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[高専生が活躍できる環境] 燈株式会社DXソリューション事業部エンジニア 小澤空


はじめに

燈株式会社DXソリューション事業部のアルゴリズムエンジニアをしている小澤空と申します。2021年に沼津工業高等専門学校卒業後、東京大学工学部に編入学し現在学部3年生です。

私のバックグラウンドの一つである「高専」をテーマに、少しニッチなテーマですが書かせていただきます。この記事のメインのペルソナは高専現役学生・高専出身者(以下、高専生)です。しかし、読んでくれる方はそうでない方がほとんどだと思い、燈と高専の共通点から燈の文化を深く理解していただけたら幸いです。

高専とは

高専とは、中学を卒業した後に進学できる、5年制の技術者養成学校です。NHK高専ロボコンや鳥人間コンテスト、最近ではDCON(ディープラーニングコンテスト)で名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。特徴としては、1年次(高校1年生にあたる)から工学の専門教育を受けたり、全寮制であることなど挙げられます。卒業後の進路は大学編入と就職が1:1ほどで、同級生は全国の国立大学に編入し研究に勤しんだり、自動車メーカーや工作機械メーカーなどのエンジニア・研究者として第一線で活躍しています。大学の工学部に「高専からの編入生」がいて、高専を知った方も多いと思います。皆さんは高専生に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

高専生が活躍できる環境

燈では、4人の高専出身者がエンジニアとして活躍しています。

  • 一人は徳山高専出身・東大工学部の学生で、Rustが大好きなソフトウェアエンジニアで、燈のSaaSの1つであるデジタルビルダーの開発に携わっています。
  • 一人は高知高専 情報セキュリティコースの現役学生で、画像認識を業界ドメインに応用する開発を行っており、現在急成長中です。
  • 一人は神戸高専出身・東大工学部の学生で、Labチームに属し、機械系のバックグラウンドを活かして図面のディープラーニングの研究開発をしています。
  • 私は沼津高専出身で、点群認識やBIMと呼ばれる建設系の3DCADのアルゴリズム処理を研究開発しております。

なぜ燈で高専生が燈のコアな技術の開発に携わり、活躍しているのか、理由は2つあると思っています。

1. 手を(足を)動かして業界の課題を解決

高専生の特徴一つに、「手を動かせること」が挙げられます。高専の演習ではソフトウェアやハードウェアの設計をしたら終わりではなく、実際に手が油まみれになりながらも加工し、組み立て、評価をする経験をしており、手を動かすことが圧倒的に得意なのではないかなと思っています。


燈は、VPoE丸尾の記事のように、ただAIを研究開発する組織ではなく、実際にプロダクトまで作る会社です

【転職エントリー|燈で働く魅力】DXソリューション事業部 VPoE 丸尾恭四郎 | 燈株式会社
初めまして、丸尾恭四郎といいます。東京大学の修士課程卒業後、2年半エムスリーのAI・機械学習チームのエンジニアとして所属し、2022年10月より、燈にDXソリューション事業部 VPoEとしてジョ...
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なので、CEO野呂が言うように、企業との共同研究のプレスリリースを打って終わりではなく、現場で評価を行い業界の課題を本気で解決しに行きます。

技術の将来の発展を絶対的に信じつつも、現在地をしっかり等身大で評価し、技術の力が最大限生きる形で利用する。そのために必要な汗はいくらでもかこうという文化を大事にしております。
【日本を照らす燈となる】燈株式会社 代表取締役CEO 野呂侑希 | 燈株式会社
はじめに初めまして、またはお待たせいたしました。燈株式会社代表取締役CEOの野呂侑希です。現在東京大学工学部に在籍!?しております。燈株式会社は年末にかけて、創業ストーリーや転職エントリーをテン...
https://www.wantedly.com/companies/company_8250113/post_articles/468059

実際に僕は、高専の時に買った作業着・安全靴を身につけて、CTO三澤と一緒に、工場や建設現場に何度も足を運んでいます。現場の方からヒアリングをしたり開発したアルゴリズムの評価をし、「使える」プロダクトの開発を行っています。


また、アルゴリズムの精度をしっかり等身大で評価するために、建設現場を見学したその日に鉄筋と工具を買い、配筋図通りに曲げて、結束しました(下図 D10, D13の鉄筋を用いて、実寸大の梁とスラブを配筋)。高専時代に得た、機械加工や図面の知識がとても生きています。


2. 人間性を重んじる

自分では気が付きにくいことですが、高専生は燈の内外から人間性を評価されることが多々あります。高専生は、冒頭に述べたように全寮制で人間性を鍛えられているからではないかなぁと思います。また、私の母校沼津高専の教育理念にある「人柄の良い優秀な技術者となって世の期待に答えよ」など、まず人間として一流であるべきだという文化があります。


燈では、行動指針として6つのバリューを掲げています。そのうち3つが「自責思考」、「他人の痛みを自分の痛みとして考える」 「仲間の可能性を信じる」であり、燈は人間性を第一に考えている組織です。これこそ、高専生が信頼され、活躍できる所以なのではないかなと考えています。

高専生と働きたい

私のメッセージとしては、さらに多くの現役高専生・高専出身者の方に燈のメンバーとなっていただき、一緒に仕事がしたいです。私だけではなく、燈全体として(特にCEO野呂も)高専生をウェルカムとする雰囲気があり、ぜひご応募いただきたいです!

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