1
/
5

【代表メッセージ】第二創業期を迎えた上原成商事の変革と未来

​今回は当社代表インタビューをお届けします!
創業80年となる上原成商事。老舗商社として盤石な経営基盤がありながらアグレッシブな変化を求め続け、今まさに第二創業期を迎えています。
時代のニーズをしなやかに受け止めるその背景には、お客様第一主義を貫きながらも変革を恐れず挑戦する創業からのマインドが確かに継承されています。そんな上原成商事の変革と未来への想いを、代表自らの視点で語っていただきました。

代表取締役社長 上原 晋作 1994年4月入社。2003年取締役、2008年専務取締役、2014年代表取締役副社長を歴任し、2019年代表取締役社長に就任。

<関連記事:部門インタビュー>
【産業エネルギー部】まさに今が転換期。次世代の上原成商事を担う中核部門の成長戦略に迫る

環境変化にも柔軟に対応する組織へ。境界なき市場開拓への挑戦

環境問題における脱炭素化や少子高齢化など、社会情勢の変化は目まぐるしいものがあります。化学燃料、液化ガスなど当社の主力商材であるエネルギーは生活に欠かせない資源です。今後も簡単になくなることはありませんが、これまでのやり方に固執し、現状に甘んじてあぐらをかいていれば生き残るのは到底難しいでしょう。そのため今後はネット事業への参入オリジナル製品の開発・販売という大きな二軸で新たなビジネスモデルを構築していく方針です。

当社はお客様第一主義に徹し、対面での提案販売を主体にお客様との信頼関係を築き上げてきました。さらなるシェア拡大を見据えオンラインへチャネルを増やすことは大きな挑戦ですが、オフラインと融合させることでお客様へ新たな価値や利便性を提供できるはずです。
オリジナル製品の販売においてはざまざまなプロジェクトが走っていますが、代表的な2点である「高品位尿素水」「潤滑油ろ過装置」はいずれも環境問題の観点からどんどん需要が高まっている製品です。国内にとどまらず海外市場の開拓も視野に入れ、中国や台湾といったアジア圏へ販売ルートを拡大しようと構想中です。まだまだ市場動向を探りつつの展開ではありますが、確かな手応えを感じています。

ネット事業とオリジナル商材への挑戦は、いずれも当社の経営理念の一つである「境界なき市場開拓に徹する」ということを体現した計画です。これまでと同じものを同じルートでしか販売しませんというのではなく、お客様のニーズがあるならばどこへでも行きどんなものでも売る。商社としての強みを最大限に発揮し、不要な境界線はとっぱらっていくべきだと考えています。

特にオリジナル製品の開発は若手が中心となり積極的に意見を述べ活躍してくれているので、頼もしく感じています。若手社員であっても、自分が新しいビジネスを創るのだと、一人ひとりが強い使命感のもと取り組んでくれています。そんな若い力に呼応するように上長がサポートすることで、今までになく組織全体が活気づいていると感じています。

100%顧客への価値提供に振り切る。そのための基盤作りが経営の責務。

しかし決して忘れてはならないのは、お客様を第一に考えるということです。むやみに事業規模を拡大させたり売上にこだわるのは、当社の目指すべきところではありません。品質での差別化が非常に難しい商材を取り扱っているからこそ「誰から買うか」という人間力が試される業界です。丁寧でスピーディな対応や、お客様のご要望を先読みした質の高い提案。あたり前のことと思われるかもしれませんが、どんなに時代が変わっても、会社同士ではなく人と人とのつながりから揺るぎない信頼関係が生まれるものです。

だからこそ、社員には上原成商事という看板ではなく自分の看板で活躍してほしい
私はよく社員の皆さんに「仕事の中で一番嬉しかったことや、やりがいは何ですか?」と聞くのですが、「お客様がありがとうと言ってくださった時」だと言ってくれるんです。お客様と心が通じ合ったときの感動を忘れず行動する。そんな社員が誇らしく、何にも変え難い当社の財産だと思っています。そしてこれは次代にも継承していくべき組織風土であり、お客様にとっての当社の存在価値といえるでしょう。
全社員が100%お客様の方を向き、のびのびと自由に活動してほしい。だからこそ財務体質の強化を図り、今後も確固たる経営基盤を構築し続けることは私の使命のひとつです。

