業界初の国際物流マーケットプレイス「Giho」を運営するWillbox株式会社では、現在一緒に働くメンバーを募集しています。今回は、エンジニアの鈴木に、Willboxの未来について聞きました。
<プロフィール>
鈴木 鉄太(Tetsuta Suzuki)
1983年生まれ、東京都出身。高校卒業後、日本料理店にて料理見習いとして働き始める。様々な仕事を経験し、株式会社角川アスキー総合研究所にて現在のエンジニアとしてのキャリアをスタートする。その後フリーランスとして活動する中でWillboxに出会い、Gihoの開発に携わる。2021年から本格的にJoinする。
結局のところ人ありき
ーWillboxとの出会いと入社理由ついて教えてください
WIllboxとの出会いは採用担当の松本さんからの一通のメールでした。ある求人媒体に登録していることさえ忘れていた頃、「お手伝いいただけないか」と連絡をいただきました。なんとも失礼な話かもしれませんが、きっかけは本当に偶然だっとしか言いようがありません。最初は業務委託として仕事に関わっていました。開発だけではなく、その周りのことで必要なことなど、自分に出来ることは色々していたイメージです。むしろ何も整っていなくて「よくこれで事業ができるな・・・。」と心配になったくらいでした(笑)
物流に関することはそこまで詳しくなかったのですが、代表の神さんが話してくれる業界のことや、会社としてどうしていきたいのかなど聞いているうちに、早いタイミングで関わったら面白いことに出会えそうだなという感覚と、この時期に関わっていたメインの仕事の更新時期が重なったというのもあり、これはちょうど良いタイミングなのではないかと感じました。妻に相談してみると「やってみたら良いじゃない!」と後押しをもらい今に至ります。冗談のように思うかもしれませんが、妻のよく当たる占いでも良い結果が出たというのも決め手の要因になったかもしれません(笑)
そのころから、だんだんWillboxに割く時間が増えていき、勝手に社員になった気持ちでいましね。
入社の決め手は、一言でいえば代表の神さんがいたからだと思います。
宗教のように聞こえてしまうかもしれませんが、決めてはプロダクトより人だったりします。プロダクトに関しては間違いなく多くの人に使ってもらえると確信していました。レガシーと言われる物流業界の仕組みを、既存プレイヤーの方々にリスペクトしながらデジタル化していくには、この方法しかない!と業界を知れば知るほど感じますね。これは今一緒にプロダクトを開発しているメンバーもみんな同じことを言っています。きっと物流事業者様たちが共感いただけるのも、業界に寄り添ったプロダクトのコンセプトだからこそではないでしょうか。なので特にプロダクトについて心配することはありませんでした。それよりもWillboxを通して一緒に関わっていく人たちに魅力を感じたのが一番の決め手だったと考えています。今まで仕事をしてきて初めての決め方かもしれません。
↑談笑する代表の神
ーWillboxに入社してギャップはありましたか?
メンバーの人柄に関しては入社前と何もギャップはありませんでしたね。交通費も出ますし、就業規則もある。さらに社内ツールも希望のPCスペックも提供され、専属の士業の方々もいる。数名のスタートアップにしては特殊だったと思います。これは良い意味でのギャップですね。
悪いギャップがあるとすれば、良くも悪くも神さんが「厳しいヒト」だったことですかね(笑)数字とスピード、クオリティ・・・彼は120%の人間なのでお客様にも僕たちにもガチンコで向き合いますね。あとはIT企業なのに、神さんがITに疎いという事実もありました(笑)言えばキリが無いですが、Willboxのいじられ役が代表の神さんだったと言うことも良いギャップですかね・・・?
