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私たちの配送センターでは、「置き配」を積極的に推進しています。
私たちの配送の多くが近隣エリアに自社配送(庸車)していますが、荷降ろしにかかる待ち時間が大きく改善するので、すごくメリットを感じています。
なぜ「置き配」をやろうと思いましたか
(賢治)
私が2019年に入社してすぐに配送トラックに同乗させてもらいました。
商品をお客様にお届けするときに、お客様とあらかじめ合意した場所に商品を据え置きます。
しかし、受取担当の方がそのタイミングで不在にしていると、受取印をもらうのに時間がかかります。
長い時は30分ぐらい待つ。
これが配送効率を下げるし、配送スタッフにもストレスになっていました。
しかも受取担当の方のほとんどが、特に確認をするというわけでもなく、印鑑を押すだけなんですよね。だから思い切って印鑑を押してもらわなくてもいいよ、としたんです。
印鑑をもらわないと盗難などのトラブルにならないですか
(賢治)
一般論としては盗難リスクが指摘されるのですが、私たちの運ぶ日用消耗品をしかもケース(箱)で、かつ企業の敷地の中のものを盗難する人ってほとんどいないと思いました。
(西岡)
とはいえ、最初はすごく心配でした。。社内からも反対の声が出てましたね。
でも賢治さんが絶対やろうと強気でした。
だから、やってみてだめだったらやめよう、ぐらいの気持ちでスタートしました。
まもなく置き配サービスをスタートして2年たちますが、お客様から問合せを受けたのはたった1件です。結局、心配されたような事態には全くならなかったんです。
サービス利用者が増えてクレームになるリスクもあるのでは
(西岡)
仰る通りです。なので、配送スタッフに商品を据え置いた状態の写真を撮ってきてもらうようにしています。お客様から問い合わせがあった場合は、その写真をお見せできるようにしてあります。
配送は高齢の方が多いと聞きますが、写真撮って送ることに抵抗はないですか
(賢治)
確かに高齢の方が多いです。笑
私も最初は協力して頂けるか不安でした。なので、配送スタッフの方の携帯電話の機種を教えてもらって機種ごとの手順書を作ってお願いしました。最初こそ戸惑っておられる方もいましたが、すぐに慣れてくれました。
これができれば、配送スタッフの方にも「荷待ちが減る」というメリットがあるので、前向きに協力してくれたんだと思います。
これから置き配はどんどん増えそうですね
(西岡)
最初は企業のお客様向けの消耗品の配送でスタートしましたが、今では量販店様への配送でも置き配をさせていただけるようになってきました。ひとことで置き配といっても、「声掛け置き配(置き配でOKだけど、スタッフの誰かに声だけかけてほしい)」、「手紙置き配(配送したスタッフの名前が書かれた紙を商品と一緒に据置)」など、置き配にもバリエーションが出てきました。複雑な対応は難しいですが、パターン化してニーズをひろっていきたいと思います。
(賢治)
B2Bの置き配ニーズはもっとあると思います。幸いにも私たちが取り扱う日用消耗品は置き配がしやすかった。こういう置き配のしやすいものから順に置き配の事例をつくっていって、届けてもらう方も運ぶ方もストレスない配送のスタイルができていくといいと思います。