Javaの歴史！きっかけはコーヒー？！

こんにちは、井手です！

突然ですが、皆様は今使っている、勉強している言語がどのような歴史を歩んできたかご存知ですか？

最近カフェインを摂取しながらネットサーフィンをしていたら、なんと言語の歴史たちに出会ってしまいついついたくさん調べつくしてしまいました。

というわけで、今回はおすそ分け。

現在Javaを勉強されている方、Javaに興味がある方へ、Javaの生い立ちをお届けします！

Javaはコーヒー豆から生まれたプログラミング言語

Javaという名前の由来は、開発チームが毎日のようにコーヒーを飲んでいたことから、コーヒー豆の一種である「ジャバ・ビーンズ」にちなんで名付けられたと言われています！（あくまでも有力説となり、事実として断定はできません）

当初は「Oak（オーク）」という名前で開発されていましたが、商標の問題から現在の名前に変更されました。

「Oak」という名前は、開発チームのオフィスの窓から見える高い木にちなんで付けらたそうです。

家電製品向けの組み込みソフトウェアの開発言語として開発が進められ、1995年に「Java」という名称で発表されました！

誕生秘話：家電をプログラミングする夢

なぜ家電をプログラミングしようと思ったのか？

1990年代、サン・マイクロシステムズ（現在のオラクル）のエンジニアたちは、世の中のあらゆるものがネットワークでつながる「ユビキタスコンピューティング」という概念に強い関心を抱いていました。

そのビジョンの中で、家電製品は単なる生活用品ではなく、プログラミングによって機能を拡張できる、いわば「スマート家電」へと進化すると考えられました。

Javaの誕生と家電との関係性

• Greenプロジェクト: Javaの開発は、当初「Greenプロジェクト」というコードネームで秘密裏に進められていました。このプロジェクトの目的は、家電製品を制御するための小型で信頼性の高いプログラミング言語を開発することでした。
• 家電に特化した機能: 初期のJavaは、家電製品を意識して設計されており、組み込みシステムで動作するのに適した機能が数多く実装されていました。
• ネットワーク対応: ネットワークを通じて家電製品を制御するというビジョンを実現するために、Javaは最初からネットワーク機能を備えていました。

インターネットの波に乗り、世界へ

Javaが、家電をプログラミングするという当初の目的から一転し、インターネットの世界で大きな成功を収めたのは、実に興味深い物語です。その背景には、いくつかの重要な要素が絡み合っていました。

Netscape Navigatorとの出会い

• アプレットの誕生: Netscape NavigatorというWebブラウザが、Javaアプレットという機能をサポートし始めたことが大きな転換点となりました。アプレットは、Webページ上でJavaプログラムを実行できる技術で、静的なHTMLページに動的な要素を加えることが可能になりました。
• インタラクティブなWeb: これまで静的な情報伝達に特化していたWebページが、アプレットによってインタラクティブなコンテンツを扱えるようになり、Webの可能性が大きく広がりました。
• 開発者の注目: アプレットの登場により、JavaはWeb開発者たちの注目を集めるようになり、急速に普及していきました。

プラットフォーム非依存の強み

• 一度書けばどこでも動く: Javaの「Write Once, Run Anywhere」というスローガンは、まさにJavaの最大の強みでした。異なるOSやハードウェア上で同じプログラムを実行できるため、開発者は一度開発したプログラムを様々な環境で利用することができました。
• Webの多様性に対応: インターネット上には、様々なOSやブラウザが存在していました。Javaのプラットフォーム非依存性は、この多様な環境に対応できることを意味し、開発者にとって非常に魅力的なものでした。

エンタープライズ分野への進出

• Java EEの登場: Javaは、Webアプリケーション開発だけでなく、大規模な企業システム開発にも利用されるようになりました。Java EE（Enterprise Edition）は、企業向けの様々な機能を提供し、Javaをエンタープライズ分野の標準的なプラットフォームへと押し上げました。
• 安定性と信頼性: Javaは、その安定性と信頼性から、金融機関や政府機関など、ミッションクリティカルなシステムにも採用されるようになりました。

コミュニティの成長

• オープンソース化: Javaはオープンソース化され、世界中の開発者が自由に利用できるようになりました。これにより、コミュニティが形成され、活発な開発が行われるようになりました。
• ライブラリの充実: 数多くのライブラリが開発され、開発者は様々な機能を簡単に利用できるようになりました。

その他の要因

• Sun Microsystemsの積極的な普及活動
• JavaOneなどの大規模なカンファレンス
• 教育機関でのJavaの採用

これらの要因が複合的に作用し、Javaはインターネットの波に乗り、世界中で利用されるプログラミング言語へと成長していきました。

まとめ

Javaの歴史は、技術革新と時代の変化が複雑に絡み合ったドラマです。

コーヒー豆から始まった小さなプロジェクトが、世界を動かす言語へと成長したその軌跡は、私たちに多くのインスピレーションを与えてくれます！

そして、この記事には続きがあります。ぜひ次回も楽しみに待っていてください！

Javaに興味を持った方は、ぜひ歴史を紐解いて、その魅力を深く探求してみてくださいね！