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【前編】ソリシターのリアルなお仕事内容とは!?ベテラン経験者に聞きました!

こんにちは!SEIMEI広報の林です。
今回は、「ソリシターは、具体的にどんな仕事をするのか」について深堀りする内容となっています!
長年、ソリシターを経験してきたSEIMEI営業部長の羽根川に色々とリアルなお話を聞くことができました!

これを読めば、保険業界のアナログな部分をより知ることができると同時に、SEIMEIのプロダクト『ソリシター君』の有用性や将来性を感じることができると思いますので、是非ご覧ください!

🐶🐶🐶

林:羽根川さん!今日はよろしくお願いします!
羽根川:よろしくお願いいたします!


▶まず、ソリシターとはどんな仕事なのか教えてください!

ひとことで言うと、自社(保険会社)の保険商品の提案・販売手法について保険代理店へアプローチする、間接営業職です。
ダイレクトに自分が保険を売るのではなく、保険代理店に自社商品を販売してもらう為に営業推進をする人がソリシターです。
より自社の保険商品を知ってもらい、販売数を向上させるために保険代理店の募集人へ勉強会や研修を行ったりもします。

『ソリシター君』の機能でもある、体況上この保険に入れるかどうか?といった引受目安や補償条件等について保険代理店からの質問に回答することも、ソリシターの仕事の1つです。
例えば、「このお客様は既往症として高血圧と喘息があるんですが、この保険に入れますか?」と照会を受けてそれに答える、とかですね。
これらがメインの仕事となります。

▶なるほど。他にも、事務的な業務って結構あったりするんですか?

めちゃくちゃありますよ(笑)
例えば、1人の保険募集人が、保険代理店Aから保険代理店Bに転職をするとなった時、「契約移管業務」というものが発生します。
保険代理店A時代に契約した分の手数料(報酬)はその保険募集人に紐づけされているので、保険募集人に対して報酬が出続ける仕組みになっています。なので、保険募集人が転職するとなると、それらお客様から預かった保険契約を保険代理店Aから保険代理店Bへ移す必要があって、そのことで大量の事務作業が発生するんですね。
各所から印鑑をもらったり、契約内容を確認したり、そもそもどの契約を移していいのか、とか・・・。

まず、保険代理店AとBの両方から承諾をもらわなければいけないし、各保険会社でそれぞれ契約もバラバラなので、その保険募集人が抱えているお客様達を総合して保険会社20社とそれぞれ契約しているとなれば、20社全部同じ事務をしています。これが結構大変で。

期日までに契約の移管がシステム上で完了しないと、保険代理店Bに行ってからの報酬が1か月遅れることになるんですよ。保険募集人からすると生活が懸かっているので、タイムリミットがある中で手間のかかる作業を完了させなければいけないんです。

▶なるほど・・・。ソリシターさんは常にそういう事務作業の締め切りも背負っているような感じなんですね?しかも、保険募集人の皆さんそれぞれで転職や移籍したりするってことは、つまりランダムでイレギュラー的に発生するということなのでは・・・?

その通りです(笑)いつ発生するか、わからないんですよ。
「今日はこれ以上仕事は何もないな」って思ってたら夕方17時くらいに急に対応しないといけなくなったり(笑)

▶あっ、基本その日のうちに対応されるんですか?

というより、締め切りに対しての動きなので、明日が締め日なら今日やらないといけないんです。

▶その保険募集人さんが、ソリシターさんに「明日転職します」って言ってくるなんてこともあるってことですか?皆さん律儀に2か月・3か月前に連絡してくれるとは限らないということですか?

あ~全然あります(笑)

しかも、ソリシターだけが対応すれば終わるものではなくて、保険会社のシステムに入力する事務側と、保険代理店の承認の印鑑もそれぞれからもらわないといけないんですが、これが完全に手作業なんですよ。これは僕が保険業界に入った23年前から変わってないんです。

一応、移管するデータをシステムに入力して管理できるようにはなりましたけどね。
もっと昔は証券番号を手でひとつひとつ書いていました。だからもっとミスだらけだったんです!

▶えええ、あの長い証券番号を手で・・・?
 ちなみに、ミスが無ければ郵送とかデータのやりとりって最短で何往復で完了するんですか?

4往復くらいでしょうかね。

①ソリシターAから保険代理店Aに書類を郵送→保険代理店Aが押印して担当ソリシターAへ返送
②①の書類をソリシターAから保険代理店Bを担当しているソリシターBに郵送→それを保険代理店Bに転送
③保険代理店Bが押印してソリシターBに返送→自分の保険会社に提出
④保険会社から承認通知を保険代理店AとBに郵送→完了

期間としては、何も問題なくスムーズに行って・・・2週間くらいかな。
ちゃんと移管できたかどうかまで確認しないといけないので、完了まで気が抜けないですね。スケジュールを管理する為のシステムも無いので、ソリシターの元で書類を2・3日持っていたせいで締切に間に合わなかった、なんてことにもなり得ますから非常にスケジューリングも大変です。

▶・・・大変すぎて笑っちゃいますね(笑)
 他にも「こういう業務もやってるよ」というものはありますか?

担当している保険代理店の保険募集人を財務局に登録する作業もサポートをしていますね。これを「登録業務」といいます。

自社(保険会社)の商品を扱う保険代理店に所属している保険募集人が保険募集人資格試験に合格したら、財務局に登録の届出をする必要があるのですが、そのサポートもソリシターが行います。
届出には、①登録申請書②誓約書③本人確認書類(運転免許証など)の写し
が必要になるんですが、1件1件印鑑を押さないといけなくて、データ上ではできないんですよ。紙でやり取りをするので。
アナログな方法で、しかも書き間違いやミスがあった場合の修正方法も細かくて、自署部分を間違えたらイチから書き直し、とかそういう事も発生したりするので、本当に大変なんです!
もし期限に間に合わなければ、今回の登録のタイミングに間に合わないですよ、となりますし。
1人数枚ずつ、用紙に記載いただくので、登録する保険募集人の数が多い保険代理店ですと書類が束になったりします。

この、「契約移管業務」と「登録業務」があることでソリシターの負担がすごいんですよね…(苦笑)


🐶🐶🐶 後編へつづく

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