▍不動産業界が抱える課題
「初期費用が思ってた金額よりも高くて驚いた。契約の直前に言われたからもう払うしかないが、本当に払う必要があるお金なのかわからないまま請求されて不信感しかなかった。」
「不動産屋に足を運ぶと、物件の特徴ばかり説明され、どれが良いのか基準もわからず言われるがままに進めて半日は潰れる。何件も内見に行き、疲れた果てに面倒になり投げやりで決めた。」
「ポータルサイトで良い物件を見つけたので複数社に問い合わせをしたら、募集中と言う会社と終了と言う会社がいて、どれが本当の情報かわからなかった。募集中と言う会社の事務所に行くと”募集は終了した”と言われ別の物件を紹介されるも希望の物件は見つからず時間を無駄にした。」
残念ながら、不動産業界ではこういったやりとりが日常茶飯事です。
利益至上主義な会社が多い為、”お客様満足を追求”と謳っておきながら、
・本来は必要ない費用を勝手に上乗せ請求したり、
・自社に入る報酬が高い物件ばかりを順番に紹介したり、
・募集終了した物件なのに募集中(おとり広告)と嘘をついて集客に繋げたり...
こういった営業をする会社が多いので、昔から「信用できない」「ぼられる」「嘘つき」といったネガティブなイメージが染み付いてる業界なのだと思います。
そして、私もこの業界で働く前は不動産業界にネガティブなイメージしか持っていませんでした。
▍ichikariの原点
私が不動産業界で働くきっかけとなったのが、上京したばかりの時に家探しのために不動産屋を巡っていた時の事です。
いわゆる「おとり広告(釣り物件)」に引っかかり、何度も不動産屋に足を運んだものの、良い物件が見つからず家探しに疲れ果てていました。
そんな私を見て兄がお世話になったという不動産屋の人を紹介してくれ、その不動産屋で不動産業界の実情などを色々教わり、衝撃を受けました。
「おとり広告」なんてものが存在していて良いものなのか?勝手に費用を上乗せして請求して良いものなのか?...と。
そして、業界の実態を知った私は、そこに課題感を抱き「この業界を変えたい」という風に思い、そこの不動産屋で「働かせて下さい」と言って不動産業界に飛び込んだのが原点です。
▍真のカスタマーファーストとは
不動産業界は約40兆円もの巨大市場ながら、お客様の利益に繋がらない古い仕組みや業界のしきたりが多いです。
この課題を解決できるような”透明性のあるサービス”でもっとお客様に寄り添った営業がしたいと思い、従来の不動産屋の常識を覆す会社を作る事を決めました。
「オンライン接客がメインの不動産屋」にする事で、さまざまな課題を解決する事ができると思い、物件探し〜内見〜契約まで全てオンライン通話で完結できるサービスにしました。
物件によっては、取り扱っている管理会社や貸主の事務所に足を運んで契約しないといけない場合もありますが、仲介会社に契約業務を任せてる場合は、オンライン通話でIT重説をし、書類関係はPDFか郵送対応。
そうする事で、お客様は何度も不動産屋に足を運ぶ必要がなくなり、時間と手間を削減する事ができます。
実店舗が無いため、店舗集客はできませんが、逆に、従来の店舗集客やポータルサイトでの物件広告による集客はせず、別媒体(紹介やSNSの口コミ等の)で集客する事で、広告宣伝費を大きく削減する事ができると考えました。
オンラインでの接客のため、「おとり広告で釣る」必要もありませんし、固定費や広告費を大きく削減する事で、お客様や社員に還元する事もできるのでwin-winなサービスでみんながハッピーに。
そして、ichikariの一番の強みである、「フェアなアドバイス」を仕組化する為に、自社の報酬(手数料)を一律化し、「貸主様」or「借主様」から受取る手数料の合計を”1ヶ月分しか受取らない”システムにしました。
そうする事で、どの物件に対しても受取る報酬が一律になるので、特定の物件だけデメリットを言わない等の偏りのあるアドバイスや無駄なかけ引きが必要なくなり、お客様はどの営業マンからでもフェアな物件紹介を受ける事ができます。
営業マンは公平な立場で、物件のメリット・デメリットをお伝えできるので、お客様はしっかり理解した上で選べ、「住んだ後にデメリットを知り後悔する」という事も減り、お客様と物件とのミスマッチを無くす事もできます。
▍AIには代替できない価値
ichikariの商品は「物件」ではなく「提案」です。
これからの時代は「モノ」よりも「体験」の方が価値が高くなっていくと思っています。
昔と違い、条件にあった物件をただ見つけるだけならAIに代替できます。そんな時代だからこそ、人にしかできない「深いコミュニケーション」と「提案」に価値があると私は思っています。
ただの”物件紹介屋”ではなく、お客様に寄り添い理想を叶える為の”提案”をし、お部屋探しの不安や不信を満足に変えていきます。
そして、不動産業界に蔓延する利益至上主義ではなく、お客様の利益を第一とする『真のカスタマーファースト』を追求し続けます。
株式会社MIRANOBE
代表取締役社長 中野由妃絵