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キャラクターグッズのおしごと解説③~缶バッジがここまで流行ったのは?~

【株式会社ひかりてらす】では、アニメをはじめとしたコンテンツグッズを中心に「ものづくり」と「コンテンツ」をつないで「日本のカルチャーをもっとおもしろくする!」ということに挑戦し続けています。

前回は【アクリルキーホルダー・アクリルスタンド(アクキー・アクスタ)】の記事を投稿させて頂きましたが(前回記事はこちらです)、今回はアクリルアイテムに並ぶもうひとつの定番アイテム、【缶バッジ】についてのご紹介です。

自分の好きを表現する手段=メディアとしての缶バッジ

缶バッジといえば以前は「子どものつけるもの」というイメージが強く(皆様も帽子やナップザックにつけませんでしたか?)キャラクターグッズとして現在と比べればそこまで大きな展開はされていませんでした。それがここ7~10年くらいの間に大きく発展し、今ではアクリルアイテムと並ぶキャラクターグッズの中核となっています。

そんな缶バッジが大きく発展するきっかけになったひとつが大型化です。従来はキャラクターグッズの缶バッジは直径38mm前後の丸形缶バッジが主流でしたが、このサイズですとSD(2~3等身にデフォルメした)イラストの顔と上半身くらいしか載せられず、表現できることの制限がとても大きいものでした(パッと見で何のイラストなのか、判別出来ないことも往々にしてありました……)

それが現在主流の直径56~57mmの丸形缶バッジの浸透により、SDに限らず8等身の美麗なイラストでもハッキリと分かりやすく表現でき、見る人に伝わりやすい、ある種の【メディア的な役割】を持つようになりました。


「このキャラクターが好き」「このアニメが好き」そういった【自分の好きを表現する手段】として、数あるグッズの中で、【缶バッジ】が特に大きく受け入れられた訳ですが、ちょうどそこにリンクするように変化したことがあります。

大人向けのアニメ作品の増加と、それに伴う年間のアニメ作品の本数増加もそうですが、一番はターゲット層の変化です。

最初の変化では成人男性をターゲットとされることが多かったアニメ、ゲーム業界に、明確に成人女性をターゲットとしたアニメ、ゲームが広がっていき、そこにソーシャルゲームの人気の高まりも相まって、トレーディングアイテムとして爆発的に広まっていきました(好きなキャラクターの缶バッジを、表面がクリアー素材になったフラップバッグに、一面につけた【痛バッグ】と呼ばれる表現も多くのファン層に受け入れられましたね)

一面にキャラクターが描かれたTシャツやバッグでは気恥ずかしい、でも身につけるもののどこかで【好き】をアピールしたい。そんなファンの方にピッタリなアイテムとして、特に大人の女性層の方々の支持を受け、一二を争う人気アイテムとなった訳です。

ここまではユーザー様目線でしたが、製造方法も小ロットに対応した印刷方法(オンデマンド印刷)と、大ロットに対応した印刷方法(オフセット印刷)がありまして、販売、配布規模に合わせての必要な数量を作りやすいことも、メーカー様側にとっては大きなメリットがあります。

また、缶バッジにはブリキに直接印刷する方法と、印刷紙をクリアフィルムと一緒にブリキ本体に巻き込んで製造する方法とがありますが、主流となっております後者が印刷物としてクオリティコントロールしやすいのもまた、色味や印刷精度に高品質が求められるコンテンツグッズに適合していたという背景もあります(そして需要の高まりにより、アクリルアイテムが大きく発展したのと同様に、国内で製造される企業様が急速に増加したこともまた背景にあります)

さらに大型の直径75~76mmの丸形缶バッジ、さらにさらに大型の直径100mmの丸型缶バッジもありますが、使いやすさ、気軽さ、さり気なさからも現在も人気が集中しているのは、直径56~57mmの丸型缶バッジです。他にも正方形、長方形やハート型、星型や猫型(!?)まで、現在でも更にそのバリエーションは増え続けていますが、長くなってきましたので、そのご紹介はまた次回!をご期待くださいませ。

株式会社ひかりてらすでは、この【缶バッジ】のOEMでのご製造をお承りしております。ご興味をお持ち頂けましたら是非、ご連絡をくださいませ。ご依頼主様の「新しい」ものづくりにご協力させて頂きます。

※アニメやコンテンツに限らず、自社のロゴやキャラクターをお持ちの企業様、ものづくりに挑戦したい企業様からのご連絡、お待ちしております。ノベルティやプレミアムなどの販促物もお承りしておりますので、まずは下記までご相談ください。

https://www.hikariterrace.co.jp/contact/

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