※この記事は7/23/2019に書かれたブログになります。
CodeChrysalisは”Being comfortable in uncomfortable situations.”(慣れない環境に慣れろ)をモットーとしている。
講師陣は生徒自身に『できないと思っているものに対して、何事にも挑戦してほしい』という思いを込めて、生徒の背中を押して指導をしている。
その講師陣の指導のおかげで、卒業生の就職率は100%、年収は業界平均を300万円も上回るという素晴らしい実績を出している。
しかし、一つ疑問が残る。
彼らは自分の得意な言語(英語)で得意なプログラミングを教えているだけではないか? 生徒自身に”慣れない環境に慣れろ”と言っている講師陣は、何事にも挑戦していないのではないか?
答えは「No」だ。
ある日の水曜日、CodeChrysalisのスタッフは東京の五反田に集まり、チームビルディングのワークショップに向かった。今回は、2回目のチームビルディングだった。
今回のワークショプも前回と同様に、CodeChrysalisの元スタッフのMelanieさんが内緒でワークショップを企画してくれた。その他スタッフ一同は、何をやるのかさえも知らされないまま当日を迎えた。
今回は、太鼓芸能集団『鼓童』の藤本容子さんをお招きして、『ヴォイス・サークル』を行なった。
藤本容子さんは1981年「鼓童」設立メンバーの一人であり、鼓童の舞台のほか、ソロの活動、「花結」、藤本吉利との「二人行脚」、唄のワークショップ「ヴォイス・サークル」など幅広く活動している。また日本だけではなく、オーストラリアやアメリカなどでも伝統的な音楽芸能活動を行なっている。
ヴォイス・サークルは、全員で円になって一人ひとりの自然な声を響かせることで、素晴らしいハーモニーを生み、それを味わうこと。他の人の声と絡ませることで、そこから「安心感、喜び、共感」などを感じるということができるのが魅力だ。
ヴォイス・サークルの唄の題材としては、日本の童謡として知られる「うさぎ」やアイヌ音楽である「ヤイサマ」などの伝統音楽を用いた。
日本の伝統音楽は、ゆっくりなテンポで独特な表現を含むのが特徴だ。
素晴らしい通訳者のおかげで、歌詞の背景や日本の伝統音楽についても学ぶことができた。
ワークショップでは、全員で円になり、体を動かしながら声を響かせた。
大きな声を出す、身体を使って表現することなど、慣れないことであったのにも関わらず、スタッフ一人ひとりが楽しみながらワークショップに臨んでいることが非常に印象的だった。
CodeChrysalisのスタッフの中には、日本語の歌を人前で歌うこと、身体で表現することに対して、抵抗があった人もいるだろう。しかしそのような抵抗は次第になくなり、教室中に素晴らしいハーモニーを響かせた。
私たちは普段から「声」を使って、人とコミュニケーションを取り合いながら生きている。私たちにとって「声」というのは必要不可欠だ。
実際に「和」になって、他の人と声を絡ませることによって私たちはこれまでにない「一体感」を感じることができた。
このワークショップを通して、日本の音楽芸能や文化に触れること、日本語を話すこと、日本語を聞くことなどCodeChrysalisの講師陣にとっては新しいことに挑戦することができた。そして、CodeChrysalisというチームとしての絆をさらに深めることができた。
CodeChrysalisの講師陣は、生徒にCodeChrysalisの「ソフトエンジニアリングブートキャンプ」の速いペースについてきてもらうように、「慣れない環境に慣れろ」ということを教えている。
これは「まずは挑戦すること」そして、その環境に慣れることこそが自分自身の成長につながるからである。
今回のワークショップで見せたスタッフ全員の姿勢から、このような何事にも挑戦できる(挑戦すべきである)という環境は、スタッフ一人ひとりが作り上げているということを実感した。
最後にこのような素晴らしいワークショップを行ってくれた藤本容子さん、企画・通訳をしてくれたMelanieさん、本当にありがとうございました。
現在、鼓童で一緒に働いてきた藤本さんとMelanieさんはアース・セレブレーションというイベントに携わっています。日本の伝統音楽に興味がある人は是非参加してみてください!
CodeChrysalisは東京を拠点にした12週間の短期集中型ソフトウェアエンジニア養成学校です。ソフトウェアエンジニアになるための12週間特別集中コースはこちら。プログラミング初心者向けの講座もありますので、ぜひ見てみてください。