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【HR納言 徒然なるままに…(八十九)】年末調整の準備と『甲』『乙』『丙』

11月の2週目になりました。従業員の皆さま、お勤め先から「年末調整の申告を11月〇〇日までにお願いします。」と連絡があり、「そろそろ申告を急がないと!」と思ってらっしゃるのではないでしょうか。

年末調整業務を受託している弊社では、準備は9月から始まっていまして、まず顧客企業様に、年末調整の申告をされる従業員様の人数を確認します。その頃、社内では「こちらの方は『乙』ですか?」「△△様は『甲』に変更ですね。」という会話を聞くことがあり、エムザスで仕事を始めた頃は、「暗号か?!」と私は思ったものです。

『甲』『乙』は毎月の給与から控除する税額を定めた『源泉徴収税額表』にある「甲欄」「乙欄」のことなのですが、『甲』は『給与所得者の扶養控除等申告書』の提出があり、年末調整申告の対象の方、『乙』は『給与所得者の扶養控除等申告書』未提出で、年末調整申告は非対象の方です。『乙』の方は、2か所以上から給与をいただき、他の勤務先で年末調整をされる方でして、期の途中で「他の勤務先を退職した」等という理由で扶養控除申告書を提出いただくと、その時点から『甲』に変更になります。

ちなみに『丙欄』もあり、日雇い・単発アルバイト(雇用2か月以内)の方に適用され、年末調整申告は対象外です。

企業が年末調整の申告対象者を把握するには、甲・乙だけでなく、「入社予定(12月末までに給与支給がある)」や「11月末までに退職する予定」等の従業員さん情報も素早く確認する必要があります。そのためには、社内で共有しやすいデジタルツールでの管理が不可欠だと思います。「汎用性が高く共有化に優れたkintoneで開発した『新EMクラウド』で情報を管理すれば、年末調整の準備にも活用できる!」と感じ、今後も自信を持ってご案内いたします。

※kintoneはサイボウズ株式会社の登録商標です。

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