CFCIの取り組み状況(世界と日本) | 日本ユニセフ協会
© UNICEF/UNI130380/Noorani 世界のCFCIの取り組み状況に関してはユニセフ本部の CFCIポータルサイト をご参照下さい。 日本では子どもにやさしいまちづくりを目指した条例を制定し、そうしたまちづくりを推進する自治体は数多くあります。具体的な事例として、この事業についての 札幌市のHP をご参照下さい。 ...
https://www.unicef.or.jp/cfc/cfc/
2月21日(金)、安平町役場の全職員を対象に「CFCI(子どもにやさしいまちづくり事業)研修」を行いました。
CFCIとは、ユニセフが掲げる「子どもにやさしいまちづくり事業(=Child Friendly Cities Initiative)」のことです。ユニセフでは2018年10月より、「子どもにやさしいまちづくり(CFC)モデル」の検証作業を日本で5つの自治体に委嘱しており、その中の1つに安平町が含まれています。
「子どもにやさしいまち」とは、単純に子どもたちを大切にしようという話ではありません。子ども目線で町を見直すことは、子どもにも大人にもやさしい町にすることに繋がります。また、子どもにやさしい町は子育てをしやすい町であり、移住促進に繋がる町でもあります。そして、何より全町に渡って「子どもの主体性を引き出す教育環境がある町」であることで、将来の安平町を担っていく人物を育成することにもつながります。
今回の研修では、CFCIはどのような概念であり、また教育部局だけでなく町の全ての部局が参画して「安平町を子どもにやさしい町」にするとはどのようなことなのかについて、ユニセフのCFCI委員であり、日本冒険遊び場づくり協会の天野秀昭さんにお越しいただき、学んでいきました。
冒頭は町長の挨拶。(研修は3時間半に渡って行われましたが、町長も最後まで出席されました。)
天野さんの講義。天野さんが40年前に世田谷で始めたプレイパークの話から、「遊び」が子どもの脳や神経系の発達にどのように影響するのかを講演いただきました(子どもは「遊び」から脳を発達させ、「自分の世界」を構築していく。 etc. )。また、「子どもにやさしいまち」とはどのようなもので、特に子育て世代が子どもを育てたいと思う環境を作るにはどうしたら良いか?をお話いただきました(子どもの あぶない・きたない・うるさい=AKU を容認しなさい!というお話を刺激的でした・・・)。
講義のあとはワークショップを行いました。天野さんからいただいた大量の情報(=インプット)を、自分たちの仕事にどう活かすか?(=アウトプット)ということで、遊育推進員の石川さんにアイスブレイクを行っていただいた後、各事業課の取り組みを「子どもにやさしい取り組み」にするにはどうしたらいいか?そもそも町にどのような取り組みがあることが「子どもにやさしいまち」となるかについて、それぞれ話し合って考えました。
安平町役場では、こうした全職員に向けた研修を積極的に行いながら、職員の考え方や認識をすり合わせつつ、次の時代の安平づくりに向けて挑戦していきたいと思っています!!
P.S. 石川さんが描いてくれたグラフィックレコーディング!こんな内容の講義が行われました!しかし講義を聞きながらこれを描けるなんて、すごいよなーー!