ゆずれないこだわりは「風通しの良さ」

全社員がイキイキと活躍するためにも、また問題を一人で抱え込んでしまわないためにも、意見や悩みをフラットに話し合える関係づくりは必要不可欠。縦割り構造では組織が硬直化しやすく、社員の役割がどうしても固定されがちになります。そうなると自分の受け持つ範囲にだけ詳しくなり、広い視野を持つことが難しくなるでしょう。
だからこそ風通しの良い環境づくりには徹底的にこだわっていきたい。これは私のゆずれない信念ですね。リモートワークやオンライン会議の普及により、コミュニケーションの重要性があらためて問われていることは皆さんも周知の事実でしょう。創業からお客様との信頼関係を何より大切にしてきた当社だからこそ、社内に対してもそうであってほしい、そうであるべきだと思っています。

そのため中期経営計画の一つに「テーブルトーク」を掲げました。これは全社員が世代・部署・ポジション関係なくチームを組み、仕事の話はもちろんプライベートの話題まで私と自由に雑談するフリーセッションです。普段の仕事では社員の一人ひとりがどんな想いで仕事に取り組んでいるのかを直接聴く機会は多くないので、社員とざっくばらんに雑談ができるテーブルトークは経営者として非常に貴重な機会だと感じています。また社員の想いを知るだけではなく、経営トップとしての姿勢なども身近に感じてもらえるような場にしていければ幸いですね。

「これまで誰もやっていないことに挑戦する」創業時から変わらないスピリット

当社の祖業は建設資材の卸売事業ですが、1949年より石油事業へも参入しました。当時商社としては異例である自社で油槽所を保有することで物流効率化やスピーディな供給を実現し、シェア拡大に成功しました。旧態依然とした販売ルートの常識を覆すことで、競合他社と圧倒的な差をつけることができたのです。

時代は絶えず変化し続け、同時にお客様のニーズも多様に変化します。「周りがやっているから私たちもやろう」ではなく、失敗を恐れず挑戦と変革を繰り返すことこそがお客様の真のニーズに応え、企業価値の向上につながると確信しています。
皆さんにはあたり前をあたり前と思わず、誰もやっていないことを探す発想力を持っていただきたいですね。まだまだ世の中にはある種の優等生モデルを全員で目指すといった、日本教育の風潮が少なからず根付いているように感じます。もちろん同じであることを否定するつもりはありませんが「他社もやっているから当社でもとりあえずやりましょう」ではなく「まだどこもやってないからぜひやりましょう!」という、前のめりなチャレンジ精神こそ事業を飛躍させるきっかけにつながると考えています。それこそが仕事のおもしろさや醍醐味ではないでしょうか。
一人ひとりの可能性を伸ばし個々の力を伸ばすという意味でも、主体性や探究心は大切にしてほしい。「あの人、ちょっと型破りだよね」と周囲に言われるくらい思い切った活動をして、結果を出す為に全力で仕事に向き合ってくれる方を経営者として応援します。


創業80年を迎えた今、次に目指すのは100年企業。大きな節目となる一方、あくまで一つの通過点でしかありません。継承すべき大切なものはそのままに、新しいものを取り入れ常に変化を重ねていく。一人ひとりが広い視野をもち自立することを求めています。
しかしながらまだまだ成長過程であり、人数も300人余の規模ですから、自分の関わり方次第で組織をいかようにも動かせるチャレンジングな環境です。若手も中堅も性別も関係なく活躍いただけるよう、資格取得支援や教育制度などスキルアップのサポート体制も目下整備中です。
あなたなら当社でどんな活躍ができるか?想像を膨らませていただき、共に新たな上原成商事を創り上げてくださると嬉しいです。

上原成商事株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
14 いいね!
14 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

Assistant Wantedlyさんにいいねを伝えよう
Assistant Wantedlyさんや会社があなたに興味を持つかも