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いしはる、bitFlyer プロフェッショナルを探ってみた。#3 | テクノロジー本部システム開発部マネージャー 松本 洸

こんにちは、いしはるです。

社員インタビューシリーズ 3 回目は、テクノロジー本部システム開発部 QA マネージャー 松本 洸(まつもと こう)さんを直撃!!

松本さんは QA マネージャーであるほか、日本では珍しい Software Engineer in Test ( SET ) という職種の立ち上げにも携わっています。QA エンジニアと SET はいずれもソフトウェアの品質保証に関わる職種ですが、そのアプローチや専門性、日々の業務内容にいくつか明確な違いがあるとのことで松本さんに詳しく聞いてみました。


ー 自己紹介をお願いします。

QA マネージャーおよび Software Engineer in Test( SET )という役割で仕事をしている松本です。2014 年にエンジニアとして仕事を始めて Web システムの開発を続けてきました。2017 年にビットコインの技術に惹かれたことをきっかけに暗号資産業界で働き始めました。


ー QA エンジニアと SET の役割の違いについて教えてください。

QA エンジニアは、製品や機能が要求仕様を満たしているか、品質が確保されているかを総合的に評価することが役割です。テスト戦略策定、テストケース作成、手動でのテスト実行、テスト結果レポーティングを中心とした「品質評価プロセス」の設計・運用が主な業務です。品質評価の観点からのテストプロセス設計・実行・管理に比重を置いています。

SET は、「テストの自動化」や「テスト環境・テストツールの開発」を中心としたエンジニアリング的アプローチで品質保証を行います。テストフレームワークや CI/CD パイプラインとの統合、コードレベルのテスト(ユニットテスト、統合テスト)の自動化、テストスクリプト・ライブラリの実装など、開発的スキルを活用し、品質向上のための仕組み作りに注力します。ソフトウェアエンジニアとしてのバックグラウンド(プログラミング、設計、デバッグスキル)を生かし、品質改善の基盤を技術的側面から支える役割を担います。エンジニアリングスキルを用いてテスト自動化やツール開発、テスト環境整備など、品質保証プロセス自体を効率化・高度化することに焦点を当てています。



ー 現在の仕事内容を教えてください。

もともと SET の役割で入社しましたが、SET は QA チームの一部なので QA マネージャーとしての役割も担い、 QA 業務と SET 業務の 2 つを見ています。SET についてはまだチームをほぼ立ち上げられていないので業務負荷としては QA 業務の方が圧倒的に多い状態です。SET 業務についてお話すると、今は E2E テストの自動化を進めています。QA チームで手動で作ったテストを SET で自動化して、より効率化するアプローチをとっています。


ー ビットフライヤー入社までの経緯を教えてください。

前職、前々職と暗号資産業界で仕事をしていたこともあり、暗号資産業界でのキャリアをさらに磨きたいという思いで仕事を探していました。SET という職種に興味があったことと、Wantedly 経由でいただいたスカウトメールに返信したら積極的に誘っていただいたので、それが決め手になりました。

ー マネージャー業は主に何をしていますか?

マネージャーのミッションとして、会社としてより多くのプロジェクトを達成するためにチームのリソース調整を求められていると思っています。そのため、チームとして期日を守って品質の高い業務ができるように裏で動いていたり、チーム全体の業務プロセスの改善を進めています。あとは実務全般をみています。

(大変ですか?)

残業時間が多くなる月もあり忙しい会社だと思いますが、やりがいを感じる忙しさです。私は QA チームしかみていませんが、例えばシステム開発部部長の柴田さんはシステム開発部全体をみているので自分よりさらに 1 個上の範囲を見ていますし、さらにその上のテクノロジー本部の副本部長の林さんや松岡さん、本部長の萬藤さんはテクノロジー本部全体をみているので、そうした上司の方々と比べると私はまだまだだなと思います。

(写真左から松本さん、萬藤さん、柴田さん、林さん)


ー 松本さんは何に一番時間を費やしていますか?

マネージャーなので他のチームと足並みを揃えて動く必要が多くあり、外部の状況を踏まえてコミュニケーションをとった上で調整する役が多いので、ミーティングに時間を費やすことが多いです。あとは QA としてテストをしていますが、今は人数がそんなに多くなく体制を立て直している最中なのでそこにリソースを使っています。また、もともと開発を長くやっていたので、開発の知識や前々職からクリプトの業界にいた経験を活かしてチーム全体のテストの品質を底上げする動きをしたいと思っていて、実務面でも結構時間を使っています。


ー 体制を立て直している最中というのは自動化のためですか?それとも SET の部署を設立するためですか?

