こんばんは、「住みたいまちで暮らせる未来をつくる」まちづくりベンチャー・きら星株式会社 代表の伊藤綾です。
2024年は、きら星株式会社にとって「組織を作る」飛躍の年でした。この1年を振り返りながら、私たちの挑戦と成長の軌跡をご紹介します。また、次年度以降の展望についてもお話しします。
2月:初めての全社合宿で過去を振り返り、未来を描く
2024年2月、きら星株式会社では初めての全社合宿を実施しました。この合宿では、メンバー全員が集まり、会社のビジョンや方向性を再確認しながら未来を描く貴重な時間となりました。
お互いが得意領域にしている仕事を15分のプレゼンテーションにして発表することで、メンバーの想いや強み・仕事のこだわりを共有。お互いの強みを理解し合い、お互いを業務レベルでリスペクトし合える時間を持ち、組織としての結束力を高めることができました。
この合宿をきっかけに、今後の事業展開についての具体的なアクションプランを練り上げることができたのは、大きな成果でした。参加したスタッフからは「会社全体の方向性が明確になった」「これまで以上に協力して取り組む意識が生まれた」といった声が多く寄せられました。
5月:燕三条支店にHR担当・久田が入社
2024年5月には、燕三条支店に新しいメンバーが加わりました。HR担当の久田です。
久田は、採用や人材育成を中心に担当し、特に燕三条エリアでの拠点の組織力強化に尽力しています。入社直後から求職者と企業をつなぐマッチング支援を行い、着実に成果を上げてきました。
エリアの移住者を増やすという取組みと並行しながら、弊社の人事担当としてWantedlyなど新しい採用媒体なども使いながら仲間を増やすという動きを行っております。(早速ですが、成果が出て、1月に新メンバーも入社予定です!お楽しみに)
6月:全社家族旅行@寺泊
まだまだ小さな会社なので、一緒に働く仲間だけではなく家族・パートナーも含めた理解や協力があって、いい仕事ができると考えております。新しいメンバーが入った際には、業績がいいことが前提ではありますが年1回くらいは家族も含めて旅行にご招待をしています。
家族旅行の際には、仕事の話は一切抜きにして、ゲームしたり、飲んだり食ったり麻雀したりでわちゃわちゃと楽しむということをモットーにしています。合宿=仕事。旅行=業務は抜き(もちろん、チームビルディングという側面もありますが)。
今年は、長岡市の寺泊にある一棟貸し別荘 ヴィラヴォア さんにお世話になりました。メンバーが増え続けるといつまでできるかわかりませんが、こうした機会はまた来年もつくっていけると良いなと思っています。
10月:VMVの改訂とブランド戦略の再構築
10月には、きら星株式会社のVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)を改訂しました。
久田をプロジェクトリーダーとし、制作過程には弊社取扱サービスの1つでもある「ふるさと兼業」で、首都圏の企業で働くビジネスパーソンに兼業として伴走をしていただきながら、チームメンバーみんなで意見を出し合いまとめていきました。
弊社では、入社歴や年齢などに関わらずにその人の目指す方向や、挑戦したい・伸ばしていきたい職務領域によってどんどん新しい役割が与えられます。もちろん、タイミングや本人・家族の状況に応じてヘルプも出しやすい環境にあります。
新しいビジョンは「誰もが住みたい町に住める未来」をつくること。
どこで、だれと、なにをして生きる?という問いを私たちは自問自答し、問いかけ続け、自分の住みたいまちに住むという真の居住移転の自由がある状態・社会になっていると良いなと願っています。
仕事がないから都会に住んでいたり、家や田んぼをつがないといけないから地元に住み続けていたり、さまざまな制約があるのが現状です。ですが、自分で「住みたい・住み続けたいまち」を選び、そこで住めるような状態にしていくことを私たちの仕事を通じて行っていきます。
このビジョンを実現するために、ミッションとして「住みたいまちをつくる、仲間を増やす」ことを掲げ、その先に「どこよりもここが好き、誇りをもてるまちづくり」を策定しています。チームメンバーと話を進めていく中で、地域住民ひとりひとりが自分の住んでいるまちに誇りを持つことがあれば私たちの移住支援の仕事は必要がなくなるねという話が出ました。
まずは、仲間づくりから始めて、仲間という限られた輪から、市民全体へ広げていくこと。
私たちだけが頑張れば良いのではなく、みんなでまちづくりを行うという意識と想いを込めています。
「まちづくり」は、一般社団法人やNPOなど、非営利で活動するプレイヤーが多いです。
私たちは、企業の存在意義として、社会性を追求するだけではなく、持続的に発展していくための経済性も追求すべきだと考えています。
社会的インパクトを出すことと地域経済を回すこと。
難しいことですが両立ができていることに、私たちの価値があります。
そのほか社会に提供する価値として、
・泥臭さと誠実さ・地方でも選べること・ワクワクした幸せな暮らし
この価値を提供し続けることで、ミッションを達成してビジョンに近づいていきます。
この改訂は、今後のブランド戦略を支える重要な基盤となっています。社内研修や資料作成を通じて、理念の浸透を図っていく予定です。
12月:新たな経営体制のスタート——高橋COOの参画
2024年12月、新たに取締役COOとして高橋が参画しました。高橋は、これまでの経営経験と戦略立案スキルを活かし、きら星のさらなる成長を牽引します。
早速燕三条オフィスにも数回足を運び、チームメンバーとの1on1を設定し、それぞれの強みに応じた仕事の割り振りなどに早速入っています。
「地域を面白がるプレイヤーが増えれば、まちの魅力は増し、ワクワクする生活が送れるようになっていく」と語る高橋は、すでに次年度以降のプロジェクト計画にも深く関わっています。
この新体制のもと、私たちはよりスピーディーかつ柔軟に事業を展開していく予定です。
2025年に向けた展望:さらなる基盤強化へ
2025年は、新潟県内での基盤強化をさらに進める1年になります。
・長岡支店(新潟県)の立ち上げ
・弥彦村(新潟県)の移住施策を一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクトと連携して推進
これらを軸に、地域と連携しながら新たな挑戦を積み重ねていきます。
また、2028年までに8拠点を展開するという目標に向けて、講演活動や広報にも力を入れ、新潟県外からも注目される存在を目指します。
最後に
2024年は、きら星株式会社にとって組織と体系を作り、未来への土台を築いた年でした。これまでの経験を糧に、さらに成長し続けるために、チーム一丸となって取り組んでいきます。
私たちの活動に共感し、一緒に地域を盛り上げたいという仲間を募集しています。ぜひ、これからのきら星にご期待ください!