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「健康づくりが当たり前になる社会の実現に向けて」WILLEE創業者の想いとは

今回は株式会社WILLEE 代表取締役の田澤をご紹介します。

田澤は、鹿島建設株式会社にて都市開発事業に従事した後、デロイト トーマツコンサルティング合同会社にて都市開発・まちづくり、ヘルスケア事業を推進する官民をクライアントとした経営コンサルティングなどに従事。2016年より株式会社パソナにて健康経営支援事業を立ち上げ、2022年に株式会社WILLEEを創業しました。

そんな田澤に、

  • WILLEE創業に至った想い
  • ミッションに込めた想い
  • WILLEEのサービスの特徴
  • どんな人と一緒に働きたいか

などについて、インタビューしました!


自身の入院、同僚の退職、親族の病気……「健康」の重要性を再認識した

ーまずは、これまでの経歴を教えてください。

田澤:海外旅行が好きで、大学では都市工学を専攻していました。まちづくりに関わる研究をしており、まちの中で人々がどのように回遊するのかというデータを解析し、まちづくりのシミュレーションなどを行っていましたね。

大学院を卒業後、新卒で鹿島建設株式会社に入社し、都市開発部門で不動産の有効活用やまちづくりの計画作りに携わりました。4年ほど勤務した後、本格的にコンサルティングのスキルを身につけたいと考え、デロイト トーマツコンサルティング合同会社に転職しました。

デロイト トーマツコンサルティング合同会社では、都市開発・まちづくり、ヘルスケア事業を推進する官民をクライアントとした経営コンサルティングなどを行っていました。

知人から声をかけてもらったこともあり、2016年より株式会社パソナに転職し、健康経営支援事業を立ち上げました。サービス開発・マーケティング・営業企画全般を統括し、継続的に売れる仕組みを構築していきました。また、プレイングマネジャーとして有償・無償含め160社超の健康経営コンサルティングを統括していましたね。

その後、株式会社パソナを退職し、2022年4月に株式会社WILLEEを創業しました。


ー「健康経営」の領域に興味を持つようになったきっかけを教えてください。

田澤:デロイト時代の20代後半から30代前半にかけて、ヘルスケアとまちづくりを掛け合わせたテーマのコンサルティング案件を数多く経験していたのですが、ちょうどその頃、私自身が体調を崩してしまい、2週間ほど入院したことがありました。また、同僚の中にメンタル不調で退職をしてしまう人が出たり、親族の病気なども重なりました。そこで、改めて「健康」の大切さを痛感し、自分自身の中で「健康経営」というものに強く興味を持つようになったのです。

ちょうどその頃は健康経営の施策が国を挙げて進められ始めた時期でもあり、パソナからの誘いもあって、健康経営の領域で仕事をするようになっていきましたね。

健康経営を推進する企業に寄り添い、健康づくりの浸透を支援することで、社会の発展に貢献したい

ーでは、株式会社WILLEEの創業に至った想いを教えてください。

田澤:パソナで健康経営の事業を立ち上げ、コンサルティングやサービス開発、マーケティング、営業企画など一通り経験しましたが、その中でお客様が求めているのは「徹底した健康経営の伴走支援」なのではないかと気付いたのです。どのような外部サービスを導入していても、社内で浸透させるノウハウがないことで、担当者も従業員も腹落ちしていない状況に陥っている会社をたくさん見てきました。そこで、健康経営を推進する会社に徹底的に寄り添い、一緒にPDCAを回していくお手伝いがしたいと考えたのです。

また、これまで培ってきたコンサルティングや事業開発などの経験・ノウハウ・スキルなどを活かし、健康づくりの浸透を支援することで社会の発展により一層貢献していきたい、幸せに働き続けられる人を増やしたいという想いで、株式会社WILLEEを創業しました。


ーWILLEEはミッションに「健康づくりを、当たり前に」という言葉を掲げていますが、そこに込めた想いを教えてください。

田澤:健康経営に取り組みたいけどうまく進められない担当者の方々、やらされ感のある従業員の方々を今までにたくさん見てきました。健康は誰もが大事だと思っているのに、仕事が忙しくて後回しになったり、具体的な一歩が踏み出せなかったりするケースが本当に多いです。しかし、それを放っておくと、いざ健康を損ねたときに仕事もプライベートも何もできなくなってしまいます。