2 軸あります。1 つは QA チーム全体の業務フローやその成果物を改善することです。これは QA エンジニアとしての役割における業務品質を上げるための取り組みです。2 つ目は、SET としての役割ですが、これはそもそも立ち上げたばかりで何をやるかまだそれほど明確ではないです。まずはロードマップを作り、進め方そのものを計画しているところです。今は E2E テストの自動化をスコープにしていますが、SET としての役割はもっと広いため、良い方に入社していただければ、もっと色々なことをやりたいと考えています。そうしたプランニングをしながら日々実務をこなしているという状態です。

(業務が次々と発生する印象があります)

この会社に入って感じたのはスピードの速さです。1 週間の間で状況が大きく変化することも珍しくありません。1 週間経つと別の新しいプロジェクトが生まれたり、プロジェクトのプライオリティが変化したりするので、それにチームとしてどのように対応するか、常に工夫しながら体制を整えています。


ー 1 日の時間割はどんな感じですか?

9:30  出勤(カレンダーの予定、プロジェクトの状況を見ながらタスク整理)

10:00   チームの朝会

11:00   ミーティング①

11:30   ミーティング②

12:00   ミーティング③

14:30   ミーティング④

15:30   ミーティング⑤

17:00   ミーティング⑥

20:30  退勤

基本的には1 日のうち 4 ~ 5 時間はミーティングで、他のチームを含めてプロジェクト及びテストの進行状況についてコミュニケーションをとっています。ミーティングの空き時間で課題やサポートできるところを聞きながらスポットでサポートしています。


ー デスク上に何冊か本が置いてありますが、いま読んでいる本は何ですか?

「ソフトウェア品質の経済的側面」という本です。ソフトウェア品質の分析手法を書いた本で、おもしろいですし今の仕事の領域なので参考資料として読んでいます。




ー ビットフライヤーに入社してよかったことややりがいは何ですか?

働く人のレベルが高く、成果主義で論理的なコミュニケーションが求められる文化が良いところだと思っています。仕事のレベルは日本のクリプト業界で No.1 だと思っています。こういう環境で仕事ができるのは大きなやりがいだと思っていますし、SET の分野ではこれから新しくチームを構築して自分のやりたいことやゴールに向かってチャレンジできるので、恵まれた環境だと思っています。


ー SET ではどんな人を求めていますか?

SET はまだチームを立ち上げている段階です。今なら自分たちのミッションや目標をつくるところから始められるので、そうした立ち上げを楽しめる人にぜひ来てほしいです。ハードワークになるかもしれませんが、立ち上げを楽しめて、かつ経験とスキルを持つハイレベルな方に来てほしいなと思っています。


ー SET を担うにはどんなスキルや資格が必要ですか?

SET はソフトウェアの開発能力が求められます。テストの専門性のある開発者というポジションなので、QAと開発の両方のスキルセットをもっている人じゃないと厳しいと思います。


ー ビットフライヤーへの入社を志望する方にメッセージをお願いします。

ビットフライヤーは顧客預かり資産 1 兆 2,000 億円超え * の大きな金融機関で、お客様の大切な資産を預かっているという責任と緊張感をもって業務にあたっています。一方で、すごくアグレッシブにベンチャー感を持って仕事をするタイミングもあり、多面的なところが面白いですしチャレンジできる環境があります。そういう環境を楽しめる人はすごくマッチすると思います。コアメンバーはものすごくハイレベルな人が多いので、優秀な人と一緒に働けるのもビットフライヤーの魅力です。

* 2024 年 12 月 6 日時点


取材後記

ビットフライヤーで一緒に働く人たちの印象を聞いたところ、ベースレベルが高い、優秀な方が多いということを繰り返し話していたのが印象的でした。そう話す松本さんもかなり優秀な方だと思う場面が多くありました。非常に冷静で落ち着いていて、マネージャーという役職だからなのか、スケジュールを管理する能力の高さも感じました。

今回は立ち上げ段階の SET チームに来てほしい人材について話してもらいましたが、私も SET はビットフライヤーのさらなる飛躍のために大きな鍵になると感じました。

ぜひ松本さんと一緒に SET チームの立ち上げを担うハイスキルなリーダー格の方に来ていただきたいです。ご応募を心よりお待ちしております。


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