まずはじめに
サムネをご覧ください
左が僕 (タケナカ) でございます。
右に映っているのはWUUZY (ウージー) の取締役で、富永と申します。
ヒゲメガネとご記憶ください。
実はこのヒゲメガネは僕の幼稚園からの同級生で、
同じ京都の嵐山という地域で育ちました。
兄弟みたいなものです。
幼稚園・中学・高校が同じで、
高校を出るあたりからすでにヒゲメガネでした。
たまに「起業メリットって何ですか?」と聞いていただけるのですが、
(もちろん色々あります...)
僕はたいてい「誰とするかという選択権に、確実にアクセスできること」
と答えています。
逆説的に言えば、ふつうは所属組織のメンツは選べませんからね!
人との繋がりも大切にしたい、実はウエットなタケナカが、今回WUUZYをつくった時に考えていたことをなんの脈絡もなしに簡単に残します🙏
※ 大した話は含まれていないので、同じような業界にいる方は速読時のスクロールを目安に流すことを薦めます🙇♂️
(話の切り口として)
- 市場観点から
- 組織の観点から
- 総合的におもうこと
市場性について
起業直後に緊急事態宣言が出され、
お通夜のような数ヶ月を経験した起業家の語る、
いささか説得力に欠けるマーケット観のご紹介🚀
起業するときにいつも最重要視するのが市場性です…
ここでいう市場性というのは今日明日の話ではなく、情勢やインフラをトリガーにした2〜3年のマクロな流れを指します。
市場性の話題になると『願望論』と『あるべき論』に区分すると思考整理がしやすく (持論ですが)、
願望論:
- 今はまだ使われていないけど、ネクストアイフォンはアイウェア型ウェアラブルになるかも?
- 景気動向指数が上がって健康志向が増したり、みんながスマートウォッチを持つようになれば、より一層ヘルスケアテックの市場が活性化するはず?
あるべき論:
- 情報伝達には紙より電子データの方が向いてない?
- 名刺って必要なんだっけ?
- 社内のやりとりはメールよりチャットの方が何かと利便性が高い?
- 脱現金化した方が便利なシーンが多い?
- 営業現場もデータを活用して改善した方が効率がいいのでは?
上記はマクロとミクロが混在しちゃっていますが、(あくまで一個人として) タケナカが重視するのは基本的に『あるべき論』の方でございます。
コロナの余波を受けて様々なゲームチェンジが起こりつつありますが、多くが『あるべき論』の実現を急いだ結果だなとも感じます。DXの何たるやも、企業単位の『あるべき論』習得における文脈に近い印象です。
WUUZYのケースでは、企業にとって「雇用」以外の人材調達オプションが一般化するのは『あるべき論』として "true" だと考え、
その上で2019年頃に出された働き方改革や副業解禁といった流れも相まって、じゃあその中で自分たちの強みを活かしてみようか…という感じ。
もちろんそのあとに、分析だ戦略だと色々ございますが、頻繁にピボットをしながら正しい方向を模索していくため、むしろ
「その領域に熱量を傾けられるか」
というテーマ選択の方が遥かに大切だと思っています。
チームについて
今でこそ様々な企業の中を見る機会があったり、新規事業創出の現場に入らせていただいたりと、そこそこの経験を獲得しつつありますが、タケナカは10代で起業しようと思ったクチなので就職したことがなく、一般企業に属するという価値観を元来持ち合わせてはおりませんでした。
特にタケナカのようにITを中心とした世界では商材特性のバラツキも激しいのですが、大抵の場合一番大事なのは営業&顧客接点だったりします (商材によります)。「デザインシンキング」のスタンスに近いかもしれませんね。
- 顧客のペインを一つ見つける
- MVPをつくってちょっとやってみる
- ダメなら撤退
- フィジビリティの高い箇所からちょっと改善
- 芽が出そうなら顧客ヒアリングを通しPMFしていく
今回は例に違わず開発をにらんだ営業ドリブンな組織でスタートしました。
- 営業2名
- 開発1名
- そのほかデジマチームがスポットで数名
先述の通り、いきなり緊急事態宣言が出ちゃったので、スタート直後の営業会議はあまり思い出したくありません笑。
うちの顧客接点はヒゲメガネが担当していることが多いのですが、前職のアセットスライドで起業したわけではないので、知名度はおろか顧客のハウスリストもない中で0->1で営業してくれました。
yentaでのマッチング数は、全ユーザーのトップ1%に入ってるみたいです笑。タケナカ的には信じ難いです。
細かいことは苦手なヒゲメガネですが、強いハートと僕の100倍くらい素晴らしい顧客目線を持っています。
WUUZYをつくって思うこと
特にVUCA時代における起業は「今世の中にないもの、唯一性のものを作る」というのはレアケースかもしれません。
多くの場合、根源的には既存概念のアップデート (より使いやすく・より早く・より安く・より小さく・より大きく) を起点にスタートすることになるかと思います。
顧客の意見を積極的に取り入れ、ピボットを辞さずにPMFをガンガン行うことが重視されるゲームでは、それに付き合ってくれる組織こそ資産だなと超感じます。
起業というのは非常に選択性が高いので、
色々考えるべきことはありますが
誰となら楽しめそうか?
くらいの小学生でも答えられそうな自問で
最後は軽やかにスタートするのが好みです。
今回もナンダカンダそうでした。
徐々に関わっていただく人の数が増え、
資金調達をさせていただこともあって
自分たちだけの会社ではなくなるわけで、
スタートは軽やかでも一層責任感を持って進めていかねばと感じています。
これからも作っていきたいモノや発信していきたい世界観がたくさんあるので、どうぞ広い心でお付き合いください。