なにをやっているのか
わたしたちは船でしか訪れることのできない離島、島根県海士町(あまちょう)の地域観光プロデュースを行っています。
多様なバックグラウンドを持つメンバーと、柔軟に考え、動くことを繰り返しながら「新しい離島の観光」を創っています。
はるばる島根の離島まで訪れていただいたゲストには、心に何かしらの変化が芽生えて人生に良い影響を与えられる、そんな体験をしてもらえるように挑戦しています。
海士町にとっても、ゲストと地域のつながりから生まれる何にも変えられない出会いや、海士町が持つ豊富な自然の価値を再認識することに通じると考えています。
<施設プロデュース・運営事業>
泊まれるジオパーク拠点「Entô」の企画・開発・運営を行っています。
かつては火山だった地形が長い時間を経て島になった隠岐諸島は、その「大地の成り立ち」や「独自の生態系」を学ぶことができる隠岐ユネスコ世界ジオパークに登録されています。
「Entô」での滞在のなかで地球の記憶に触れ、「自分自身に向き合うための問い」を片手に豊かさを巡らせる、そんな時間を提供しています。
「ないものはない」というキャッチコピーを掲げた海士町の島民とゲストを繋ぐ拠点ともなる施設であり、ホテルとしての役割だけではなく、島の図書館、ジオパークの展示室という役割も担っています。
<新しい観光プランの創出(企画)・運営>
現在、構想段階のプロジェクトを含めて下記のプロジェクトが進行中です。
・企業や団体などのツアー企画(メディテーションツアーなど)
・他地域のジオパーク拠点施設の企画、運営
・離島での「ちょっとした暮らし」を提供するB&Bあとどの展開
・地域資源を活用したリユースプロダクト開発
・各所と協働した持続的な観光のあり方の追求
<島の観光機能の運営>
・海士町の港にある複合施設の運営
・レストランの企画、運営
・島じゃ常識商店
上記以外にも、様々な場面で島の観光に携わっています。
なぜやるのか
「旅をきっかけに、豊かさを巡らせる。」
私たち株式会社海士のミッションです。
「人の出入り」とは島にとって呼吸そのものです。島外から海士町に人が来てくれることによって新たな交流が生まれ、自然の循環、人の循環、経済の循環が島に生まれます。「島に来る」というきっかけを作り、島に住むひとや自然との関わりを生み出すことによって今ある資源を未来に繋げていくことを目指しています。
ジオパークならではの自然や島独自の文化を活かしながら、「観光」や「交流」という言葉の定義に留まらない新たな体験の創造を担っています。
島と、島の外の世界の行き来を増やし、関わりを生み出すことで、化学反応を起こし続ける。
そのために海士町で「新しい観光」を進めています。
海士町やわたしたちの取り組みが観光庁長官表彰を受けました。
https://note.com/ama_hotel/n/nd30c2f653c6e
もてなされるより、価値ある宿泊。離島『隠岐』で目指す持続可能なツーリズム
https://localletter.jp/articles/ento_oki/
どうやっているのか
2021年7月にEntôのリニューアルオープンを迎え、会社としても新体制になり、まだまだ組織としての成長を続けています。
課題も山積みな状態ですが、各自が調べ、考え、試行錯誤を繰り返しながら仕事をし、価値を創る喜びと、仲間や地域とのあたたかい関係性を感じられる職場です。
島に暮らすこと、島で遊ぶことも、仕事に活かすことができます。休日に行った釣りや、退勤後にたまたま見つけた夕日スポットをそのままゲストにお伝えすることができます。
移住の前に実際に海士町にお越しいただき、職場や島の雰囲気を感じてもらうことができます。
(県からの交通費一部補助有り)
ライフスタイルを一新したい方、離島ライフに興味がある方に喜んでいただいている移住前のお試し来島や、移住後の住宅費補助、交通費補助などのサポート制度もご用意しています。
クリンネス、フードディレクター、ホスピタリティスタッフやバックオフィスのスペシャリストなどの専門的なキャリアも、
ホスピタリティスタッフと広報、経営企画を兼任することや、海士町の観光に総合的に関わることもご自身でご選択いただけます。
メンバー一人ひとりが役割や役職の垣根を超えて仕事にコミットしています。
育児中のメンバーも多くいるなかで、メンバー1人ひとりの状況や希望に応じた柔軟な雇用形態や働き方を実現させるなど、ライフイベントを両立させられるワークライフインテグレーションへと日々会社の形を進化させています。
冬季は閑散期に入りますが、個としての経験を積むために、話題の地域や宿泊施設へ視察旅行へ行く研修制度や、提携している外部の旅館やホテルと連携した研修制度をご用意しています。