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早崎伊知郎の想い~デジタル変革を目指して

私たちのプロジェクトのミッションと、企業のストーリー

日本のデジタル化を一気に進めるためには、デジタルを理解する人の裾野を広げる。

企業創業ストーリー

■ 1996年 世界初「鈴鹿八耐」ネット中継

私(代表 早崎)とインターネットの係わりは、1995年12月京都初のプロバイダ(京都inet)が開設されたことに始まる。開設とほぼ同時に導入した。仕事上では、京都のとあるディスカウント酒屋で新規事業プロジェクトから始まった。そこには後に世界で初めてメルマガというフォーマットの会社を作った若いぶっ飛んだ奴もいて、彼が「どこでもドア」というWEBページを1ページ作っただけで、大々的にニュースになった時代である。その新規事業プロジェクトで世界初の鈴鹿八時間耐久レースをインターネット中継を行った。まだカメラの記録媒体がフロッピーディスクの時代である。その際私は大阪チームのディレクターとして参加。さほど視聴数は稼げなかったが、競合バイクメーカーのスタッフ達は、かじりついて見ていたようで、かなり悔しがっていた。これが、インターネットを利用した具体的な仕事のはじまりとなる。

■ 1999年 ネットマーケティング会社の起業

新たに起業したいと考えていた折、あるクライアント先で、2人の若者に出会った。彼らは、仕事が早くて翌日には凄い提案書を持ってくる。京都にも凄い奴がいたものだ。こんな奴がゴロゴロしていたら、その会社は凄いだろうな。と肌で感じた。

当時、彼ら2人とその後輩2人で、デザイン会社でマーケティング部門を立ち上げていた。

私のダイレクトマーケティングのノウハウの話をすると、直ぐに意気投合。それからは、毎日、ビジョンミーティングを繰り返し、ネット社会について意見を戦わせた。

直ぐに、後輩を含め4人で起業。1人は女の子だったので、知り合いの会社の新規事業部門を紹介・就職。のちに彼女は某鎌倉のおもしろweb開発起業の創業メンバーの一人と結婚することになる。

私たちは、京都と表参道の2拠点でネットマーケティングサービスを行うが、当時はバナー広告全盛で、マーケティングのノウハウを活かせなかった。そこで、テキストマイニングという技術を活用しネット上の個人が書き込んだ文章を全文検索して、どのようなものが流行っているか等を分析するサービスを始めるため、マーケティングの日本の中枢に乗り込んで説明した。大企業もいくつも回った。

ところが、全く理解されない。

「 ネット上に個人が書き込んだテキストを分析する??? 」という感じだったのだ。

日本のマーケティングの中枢なのに・・・。

紹介してくれた方からは、「webページをワンストップで作成するサービスなら、直ぐに2億円投資するよ」と言われた。「テキストマイニングによるネットマーケティングは、需要が無いし、日本では誰も知らないよ」という評価だ。

何しろ、ソーシャルメディアどころか、blogすら存在していなかったので、その必要性が理解されなかった。

■ ネット弱者を救え

窮地に立たされた我々であるが、当時ネットの世界は30代男性が中心で、シニアはおろか20代前半の女性ですら行う人が少なかった。しかし、ネット社会は必ず来るという信念のもと、ネット弱者いわゆるデジタルディバイドを生み出さないための事業を行なうことを決めた。それがパソコン教室である。当時は画期的であった映像を使った個別指導方式の教室である。その際、投資は受けずに自分たちだけでサービスを立ち上げることに決め、当初はフランチャイズ方式で一気に広げようと考え展開した。

10年ほど売り上げは倍々ゲームで伸びていき、10年で10億を突破20年で30億企業になった。

ところが、フランチャイズは質が低いという課題が問題に、私たちは売上を追及より、ネット・デジタル弱者を救うことが事業ミッションである。そこで、質の高いサービスを目指して、直営化の推進を進めたのである。

■ 新たな課題への挑戦

私たちの教材は、パソコン教室の中でも少し特殊であった。基本的には自社開発で、競合他社より非常に解り易い教材なんだそうだ。そのため、他のパソコン教室で挫折した生徒も沢山訪れるものになった。また、Webマーケを積極的に導入したことで、私たちは競合を寄せ付けず、マイクロソフトの資格市場に置いて、日本No1の座を維持している。

また、私たちのミッションであるデジタルディバイドの解消は、随分改善した。しかし、日本はデジタル化が他国に対して著しく遅れ、デジタル化のニーズと社会の意識のギャップが激しい。特に、中小企業や社会人の多くは、殆ど対応できていないと言っても過言でない。

そこで、今回、私たちは、社会人のデジタル対応人材の育成を行おうと考えている。
例えば、初級のプログラマであれば、3000時間学習すればなれると言われている。中堅どころなら1万時間である。これでは、30代40代、せいぜいExcel程度しか触ったことのない人が学び直すとは思えない。また、今後は中堅どころのプログラマの需要は無くなっていく。

もちろん、政府が推進するAIエンジニアやデータサイエンティストなんて、彼らにとっては、遠すぎて最初から頭にない。中小企業でもそうだ。AIエンジニアやデータサイエンティストが日本の殆どを占める中小企業で必要とされる職業だろうか?
そんなことより、SNSのマーケティングは、まだまだ殆どの中小企業で活用されていないし、業務は未だに紙で手作業が中心の起業が殆ど。
まずは、オフィス業務の自働化やネット・SNSを活用した営業・販促方法の普及が先と言える。

■ デジタルスキルの習得を3000時間から100時間に短縮する!

プログラマになるには3000時間の学習が必要と言われている。ところが、これからはクラウドサービス(SaaS)やプログラムを殆ど必要としないローコード・ノーコードを活用することで、3000時間必要だった学習を、100時間にすること現実的に見えて来ている。

これは画期的なことである。誰でもがたった100時間学習すれば、デジタル人材になれるのだ。
ただし、学習システム全体を超高効率なものにする必要がある。学習理論はある。

後は、開発をするだけである。

■ 将来の可能性

<150年変わらない学習方法>

想像してみて欲しい。
明治の時代から、150年も進化しない技術があったら、皆さんはどう思うだろうか?
あり得ないよね。ところが、学習の世界は殆ど進化しているとはいえないのでは。
教室で一斉に先生の講義を聞く。小難しくて解りづらい本を読んで覚える。

現在でも余り変わっていない。

今や対話型AIで、プログラムも企画書も半自動で作れる時代にである!
人間の認知パターンは実は様々。人によってどのようにして理解・学習するのかは違うのである。
また、現在の教材は学習について素人と言える人が作成している。
だから、知っている人には解るけど、知らない人には、なかなか解らないものになっているというのが実感である。

「この遅れた学習方法を変えたい」もし、今までより圧倒的に解り易くて、学習時間が短くすむ教材があれば・・・。
ムダな知識ではなく、今、社会に出て必要な知識を集中的に学べたら。
古い知識しか持っていない多くの社会人が、デジタル社会に対応しやすくなると思わない?

この学習システムの開発には、若い柔軟な頭脳が必要となる。ぜひ、私たちに力を貸して欲しい。

株式会社イー・トラックス 経営企画室では一緒に働く仲間を募集している。

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