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自分にとって充実感を覚える開発とは何なのか。今それが出来ている理由を紐解いていくお話し

エンジニア 佐藤祐亮
テクノロジーコンサルティング事業部
2022年3月入社

<プロフィール>
専門学校卒業後、新卒で株式会社トリプルアイズに入社。
画像認証系のAI研究やプロトタイプ開発、プリペイドカードの会員サイト開発を行う。
2社目でリブ・コンサルティングに入社し、要件定義から設計、開発に取り組む。エンジニア歴5年目。
実はCTOの飯田とは、学生時代のエンジニアインターンとしても一緒に働いていたことがあり、腐れ縁的なものも感じている。

こんにちは。
テクノロジーコンサルティング事業部でエンジニアをしている、佐藤です。
今回は、私たちが開発しているサービスが、”誰にどんな幸せを届けているか”についてお話できればと思います。
達人プログラマーの9章に「ユーザを喜ばせる」という節がありますが、最近この書籍を読んでとても共感しました。(参考文献)
プロダクトとしての充実とエンジニアとしての充実の両面から紹介させてください。

プロダクトビジョンのある開発について

私たちの開発・運用している”アンバサダークラウド”は、2021年4月1日に事業部の1つ目のプロダクトとしてローンチされたアンバサダーマーケティングツールになります。
アンバサダーマーケティングツールとは、聞き馴染みの薄い言葉かもしれないので簡単に説明します。
まず、アンバサダーが何を指すかと言うと、ファンのさらに上位概念として、お気に入りの商品やサービスを自ら紹介したり、情報発信したりする人のことを指します。
アンバサダークラウドのプロダクトビジョンは、「ファンとともに経営する」です。
好きなものを誰かに伝えたい人と、素晴らしい商品やサービスを開発している企業を繋げ、よりよいものが世の中に広がっていくことを促進するということです。
いい商品、いいサービスが世の中に広まる仕組みづくりを日々考え、開発しています。

エンジニアでも体系化されたプラクティスや新しい技術に対して良いと思ったものは共有され、その価値を多くの人に届けようという文化があると思います。そういった面でも私はとても共感している世界観です。

アンバサダークラウドと住宅不動産業界向けSaaS開発

アンバサダークラウドは、BtoBtoC SaaSとして、現在住宅不動産業界を対象としています。
この業界では建築した家を引き渡した後に、顧客接点が少なくなってしまうという傾向があります。また、満足度が高い家が建てられても、その気持ちは日常化し、素晴らしい家づくりをしていても家を建てられた人の声として、その価値が広まることは難しかったりします。
アンバサダークラウドは、このような課題に対して、業務プロセスの効率化や可視化を行うことで、業界を改革しようとしています。

例えば、会員サイト(CMS)開発を通し、継続的な顧客接点を生み出すことで高い満足度を維持する仕組み化を行っています。
これは、住宅メーカーや工務店が、ただ家を建てているのではなく、居住者の暮らしをつくっていると考えるとその重要性が伝わると思います。私の実家が建築業をやっているため、そういった思いを形にすることも、このプロダクトを開発する理由になっています。

また、顧客管理システム(CRM)開発を通し、満足度の高いエンドユーザーへの紹介のアプローチを効率化することや、業務プロセスを可視化することを行っています。
一生に一度の住宅購入を満足度高いものにし、さらに素晴らしい住宅を建築されている住宅メーカーや工務店が正しく評価される、多くの人に認知される仕組みを作っています。

このようにして、家を建てた人、素晴らしい家づくりをしている企業に価値を届けています。

上部でも少し触れましたが、私は小さい頃からこの業界に馴染みがあります。
実家に工場があってトラックが出入りするのを見ていたり、基礎工事が終わったばかりの家の確認について行ったりしていました。
そんなこんなで、現職に転職してからは実家に帰ると仕事の話をよくするようになりました。そして、このプロダクトに関わることで、建築に対して”家を建てること以上の価値”を見出せるようになった気がします。

プロダクトビジョンとチームの越境

冒頭で紹介したプロダクトビジョン「ファンとともに経営する」は、アンバサダークラウド自身にも言えることです。これは、私たちが生み出しているプロダクトに対して、クライアントがビジョンに共感し、価値を感じることで、アンバサダーになってもらい、さらにその価値が業界や世の中に広がっていくことを指しています。

LiBでは、エンジニアがこのプロダクトビジョンを実現するための仕組みや文化があります。
全てのエンジニアが要件定義から関わっていくことや、事業部メンバー全員で行うビジョン検討会がそれに当たります。ここでは、要件定義に関して紹介したいと思います。
自身として、要件定義はLiBに転職してきて初めての経験でした。そのような場合でも、入社後のオンボーディング期間にカスタマーサクセスの支援に必ず同席することになっているため、クライアントの顔がすぐに浮かぶ状態を早期に作ることができます。
私が同席したクライアントの方はPC操作が不慣れな方でした。そのような方に価値を届けるには文言一つとってもUXに大きな影響を与えます。こういったことを知っていることで提案の精度は上がっていきます。

他にも、カスタマーサクセスの方がペルソナや業務プロセスのヒアリングに協力的であるため、顧客解像度が高い状態で機能要件を詰められます。
プロダクトビジョンという共通認識があるからこそ、このようにチームを越境し、様々な立場の意見をプロダクトへ反映できます。そして、これは新規プロダクトとして市場を開拓していくために重要なプロセスだと思っています。また、それぞれの立場を尊重できる人しかいないので、働いていて楽しいです。

ファンとともに経営するプロダクト

この環境でエンジニアリングをしていると、私たちが開発したプロダクトを評価してもらうこと、好きになってもらうことを感じるフィードバックを受けることも多くあります。
例えば、カスタマーサクセスの方が支援中にクライアントから「この機能便利ですね!」「使いやすくなりました!」というコメントをいただくとすぐに共有いただけます。そう言った声を聞けるとチームの士気も高まりますし、やりがいを感じます。

実際にアンバサダークラウド自体が紹介で成約することも多くあります。それは、特にこの価値観に共感して導入してくださったクライアントの方々だからと言えるかもしれません。
このような環境にいると、クライアントや業界に対して貢献していることを実感しながら開発することができます。

‘‘開発者としての我々の目標は、「ユーザーを喜ばせる」ことです。それこそが我々の存在理由なのです。’’(参考文献:達人プログラマー第2版より)

さまざまなエンジニアがさまざまな理由でエンジニアリングをしていると思いますが、私にとってはユーザを喜ばせることを、実感しながら開発できていることに、充実感を覚えながら開発することができています。

少しでも弊社でのエンジニアリングに興味を持っていただけたら、以下フォームからカジュアル面談のご依頼もお待ちしています!同僚や先輩エンジニアが、ざっくばらんにお話しします。
それでは!

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