届くか?

■その後の学習フロー案内は適切か?

■DVDのカバーは完璧なデザインか?

■購入後のメールは親切になっているか?

などなど…

挙げようと思えば

もっともっとある

リリースする為の不安を

解決するために奔走し、

気づいたら3ヶ月が過ぎていた。

そんなある日の事、会社の先輩と

シンガポールのオフィスにて…

『星野くん、あのダーツの商品、

リリースはどうなってる?』

「はい、ダーツ案件ですが、

いろいろリリースに向けて準備をしていて、

まだリリースできていません。」

『いつリリースになるの?』

「…その目処もたってません…」

『ちなみに、そのリリースに向けての準備って?』

そこで、オレは先輩に、

上記で挙げたような、

リリースに向けての不安を伝えた。

『そうか、なるほど。

星野くんのやっていることは、

典型的な三流サラリーマンだね。

そんな事じゃ、一流のビジネスマンになれないよ。』

先輩は、呆れた顔をして立ち上がり

ホワイトボードに文字を書き始めた。

そのホワイトボードには、

iPhoneアップデートの法則

と書かれていた。

『星野くんはiPhoneを使ってるよね?

そのiPhoneだけど、大規模なアップデートをする時は

すぐにアップデートしない方が良いって知ってる?』

「いえ、全く聞いた事ないです。」

『iPhoneはね、大規模アップデート直後に

バグが発生することが多々あるんだ。

ほら、たまにあるiOSバージョンの

アップデート。

あれは、アップデートをはじめた直後は

様々なバグが発生するから、

ちょっと期間を置いてからやった方がいいんだ。』

「へぇー、そうなんですねー、、」

オレは先輩が何を言いたいのか分からず、

”iPhoneのアップデートはちょっと待とう”と

メモに記入しようとしていた所だった。

『星野くん、何をメモしてるの?(笑)

僕が言いたいのは

そんな豆知識の話じゃなくて…

消費者側の話じゃなくて

提供者側の、アップル社の話だよ。』

「えっ、アップル側の話ですか?」

『うん、なぜあんな大企業のアップルが、

バグが起こるようなアップデートを

この世の中に出してしまうと思う?

彼らは知ってるんだよ。

万全な準備をしたとしても、

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

予想外の出来事は必ず起こる。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ことを。

であれば、いち早くその予想外の

出来事を見つけて、その都度

全力で対処してった方が、

この世の中に、よりいい商品を、

より早くリリースできるよね。』

『つまり、アップルは、消費者に

バグを探してもらっていると考えていい。

リリース前に開発側ではもちろん全力を尽くす。

だけど、完璧なんてないんだから、

完璧を追い求めるために時間を費やすのではなくて、

これでいけると思ったら

いち早くリリースして、

お客様からの声を積極的に取り入れて

よりいい商品に変えていく努力を全力でする。

それが、より良い結果に繋がる。』

「なるほどですね、、!!

完璧を追い求めたらキリがないから、

ダメだったら改善していく、

トライ&エラーの精神で

行かなきゃいけないんですね!」

『うん、だから星野くんのダーツの案件も、

一刻も早く世に出した方がいい。

それで、不備があったところは全力で、

誠実な対応をする。

それが、良いビジネスをするための秘訣だよ。』

「わかりました、今すぐやります!!」

『あっ、でもちょっと待って。

星野くん、本当に初めてで、

お客様にあまりにひどい迷惑が掛かるといけないから、

DVD紹介のページはこうしよう。』

1週間後…

今まで3ヶ月も経っていた

ダーツDVDのリリースが

すんなりとスタートした。

この1週間、

何をしていたかというと、

DVD販売ページのキャッチの修正だけ。

先輩の修正が入った

そのページのキャッチコピーには、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【モニター受講セール中!】

初リリース記念の大幅値引き!

人数限定50%OFFで販売中!!

さらに、もし何か不満があれば

全額返金させていただきます!

*不具合を見つけてくれた方には

お礼として特別プレゼント中!

あなたからのクレーム、

心からお待ちしております!!*

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と書かれている。

このキャンペーンだが、

良い商品を安い価格で買えると

購入者に大変喜ばれたし、

実際に恐れていた不具合なんて

一つも起こらなかったし、

モニター受講という

意見をいいやすい雰囲気からか、

購入者からの意見をたくさん頂き、

より良い商品とサービスへと

改善する事が出来た。

しかも超短期間で。

オレはこの経験により、

3ヶ月かかっても売りだせなかった商品が

考え方ひとつで1週間で売り出せるのなら、

そして良い商品を作れるのなら、

単純計算で12倍早く、

新規事業を立ち上げられる事を知った。

一流ビジネスマンはiPhoneと同じであるべき

アップル社の大ファンである

先輩らしい、

素晴らしい教えをもらってしまった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この出来事があってから、

僕はiPhoneのアップデートを

いち早くやるようになりました。

何故なら、

バグを見つける

購入者の気持ちを知りたいから。

星野 真

P.S

アップル並のスピード感があるひと人、

僕の会社で働いてみませんか?

ACラーニング株式会社では一緒に働く仲間を募集しています

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