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「キャリア採用者ならではの視点と発想力で化学反応を起こしてほしい」 東京海上グループデジタル部門のトップメッセージ&部長対談

トップメッセージ

東京海上ホールディングス株式会社 常務執行役員 グループCDO 生田目 雅史(なまため まさし)

東京海上グループでは、デジタル能力を飛躍的に高め、新たな保険会社への変革を進めています。テクノロジーとデータを徹底的に活用して既存の業務を刷新し、お客様・地域社会の”いざ”という時を支えるため、”いつも”支えることができる存在であることを目指します。
解決すべき社会課題が拡大する中、自然災害、モビリティ、サイバー、ヘルスケア、SME、エネルギーの6つを重点事業領域として設定し、保険事業の付加価値向上・高度化や、事故が起きる“事前”と“事後”における新たな事業領域の獲得・開発により、新たな成長の軸の創出を狙っています。具体的には社内外の多様なデータを活用した保険商品・サービスの開発、プラットフォーマー・マーケットホルダーとの共創、保険外の新規事業・サービスの企画開発など様々なアプローチで取り組んでおります。
また、世界46か国に展開するグローバルな事業基盤を生かし、デジタル戦略に関するノウハウ・ナレッジの横展開を行うことでシナジーを発揮し、グループのデジタル戦略を加速させていきます。

東京海上グループの未来の仲間となりえる皆さまに、デジタル戦略の中核を担う主要3部門から我々の役割や皆さまへの期待について語ってもらいました。


東京海上グループのデジタル部門の紹介

東京海上ホールディングス株式会社 デジタル戦略部長
楠谷 勝(くすたに まさる)
  • デジタル戦略部
    東京海上ホールディングスとして、グループ全体のデジタル戦略企画・推進に加えて、様々な領域においてデジタル技術を活用した新規事業やサービスの企画・開発を担う部門。またスタートアップを中心とした戦略的な投資の実行や海外拠点にあるGlobal Innovation Labの展開も行う。


東京海上日動火災保険株式会社 dX推進部長
渡部 光明(わたなべ こうめい)
  • dX推進部
    東京海上日動火災保険株式会社におけるDXを推進。ノンデジタル領域も含めた、保険の競争優位を強化する新規事業の企画・開発の創出やそれらを支えるサービス開発の仕組みの構築、ビジネスモデルのDXの推進、社内体制の変革に向けた私たちのミライプロジェクトの統括等を実行・推進する部門。


東京海上日動火災保険株式会社 デジタルイノベーション部長
中西 光(なかにし あきら)
  • デジタルイノベーション部
    東京海上日動において、プラットフォーマーとの外部共創(オープンイノベーション)やスマートシティ開発支援等を通じて、デジタル技術を活用して前例にとらわれない保険商品や付帯サービスを企画・開発し、東京海上日動だけでは成し得ない新たな新たな付加価値の提供に取り組む部門。2019年4月に法人営業部門の一つとして設立されたデジタルイノベーション共創部を前身とする。


東京海上グループのデジタル部門は、なぜキャリア採用に積極的なのか。そして、期待することとは。

ー 東京海上グループのデジタル部門が積極的にキャリア採用を行う理由と、これから入社されるキャリア採用者に期待していることを教えてください。

渡部:東京海上グループのデジタル部門に、キャリア採用が欠かせない理由は3つあると思っています。1つ目は、企画・開発の深まりが生まれること。専門的な視座があるからこそ議論が深まり、我々の検討の解像度が上がっていくのを如実に感じています。2つ目は、新たな物事の成し遂げ方の発見。東京海上グループの従来のやり方よりもっと良い進め方を提案してもらえています。3つ目は、スピード感の速さ。非常に刺激になっていますし、我々の組織能力の向上や、スピード、実行、成果に寄与してもらっているのを実感しています。