本題に戻ると、真面目な話、想像している以上に仕事に対する権限が大きく、仕事のTASK量も多いですが「あー、業務じゃなくて仕事してるなー。」と実感していました。毎日とても疲れましたが、メンバーと一緒に過ごす時間も楽しくて、なんだかんだあっという間に日々が過ぎていきましたね。文化祭の前夜祭を毎日やっているイメージです。
ー現在の業務内容と特別な経験があれば教えてください
現在の私の業務内容は「国際物流をより最適に、よりスマートに。」するために、プロダクト開発において足りないところを埋めながら、何でもやることですね。質問の答えになってないのですが、やはりこれが正しい答えかと・・・。と言うのも、個人のTASKを細かく言えばキリがないのですが、WillboxではCore Valueに「Will」というものがあります。この行動指針に合わせて考えると、結局業務内容はWillboxのミッションに辿り着き、国際物流を少しでも良くすることが自分の「仕事」なんだと思うからです。
また、Willboxでは「適材適所」という言葉が良く出ます。自分のチャレンジしたいポジションや業務をやらせてもらえる環境があるのです。私はサーバーサイドのエンジニアですが、実は元々興味のあったインフラまわりも勉強していて、先日は資格も取得しました。その他、社内のシステムまわりも管理していたり、時には営業と商談現場に行ったりと業務は多岐に渡ります。
今まで一番特殊な経験かつ新鮮だったのは、展示会に出展して神さんと一緒にセールスしたことですかね。展示会ではビラを配り、プロダクトを説明し、名刺を交換。宿泊先に戻れば名刺交換したお客様へ毎晩御礼メールを送信して、明日の作戦会議をする。「メールの文章はこうした方が良い」、「名刺はこう渡す」などなど・・・。ここでもまた120%の神さんが出現して大変だったのを覚えています(笑)
ただ、荷主様や物流事業者様のリアルな声を聞けて、やっぱり自分の意思決定は間違ってなかったと実感したと同時に感動しましたね。しかし展示会が終われば、WEBで商談の嵐でなぜかそこから数か月セールス部隊と一緒に活動していました。予算を付けられる前に抜けましたが、とても良い経験でした(笑)
モダンな技術でより使いやすいサービスを
ーGihoはどのような技術を使って作られているのですか
元々GihoはLaravelを使ったアプリケーションでした。ですが利用するお客様が増えていき、当初は考えなかったことなどが浮き彫りになり、現状の作りでは実現するのは難しいよねと言う話になってきました。幸いにも弊社の開発スタッフは創業間もないスタートアップ企業では考えられないくらいの優秀な方ばかりで、問題を解決する道筋は比較的スムーズに決めることができました。
バックエンドはLaravel、フロントはReactで実装しています。サービスの将来性と各メンバーの得意領域がマッチした技術を選定しています。使用する言語に関してはサービスにマッチするものを選択すれば良いと考えているので、様子を見ながら選定していきたいと考えていますね。特に今回はITを最近取り入れ始めたばかりの業界がターゲットになるため、使いやすさや操作性、気持ちよさなど使い勝手に重点をおいて作り込みをしています。
想像以上の辛さとそれを上回る面白さ
ーGihoというサービスを今後どうしていきたいですか?
デジタル化が困難と言われてきた大型貨物の領域に関わらず、物流業界に関わる方々の暮らしをより良くするサービスにしたいですね。例えば、早く帰れるようになるとか、利益が増えたとか、なんでも良いです。なぜなら、自分もセールスした際に実際の物流現場を目で見て、本当に複雑な業界だな・・・と思ったからです。テクノロジーが加われば必然と解消されることもたくさんあるけど、属人的な業界構造で今でも現場は止まることが許されなくて、そこで働く職人さんや、実際の現場がある訳で何とも言えないモヤモヤを感じました。この業界に関わる方々は本当に気苦労も多いだろうな・・・と。そのため、現場の方々に認めてもらえるプロダクトに仕上げていかなければならないですね。よくあるのが一方通行になっているプロダクトやサービスです。物流業界は教科書の内容と現場で起きている「リアル」が違います。物流業界へのリスペクトを持って、業界の方々目線でプロダクトを仕上げていきたいですね。現状、WEBサービスを展開していますが、もしかしたらアプリとして作り込む方がよいかもしれませんし、ユーザーの様子をみながらより良いアプローチを取っていきたい考えています。
ーどんな方と一緒に働きたいか、教えてください
良くも悪くも私たちはまだ走り始めたばかりのスタートアップ企業です。
スキルを持っていることは当然の事ながら、チームでの「コミュニケーション」がしっかりと取れて、オーナーシップを持って行動できる方が向いていると思います。Willboxではビジネスチームとエンジニアチームが顧客の「課題」を一緒に解決していく組織構成です。そのため月並みですが、ゴール(=課題解決)に向かって同じ熱量で走る必要があります。コミュニケーションスキルは、そこで大きく力を発揮すると思います。想像以上にビジネスチームと話すことも多いです。
また、Willboxの事業自体が業界を大きく変える仕組みです。儲かりそう、ブルーオーシャンだから、アナログだから、などちっぽけな理由では通用しません。やはり大義名分を感じて、想いを共有できる方はWIllboxでより力を発揮できるのではないかと考えています。
ーWillboxに入社するとどういった成長環境がありますか?
まだまだ会社が成長しているフェーズです。そのため本当にやらなければならないことが山ほどあります。課題に対して手を上げたぶんだけ、チャンスはありますので、そこはあまり考えなくてもよいのかなと思います。
0→1のフェーズにも関わらず、会社としては「環境」を用意してくれています。あとは自分次第なのではないかと思っています。どんな成長ができるかを会社に期待している人には今のフェーズは難しいのではないでしょうか・・・。自分の成長が会社の成長とリンクしていることを楽しめる人の方が「環境」を感じやすいかもしれないですね。
ー最後に、この記事を読んでくださった方にメッセージをお願いします
エンジニアとして、物流のことを知っている人は少ないと思います。
もし、我々に興味を持ってくれたのであれば少しでも物流について調べていただき、知ってみてください。そして、どう言う仕事なのかを想像いただき、それの10倍は大変なのがこの物流スタートアップの仕事になるかと思います。それでも興味が湧いてたまらない人は、ぜひ弊社の門を叩いてみてください。入ればきっとその100倍は楽しい業界だと、個人的には思っています!