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【副社長インタビュー】なぜ、今、Geo Dreamsに参画しようと思ったのか:服部浩久の新たな挑戦

はじめまして。この4月からGeo Dreamsの一員となります服部浩久です。今回は、私の経歴、そしてGeo Dreamsに参画するまでの経緯をお伝えしたいと思います。



服部浩久の経歴:京都大学工学部卒。株式会社インテリジェンス(現、パーソルキャリア株式会社)入社。株式会社ブレインラボを設立し、代表取締役に就任。その後、株式会社USEN に参画。USENの新規サービスとして、電力事業に携わる。同社常務取締役を経て、SBIホールディングス株式会社入社。住信SBIネット銀行の執行役員として、ネオバンクの立ち上げに関わり、ネオバンク事業部管掌として多業種とのネオバンク提携を推進。2024年4月より、株式会社Geo Dreamsに参画、副社長に就任。



私は、2024年4月から、Geo Dreamsの副社長として新たな道を歩むことを決意しました。

なぜこのタイミングで…と聞かれると、50歳の節目を迎えるにあたって、「これからは世の中のため、次世代のために役に立つような仕事をするべきだ」と考えるようになったからです。

過去に電力事業に携わっていたころ、私は「もっと安定した電源が必要だ」と考えていました。しかし、10年前に想いを馳せた地熱の世界に、まさか本当に飛び込むことになるとは、想像すらしていませんでした。

私は今、Geo Dreamsの一員として、地熱エネルギーのポテンシャルに大きく注目しています。そして、この力を最大限に活かして「地球の力で地球を救う」という壮大なビジョンを実現するために、志を同じくする仲間と共に、新たなステップを踏み出そうとしています。

今回は、異業界で知識や経験を重ねてきた私が、「なぜGeo Dreamsの副社長に就任しようと思ったのか」その決意に至るまでの道筋をお話ししたいと思います。

私がGeo Dreamsに参画した理由:地熱発電と夢の実現

私がなぜ、今のGeo Dreamsに参画しようと思ったのか…

それは、Geo Dreams代表取締役会長の片瀬と、代表取締役社長の中村との出会いを通して、「この事業を必ず実現するべきだ」と感じたからです。

東日本大震災を受けて、安全な電力供給源としての地熱発電に対する注目が集まりました。しかし、当時はコスト面での懸念点や適切な掘削場所の確保といった課題に直面し、多くの企画が難航していました。

それから十数年の歳月が流れた今、地熱発電の技術革新と市場の成長を背景に、かつて抱いた地熱発電の夢がいよいよ実現可能な段階に達したことを感じています。

そしてそれが、今回の参画を決定づける大きな要因となりました。

「挑戦することの大切さを学んだ」新卒から会社設立までの道

ここで、私のキャリアについて少し触れさせていただきたいと思います。

私は、京都大学工学部で物理工学を専攻し、理系の道を深く追求してきました。

キャリアの初めに訪れた大きな転機は、就職先の選択です。

当時、私の大学の仲間たちは、大企業への就職や国家公務員、官僚、弁護士・会計士といった安定した道を選択していました。

そんな中で私は、「この会社は将来大きくなる!」と感じて、従業員100人にも満たないベンチャー企業に就職するという、当時としてはかなり冒険的な選択をしました。

選んだ会社は株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)。そこで人材派遣・人材紹介の営業をしていました。成績は比較的良く、様々な賞を頂くことができたのは良い思い出です。

二度目の転機は2002年に訪れました。

社会人として4年目の時、私は自分自身の事業を立ち上げることに挑戦します。インテリジェンス時代の先輩3名と共に、計4名で新しいシステム開発の会社「株式会社ブレイン・ラボ」を設立し、私は代表取締役に就任しました。

当時、社会人4年目で自ら会社を立ち上げるというのは珍しいことでした。もちろん、最初は売上が立たず、赤字経営で借金を抱えるなど、多くの困難に直面しました。

しかし、苦労の末に会社は徐々に成長し、最終的には社員数35名の企業へと発展することができたのです。

そして2009年、リーマン・ショックが起きます。

この時、私はUSEN(現在のUSEN-NEXT HOLDINGS)が大きな借金を抱え、倒産の危機に瀕しているという知らせを耳にします。USENの当時の社長は、私が新卒で入社したインテリジェンスの社長である宇野社長でした。宇野社長は父親の後を継ぎ、音楽配信事業や映像配信を手掛けるUSENを経営しており、大きな負債を背負っている状況でした。

私としては、新卒時代にお世話になった宇野社長との縁もあり、この危機を見過ごすわけにはいかないと感じました。そこで、仲間と共にUSENの支援に乗り出すことを決めたのです。

新たなる挑戦「1400億円の借金清算から新天地へ」

自身が経営する会社の業務をこなしつつも、徐々にUSENでの仕事に注力する時間が増えていきました。

そして2011年、「USENの膨大な借金1400億円を清算する」という目標を掲げ、同社の執行役員に就任。

この決断と同時に、自分が立ち上げた会社の経営からも手を引き、当時の副社長に代表を譲り、全てを託しました。

ここは、私の人生で大きく舵を切った場面でした。

USENでは、主に経営企画室長として活動し、新規事業の立ち上げを多く担当しました。POSレジの開発や新しい損害保険会社の設立など、様々なプロジェクトに関わりましたが、一番影響力が大きかったのは、エネルギー事業部門において「USENでんき」を新たに立ち上げたことです。

2016年に低圧電力自由化により、日本全国で700社以上の新電力会社が誕生した時代でした。その時、日本が原子力に過度に依存している一方で、自然エネルギーとしての風力や太陽光は発電効率が低いと感じていました。

火山大国である日本にとって、地熱発電が最適な解決策ではないかと考えていたことが、この度のGeo Dreamsへの参画へと繋がっていきます。

USENの借金を完済したタイミングで、2019年に同社の役員を退任。その後、SBIの北尾社長との出会いを機に、住信SBIネット銀行の執行役員に就任しました。

銀行では、NEOBANKという新規事業の責任者を務め、様々な事業会社との提携を進め、新たな銀行ビジネスの展開に取り組みました。

この新事業の立ち上げから4年で20社を超える大企業とのアライアンスを実現できたことは、私にとって貴重な経験となりました。

NEOBANK事業が軌道に乗ったことから、2024年3月末に退職。

そして今年の4月より、Geo Dreamsの副社長として新たなスタートを切ることになりました。

地球の力で地球を救う:Geo Dreamsが創る地熱発電の未来

現在、私はGeo Dreamsがめざすべき目標に向けて具体的な計画を策定し、その実現に努めています。

これまでの多岐にわたる事業立ち上げの経験は、この重要な役割を果たす上で、大きな助けになってくれるはずです。

「地球の力で地球を救う」という壮大なビジョンを実現するためには、具体的なステップやスケジュールの調整が必要です。これが、私の今後の主な挑戦となるでしょう。

技術の革新は着実に進んでいるものの、解決すべき課題は依然として多く残っています。

地熱発電の可能性を最大限に引き出すには、掘削コストの削減、安全対策の強化、そして掘削場所の確保が欠かせません。技術の進歩に伴い、安全性を保ちながらコストを最小限に抑えるために、適切な技術の活用と信頼性の高いサービスの提供が求められます。

この新たな挑戦に際して、自身の役割を深く認識し、これまで培ってきた経験と能力を存分に発揮し、Geo Dreamsのミッション達成に向けて積極的に貢献していきたいと考えています。

「地熱を日本の主要電力源とする」このビジョンに共感し、同じ志を持つ皆さんと共に、この使命に取り組んでいきたいです。




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