中西:発想の違いも大きいですね。我々が思いつかないことを、施策に落とし込んでもらえています。例えば、保険代理店の営業活動を支援する「デジタルマーケティングプラットフォーム」の仕組みは、キャリア採用で入社した方が中心となって作ったものです。デジタル上のコンテンツを通じて、お客様と接点を持ち、ナーチャリングをして、さらには加入までしていただくという発想は、従来の損害保険の生え抜きの社員ではなかなか出てこない発想です。この発想の違いが生まれることが、キャリア採用が欠かせない理由だと思いますし、とても役に立っていると思っています。

楠谷:キャリア採用で入社される方々には、ご自身が持っている専門性を大いに発揮してもらい、キープレイヤーになってもらいたいと思います。東京海上グループの色に染まる必要はありません。むしろ、それぞれの今の色を絶対に失わないで欲しいですね。
我々は、キャリア採用者の皆さんが経営の意志決定にもっと絡んでいけるように、ダイバーシティ&インクルージョンを進めています。場はどんどんつくっていくので、物怖じせずスケールの大きな構想を展開してほしい、というのが我々の期待することです。

中西:私は少し前までシリコンバレーで働いていたのですが、シリコンバレーのようなもっとオープンかつフラットな雰囲気をつくりたいと思っています。シリコンバレーでは、業務で何か困ったことがあると、それぞれの領域の専門家が気軽に集まり「こんな問題が起こっているんだけど、どう思う?」というオープンな意見交換が頻繁に行なわれているんです。それがきっかけで面白いことを思いついて新しいプロジェクトがスタートするといったこともありました。日本でもこの雰囲気をつくれるように動いています。このような形でキャリア採用の方が中心のプロジェクトがどんどん出てきてほしいと思っています。

渡部:専門性を発揮してもらうだけでなく、化学反応にも期待したいですね。やっぱり専門性や多様な考え方、違う視座・視点といったものが混ざり合って、創発的に新たなものが生まれていくものですが、これは本当にキャリア採用者を含めたダイバーシティ&インクルージョンがあるからこそ生まれるものだと思います。この化学反応が、デジタル部門だけではなく東京海上グループ全体に起きてくると、「どれだけ強い会社になるんだろう?」と思っています。

楠谷:キャリア採用者に求めるものは、ハードスキルだけではなくて、良い意味で空気を読まない、反対の意見をしっかりと言ってくれるということも期待しています。場の空気を読んでしまう社員ならつい控えてしまうことでも、ストレートに表現してくれるのはとても良い刺激。もちろん、専門家としての意見も求めているし、経営陣含めてしっかり意見を取り入れたいと思っています。


業界を変える影響力があるからこそ、東京海上グループを使って何をしたいかを考えてきてほしい。

― キャリア採用の方の長期なキャリアパスについて、どのような可能性が考えられるか教えてください。

楠谷:スペシャリティを生かして取り組みの規模やチームなどを大きくし、その中で専門性を高めながらポジションを上げていく、というのが一つ。もう一つは、スペシャリティを持って経営まで上がっていく形。例えば、スタートアップ投資にすごく強い人、モビリティ領域を知り尽くしている人が経営陣にいると、もっとカラフルな判断ができるようになります。もちろん本人の相性や希望次第ですが、このような形はこれから必然的に起こるのではないでしょうか。

中西:デジタル部門は今は各事業部門と分かれていますけど、将来は各部門に溶け込んでいくものだと思います。今デジタルイノベーション部でやっているEmbedded Insurance、つまりデジタル上の顧客タッチポイントの中に保険を組み込んでいく仕組みは、今後ビジネスの中で当たり前に広がっていくと思うし、現場でも商品開発においても日常的に対応しなければならないときが来ます。今ここで最先端のことをやったキャリア入社者の方が、将来商品開発をやったり、現場に行って展開するというのもあり得ると思いますし、海外のデジタルプラットフォーマーと共創をやってみたりというのも十分あり得る話だと思います。