健康というものが人生の大きな土台になる部分だということを多くの人に理解してほしい、そして日々健康づくりに取り組むことが当たり前の世の中になってほしいと考えています。それを実現するための健康的な組織づくりを支援するパートナーでありたいと考えており、「健康づくりを、当たり前に」というミッションを掲げています。

健康であり続けることで、一人ひとりが自分の望む人生を歩めるようになってほしいと願っています。


単なる認定取得支援ではなく、伴走支援パートナーとしての手厚いサポートが強み

ーWILLEEのサービスの特長や他社との違いを教えてください。

田澤:WILLEEの最大の特長は、徹底的な伴走型支援にこだわっている点です。お客様の状況をしっかりヒアリングし、定性・定量の現状分析から課題整理、計画策定まで伴走します。その上で、施策の実行フェーズまで並走し、PDCAを回していきます。コンサルといっても単に提言して終わりではなく、伴走支援パートナーでありたいと思っています。

競合他社の多くは、自社の売りたいサービスが別にあって、その販売に繋げるためのコンサルをしていたり、認定取得支援だけで終わったりするケースが多いと感じています。それに対してWILLEEは、お客様ごとの課題や状況に合わせたオーダーメイドの支援を行う点が特長ですね。戦略を描くだけでなく、実行の部分まで徹底的にサポートを実施します。

もう一つの特長は、コンサルティングとマーケティングとクリエイティブを掛け合わせている点です。社内でいかに健康経営を浸透させるか、その仕掛けづくりにはマーケティングの発想が欠かせません。健康経営は「売りたい人=健康経営推進担当者」「買う人=従業員」の構図に置き換えられるのです。そのため、WILLEEでは従業員の心をつかむコンテンツづくりにも力を入れています。


ーどのような人と一緒に働きたいと考えていますか?

田澤:何よりもお客様のことを第一に考えられる「顧客志向」の方と働きたいですね。お客様の課題に真摯に向き合い、時には一歩先の提案をすることが求められます。置かれている状況が異なる顧客に対して、その状況に合わせて柔軟に対応できる方を求めています。

また、弊社はまだ人数も少ないスタートアップですので、一人ひとりの働きが組織に与えるインパクトは非常に大きいです。自分の成長はもちろんですが、会社と一緒に成長していこうというマインドを持っている方と一緒に仕事がしたいですね。さまざまなことにチャレンジできる環境ですので、それを楽しんで取り組める方だと嬉しいです。

そして何より、健康の大切さに共感してくれる方にジョインしてほしいです。お客様に共感できる力を持っていることは非常に重要だと考えていて、お客様と同じ方向を向いて取り組んでくれる方を求めています。


WILLEEで働く一人ひとりが、自分らしい幸せな人生を歩んでほしい

ー今後の展望について教えてください。

田澤:まずは、伴走型コンサルティングの顧客数を着実に増やしていきます。一社一社への深い支援でノウハウを蓄積し、実績を重ねていきます。顧客基盤があってこその次の展開だと考えているので、ここをしっかり築いていくのが直近の目標ですね。

次のフェーズでは、コンサルで培ったノウハウを切り出し、健康経営を推進する企業の多くが抱えている重要課題の解決にフォーカスしたサービスの展開を考えています。ただ、このフェーズに進むためには第一フェーズのコンサルでの事例やノウハウの蓄積が不可欠だと考えています。

そして将来的には、コンサルを通じて認識した顧客の潜在的なニーズを基に、それに応えるソリューションサービスを開発していきたいです。また、企業だけでなく自治体などのより広い層に健康づくりを広げていくための自社サービスを生み出していきたいと考えています。


ー最後に、WILLEEで働くことを検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

田澤:ヘルスケア領域は間違いなく成長市場だと思っています。その中でWILLEEは、健康経営に特化した数少ないコンサルティングファームとして、他社と一線を画す強みを持っています。事業の伸びしろはまだまだあると感じていますし、スタートアップならではのチャレンジングな経験が、皆さまの今後のキャリアの大きな糧になるはずです。

私はWILLEEで働く一人ひとりが、自分らしい幸せな人生を歩んでほしいと思っています。だからこそ働き方も、その人に合った形を探してほしいと考えていますし、その想いを後押しするのが私の役目だと思っています。

ヘルスケアの領域でコンサルタントとしてのキャリアを磨きたい方、顧客志向の姿勢を持ち、自分自身だけでなくて会社の成長も一緒に目指せる方がいれば、ぜひ一度お話をさせていただきたいです。


ー本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

(取材・文/小町ヒロキ)

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