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アビラチョウエンジン、始動。挑戦する安平町役場の新たな試み。

自分たちはなぜここにいるのか、自分たちの役割とはなんなのか。

この度、安平町役場では "アビラチョウエンジン"と名付けたプロジェクトをスタートしました。これは安平町役場、そして自分たち役場職員と町との結びつきを可視化したものです。プロジェクトのきっかけは、今年度新たに始まったWantedlyを通じたインタビュー記事の連載でした。自分たちはなぜここにいるのか、ここで何がしたいのか。普段同僚たちともなかなか話さない仕事に対する思いがそこに綴られており、互いに仲間たちの熱い想いを知ることにもなりました。

安平町のエンジン、役場職員の思い
「町のエンジン」として、未来に向かって挑戦する職員たちを紹介していきます!
https://www.wantedly.com/stories/s/abiratown_staff

もっと、安平町での取り組み、そして自分たちの働き方・文化をわかりやすく表現し伝えたい。そんな思いから私たちは自分たちの取り組みを可視化しています。

「最近、組織が変わってきたことを感じるよね。」

前述したインタビューに共通するのが、安平町役場独自の文化。2019年5月に役場改革を行う「働き方改革検討部会」を庁内で立ち上げました。役場改革を行うこの拠点で私たちは、行動指針を制定しました。

安平町役場行動指針

1. 「前例が無い」はチャンス 

2. 背中を預けて戦う

3. 愉しむから楽しい

この行動指針は安平町役場にとって一つの挑戦でした。

前例主義を捨てること。縦割りになりがちな役場の組織構造を飛び越え、背中を預けてともに戦うこと。そして定型業務・単純作業をいかに面白く視点を変えられるか。

一般に想起する「役場職員」とは少し違う、新しい形の「安平町役場独自の役場職員」の形がそこには掲げられています。

行動指針の制定から1年半。私たちは自分たちも驚くほどに、組織の変化を感じるようになりました。あるべき姿を追求するため、課題を設定し、解決する。変えることを愉しむ。"挑戦は楽しいもの"だという空気感がふつふつと広まり、庁舎内の空気、メンバー間で交わされる言葉が徐々に変化しているように感じています。これほどまでに早く浸透する原因は何か。それは行動指針として制定される前から、私たちそれぞれが心の奥底でこうあるべきだと思っていたからだったのかもしれません。

アビラチョウエンジンではこの安平町役場が変化しているこの空気感を、温度をそのまま表現したい。私たちはこの安平にさらなる挑戦の風を吹かせてくれる方と出会いたいと思っています。

チーム安平として、背中を預けて戦う

役場職員は一般に縦割りの仕事であり、なかなか別の課と協力することはないとされていますが、安平町役場のスローガンの一つにあるのが「背中を預けて戦う」

互いが互いを支え合い、繋がっていること。そしてこれは職員だけではなく、町民と職員も同じです。町には様々な側面があり、様々な機能で成り立っています。役場内には13の課により成り立っており職員それぞれの仕事は千差万別ありますが、私たち安平町役場はまとめて一つの町を支えるチームだと思っています。

「チーム安平」という言葉はこれまでも安平町の歴史の中で叫ばれてきた言葉でした。

1度目は安平町の合併時。安平町は旧早来町と旧追分町が合併した町であり、合併した時に前町長が根強く発していた言葉が「チーム安平」です。

そして2度目は、2年前に起きた北海道胆振東部地震のとき。安平町は2018年9月に起きた北海道胆振東部地震により最大震度6強が観測され大きな被害を受けた町のひとつです。安平町は幸い亡くなった方はおりませんでしたが、当時町中は大きな混乱の中にありました。そこで町長が叫んだ言葉こそが、「ピンチをチャンスに変える。今こそ一つに。チーム安平で戦おう。」当時の安平町の根強い文化の一つは、協力、そして前向きにことを進めていくこと文化があります。

