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なにをやっているのか

バターや生クリーム、チョコレート、小麦粉など、製菓製パンの材料を中心に1,000社を超えるメーカーから10,000アイテム以上のラインナップ
築100年を超える重要文化財をリノベーションしたラボ。様々な接点でコミュニケーションが生まれ、雑談が新しいアイデアに繋がります。
株式会社丸菱グループは、全国のベーカリー、洋菓子店、レストラン、カフェ、宿泊施設などの業務用ユーザーに製菓・製パン材料を卸す問屋事業を九州全域と関東エリア、海外(韓国、中国、マレーシア)で営んでいます。総売上高は九州ではNO.1クラスの取扱高となっております。 ユーザー数は2万軒以上で、それぞれのユーザーは食の専門店でプロフェッショナル相手のビジネスとなります。 問屋とは、「中間流通業」といわれる業種で、「メーカーの製造した原材料」と「それらを厨房で使うシェフ」を繋げる、いわばリアルなマッチングプラットフォームです。 今回の募集はその中でも21年4月から社内ベンチャーとして事業会社化した丸菱リンクトです。 ここではデジタル領域に特化して業務用ユーザーへのアプローチをしています。

なぜやるのか

24~40歳のメンバー。それぞれ役割を持つフラットな関係でお互いを尊重しながら仕事を進めています。
福岡オフィスは、大正初期から平成初期まで製菓業を営まれていたという築100年を超える登録有形文化財です。
■Vision■ 「規模が力を持たない世界をつくる」 -理由- 資本主義や分業化が世の中にあまねく浸透し、様々なものが圧倒的に安く、早く、便利に手に入れられるようになりました。コンビニエンスストアや幹線道路沿いにあるショッピングモールやディスカウントストア、ファミレスなどの「チェーン店」により、どこにいても同じような利便性に享受できる時代になったと思います。しかしその逆説として、都市も郊外も街としての「多様な」豊かさを失い、「均質」に向かって行っていると感じます。 私たちは戦後70年以上に渡り、世の中に豊かさを広く伝播させる「流通」として社会に関わってきました。その過程で私たちがつくってきた豊かさというのは、便利で安くて大量にという社会全体で善とされていた単一の価値観をとにかく広げることに注力してきたように感じています。 流通とはまさに世の中がどのような豊かさを享受すべきか考える役割であると思っています。 健康的なお金の流れを作ること、透明性を高めること、常識を疑うこと、小さいものと大きいものが等しくサービスを受けられること。 社会的に問題となっていることのほとんどは「流通の仕組み」が解決できるとも思っています。 やるべきことはたくさんありますが、私たちが描いているビジョンは、たくさんの個人店が原材料を作っているクリエイター(メーカー)のファンになり、お金のやり取りだけでなく気持ちの上で繋がっている社会をつくるということです。

どうやっているのか

オーダリーのプロジェクトに関わる社内外のメンバー
新サービス「オーダリー」。有機的な食を扱うプラットフォームであること、サービスとしての力強さをデザインしました。
一つの事業の柱となるのは、22年3月1日にローンチした、オンライン仕入れサービスorderie(オーダリー)です。 サービスサイト↓ https://orderie.jp/ instagramアカウント↓ https://www.instagram.com/orderie_jp/ 定期的な仕入れが前提のサービスですので、機能的でユーザビリティが高く、そして一般的なECで見られるようないわゆる売り場ではなく、SpotifyやGoogleカレンダーといった日々利用するサービスに近い体験を提供することを目指しています。 食関連のサービスであれば、決済や予約、デリバリーといった飲食店のフロントサービスのローンチが注目を浴びることが多いですが、流通の主戦場である「業務用の仕入れ」は、まだ問屋や市場という旧態依然としたビジネスモデルが中心の業界でありながら、店を運営することにおいて核の価値となる部分であり、市場規模の裾野が広いため、この流通を変革できれば社会に対してのインパクトは大きいと考えています。 過去70年の歴史のある丸菱という母体が出自の丸菱リンクトですが、エンジニアや編集者、UXデザイナーなど多彩な顔触れのメンバーが徐々に揃ってきており、多様な視点からサービスの構築を進めていますが、さらなる組織強化のため、メンバーの採用をじっくりと進めております。 その際に重視するポイントは共有する行動価値観にまとめています。 Value(行動する際の価値基準) ・良い問いを持つ ・議論を歓迎する ・強いチームをつくる ・Be a professional 私たちはビジネスというものを手段として、よりよい世界の実現に挑む会社です。 全く新しい事業を作ろうとしているためベンチマークや正解はなく、世の中的に正しいとされていることにも疑問を持ち、考え続ける必要があります。非常にやりがいのある仕事だと実感しています。 そんな思いをこのValueに込めています。