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雑用係長 兼松。

株式会社の代表取締役の仕事って、雑用が多く誰でもできる仕事が多く含まれています。誰でもできる仕事を雑用と言うのかもしれません。先ほども事務所で掃除機かけてました。
私の場合は、約40%ぐらい雑用だと思います。
昔から、仕事柄よく面接をするのですが、求職者の方の中にはこだわりを持っている方もいらっしゃいます。以前デザイナーの募集に来てくださった方は、面接で「私は優れたデザイナーです。ただし紙(DTP)のデザインしかやりません。」とおっしゃいました。ウェブサイトのデザインもできますかと尋ねると「ウェブサイトのデザインもできますが、それに関しては二流なのでやりたくないです。」と、はっきりとおっしゃいました。当時自社ビルでしたのでトイレ掃除を交代制で行っており、「では、トイレ掃除はどうでしょうか?弊社はトイレ掃除を日替わり交代制でやっていますがお願いできますか?」と尋ねるとできるといいます。
その方は、ハッとされました。私が、「トイレ掃除は一流なのですか?」と聞く前に事の顛末に気づいたようで顔を赤らめていらっしゃいました。

年齢は50歳ほどの男性でした。名前は覚えていません。もちろん採用はしませんでした。たしか1年以上求職活動をしているとおっしゃっていた気がします。
昔は「何でもやります!」とそういう気概でお仕事をされていたと思いますが、年齢を重ねるごとにプライドや自信などプロとして大事なことを身に着けていったんだと思います。それとともにコダワリや偏見なども身についてしまったんでしょう。どこか良い就職先が見つかっていれば幸いです。

さて、自分はというと、、、プライドも自信も変なこだわりも偏見も、きっとたくさんあるのでしょうが、できれば歳をとっても素直に生きていきたいなぁと思うわけです。いつか雇う側から雇われる側に立つこともあるかもしれません。そんなとき心から「何でもやります!」と言えるかっこいい人間でありたいなぁと思います。難しいんでしょうけどね。


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