楠谷:海外はまさにそうですね。デジタル領域の専門性を持ったキャリア採用者の方は、シリコンバレーのGlobal Innovation Labや海外のグループ会社に行く、というのも考えられると思います。

渡部:キャリア採用者の中からトップエグゼクティブが生まれてほしいと思いますね。事業開発でいうと、新たな会社を立ち上げて、経営を含めてやってもらうという形もあります。それとデータとテクノロジーの活用に関しては、商品開発部門や、その他企画部門など、あらゆるところで必要になってくるので、横への多様なキャリア展開も大きな拡がりが出てきます。

中西:キャリア採用者で我々が募集している領域は、今までの人材だけではカバーできなかったところで、東京海上グループにとって今後人材を増やしていかないといけない領域です。今後入社してくる若い人たちには、その領域もカバーしてもらうことになっていくと思います。そうすると、キャリア採用者の方にはそういった領域を率いてもらう立場もあり得ると思います。

渡部:今はそれぞれのデジタル部門に専門人材をCoE(センターオブエクセレンス)的に集めて、デジタル戦略を推進している状態ですが、次の段階では、事業主体であるビジネス部門に溶け込ませて進めていかなければならない。それぞれのフィールドで、デジタル部門のキャリア採用者の方が当社全体の各ビジネス部門で変革をリードする世界に変えていければと思っています。2、3年後にはこのような形がどんどん出てくるのではないでしょうか。


― 最後に、東京海上グループでどんなことを成し遂げてもらいたいかのメッセージをいただけますか?

中西:会社として3~5年の先の話でいうと、外部とのデジタルを使ったオープンイノベーションやEmbedded Insuranceのパートナーといったら“東京海上グループ”と言われる状態にしたい。そのためには、キャリア採用者の方々の、事業開発力やデジタルマーケティング力、プロジェクトマネジメント力が必要不可欠なので、その力を最大限発揮していただいて、目指す姿に一緒に取り組んでほしいと思います。

渡部:「何のために働くのか?」を考えてほしいと思います。「世のため人のためになりたい」というところに働くことの根源的な喜びがあるはずで、それが自己実現の大きな意味と思います。東京海上グループというフィールドは、国内ではリーディングカンパニーですし、グローバルでみてもトップカンパニーです。だからこそ、我々がやることの影響力は大きい。我々が動くと業界も変わる。代理店ネットワークも国内だけで4万店、募集人で数十万人。提供する商品やサービス、新たな価値というのは、グローバルではお客さま個人でいうと億単位、会社でいっても数十万社。そういう単位で世の中に影響を及ぼすことができる会社であると思いますので、我々の事業をベースに世の中に新たな価値を問う、そんなことを一緒にやれる仲間を一人でも増やしたいなというのが、私の思いです。

中西:私はいつも部員に「東京海上グループを使って何をしたいですか?」と聞いています。入社を考えられている方に質問を質問で返すことになってしまうかもしれませんが、この答えを持ってきてほしいと思っています。

渡部:そこでいくと、「我々と一緒に変曲点をつくろう」ということですよね。我々が変曲点をつくったら、損保業界、保険業界が変わります。保険の定義も変わる。それくらいの影響力がある会社なので、大きな変曲点を我々とつくるつもりで来ていただきたいなと思います。

楠谷:我々は本気でグローバルトップの保険会社、金融機関になりたいと思っていますし、ならなきゃいけないとも思っています。そのためには、デジタル領域における先端的な取り組みは必須ですし、また、その取り組みは、外の経験・知見を持ったキャリア採用者の方無しでは成し得ません。グローバルトップ保険会社となる未来を我々と一緒に実現しましょう。

ー 東京海上グループのデジタル部門の想いとキャリア採用に対する期待がよく伝わってきました。本日はありがとうございました!

>>東京海上グループ<デジタル部門>の詳細はこちら

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