町が動くこと、一人一人の声がエネルギーとなり、そのエネルギーが循環し職員のパワーとなる。全ての結びつきが一つとなり、大きなエンジンとなって安平町は前に進んでいっています。

アビラチョウエンジンの中に表現したこと

イラストのモチーフは航空船。全員が船の一員となり町を前進させることを表現し、役場職員を黄色の洋服で描き分けています。船の内部、普段見えないところでは議論・計画を立て縁の下の力持ちとなって、町を支える。ここではエンジンのもう一つの意味である「円陣」を組む職員の姿も。

町民の声を投網でキャッチしていますが、町民の声、町の動きが安平町、ないしは役場職員のエネルギー・原動力となってパワーが循環しています。私たち役場職員は町民の声で突き動かされており、自分たちが支えてもらっている。自分たちが支えると言うよりは、お互いに支え合っている感覚があります。

町では日々様々なことが起きています。町の催しが開催され、広報によって撮影されたその様子が安平チャンネルで流れ情報を共有し受け取ってくれる町民の方がいる。保健師は実際に顔を合わせ町の健康を守っていたり、土木に関連し町のインフラを整える職員がいたり。町の中心にあるのは町が主軸に置く教育。学校とこども園、子どもから大人まで町民の挑戦を後押しする社会教育事業のあびら教育プランの連携が町では進んでいます。

「HELLO,HOW ARE YOU?」は「みなさんお元気ですか?最近いかがですか?」の意を込めて。町民へのラブレターを織り交ぜ、町民や町のためになりたいと仕事を進める職員の姿を表しています。

安平町は1889年に最初の町民によって入植・開墾されました。これまでの130年ほどの歴史の中で、早来地区では「木炭生産全道一」の実績や「日本でいち早くチーズの生産に取り組む」など大きな足跡を残してきました。追分地区は鉄道関係者が多く暮らす「鉄道の要衝」として発展しつつ、両地区をまたいでは「国内有数の馬産地」として全国に知られるようになりました。これまでの安平町の歴史、そして未来への希望が、ここには詰まっています。

改めて、安平町役場職員とは何か

今回このプロジェクトをはじめるにあたり、役場職員に改めて自分たちの仕事とは何か、職員数名に問いを立てました。

「縁の下の力持ちとなってまちをつくっていく仕事。」

「暮らしを支える仕事。」

「役場職員は裏方です。町民の皆さんの活動を、一番下で支えるのが我々の仕事ですが、一番大切なことは考え続けること。町民の方が行政に求めていることや、町の発展のために必要なことも常に変化しています。この事実をしっかりと受け止め、常に新しいアイデアを考え続けたい。」

「様々な工夫を凝らしてルールを変えながら、民間の新しいアイデアを応援していく。これは私たちにしかできない仕事だし、そこに誇りを持って働いています。」

「私たち役場職員は、町民の声で突き動かされており、自分たちが支えてもらっているときもあります。自分たちが支えると言うよりは、お互いに支え合っている感覚。」

「原動力は町民の皆さんの声。ただやっぱり自分たちは町民の暮らしには欠かせない、心臓みたいな感じでありたいと思うんですよね。」

「自分たち役場職員は、町のエネルギーを使ってそれを大きくしたり、新しいものを生み出したり、循環させたりしている。僕ら個人も役場も全体も、これはまさに安平町のエンジンでありたいと思っていますよ。」

安平のエンジンをかけ、町の発展が加速していけるように。

自分たちが町のエンジンだ。進め、安平町。

私たちは、安平町に新たな風を吹かす、ともに挑戦する仲間を探しています。

思い切った加点方式の仕事をしに来て欲しいです。自分の手で町の未来を創る。自分の手で、そこに住む人の暮らしを豊かにする。これほどまでにおもしろく誇らしい仕事は他にないと私たちは自信を持って思っています。

ぜひ、安平町にあなたの力を貸してください。


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