国内最大級の暗号資産取引所を運営するのが私たちbitFlyer(ビットフライヤー)。「ブロックチェーンで世界を簡単に。」をミッションに掲げ 2014 年に設立しました。アメリカ、ヨーロッパなどグローバルに事業を展開しており、世界中にユーザーがいます。
事業が急拡大する中、今、特に力を入れているのがエンジニア採用です。エンジニア組織の規模を倍に拡大すべく、金融業界に興味を持つエンジニアを幅広く募集しています。「金融業界で働きたいけど堅苦しいのは苦手」と言って入社してきたエンジニアは少なくありません。
今回話を聞いたAndroidチームのリーダー堀井保徳(写真左)と、バックエンドチームの桂亮平(写真右)もそうです。そんな二人が、数あるFinTech企業からbitFlyerを選んだのはなぜなのか、どんなやりがいを感じているのか聞きました。
「堅苦しい雰囲気は苦手」金融業界志望の2人がbitFlyerを選んだわけ
―入社した経緯を聞かせてください。
堀井: Androidエンジニアのイベントに参加した際に「うちでインターンをしないか」と誘われたのがきっかけです。もともと金融業界への興味はあったものの、銀行や証券会社のようなかっちりした雰囲気に抵抗があり、FinTech業界を志望していました。
当時はビットコインバブルが起きていたこともあり、暗号資産業界には特に興味を惹かれていたんです。
イベントで誘われたあと、すぐにインターンとして働き始めて、途中で正社員になりました。
桂:前職は、楽天でエンジニアとして働いていました。さまざまな開発に関わるうちに「もっとC#を極めたい」という気持ちが強まっていって。特にセキュリティ領域の技術を磨きたいと思い、金融業界への転職を考えはじめました。が、堀井さんと同じく堅苦しい雰囲気で働くのは嫌で、FinTech業界を見ていました。
中でもbitFlyerは、創業から数年しか経っていなかったこともあり、スタートアップらしさがまだ残っていて、みんなで作り上げていく雰囲気に惹かれました。「ここでなら自分でも何かを作れそう」と感じ、ジョインすることを決めたのです。在宅勤務に関する柔軟性も決め手のひとつでした。
金融業界ならではの「正確で確実な開発」。bitFlyerで働く面白さ
―エンジニアとして金融業界で働く面白さについて教えてください。
堀井:他のサービスと比べても、「確実性」「正確性」が強く求められるところだと思います。
他業界の開発案件では稀にある「とりあえずリリースして、改善していこう」という方法が通用しないんです。ちょっとしたミスがユーザーさんの損失に繋がるため、最初から確実に開発していかなければなりません。
スピード感は劣るかもしれませんが、しっかりと確実にものづくりをしたい方は面白みを感じると思います。
―正確にサービスを作っていくとなると、あまり開発の自由度はないのでしょうか?
堀井:たしかに、私達の開発は「ウォーターフォール」進行で、細かくマイルストーンも設定されています。しかし、要件定義や基本設計の部分からエンジニアが積極的に関わることができるため、そういう意味での自由度は高いです。
Androidチームの話になりますが、私もチームメンバーに仕事を依頼する時は、基本的には背景とゴールだけ伝えるようにして細かいやり方には口を出しません。メンバーが困った時はもちろんサポートしますが、それ以外はメンバーの裁量に任せています。個々の責任は大きくなりますが、主体性を持って働くエンジニアが集まることで、チームとしてのバリューを最大化できると考えています。
同じ部署で働くメンバーのひとりは、前職ではエンジニアの地位が低く、ひたすら営業から言われたままに開発をするといった環境がしんどかったようで。bitFlyerのように“エンジニアが自ら考えて動ける環境”を楽しんでもらっています。
桂:“主体的に開発を行える”のは、バックエンドチームでも同じですね。
例えば、今私が担当しているのは、入社半年ほどで自分から提案した「顧客管理ツール」の開発なんです。会社として顧客管理に課題を感じていると聞き、部長や役員の方に相談しながらプロジェクトを立ち上げました。
入社歴が浅くても自分から提案がしやすく、良い案なら聞き入れてくれる環境はありがたいなと思います。
日々の仕事が成長につながる「インプット環境」
――それぞれのチームで、働く環境について魅力に感じられていることはありますか?
堀井:Androidチームでは、毎週金曜日を「インプットデー」と題し、契約している技術顧問と、新しい技術やトレンドについて話す機会を設けています。業務時間内に、定期的にインプットする機会を設定し、運用できるのはうれしいですね。
桂:バックエンドチームは、社内に各領域のスペシャリストが在籍しているのが最大の魅力かと思います。普通の会社だったら技術顧問として契約するような、業界でも高名な方が何名かいて。そんな方達と一緒に働けるのはプレッシャーになるのと同時に、他ではできない貴重な経験だと思っています。
何度か同じプロジェクトになったことがあるのですが、みなさん楽しみながら新しい技術をどんどん取り入れていくんですよね。私も経験者として多少の自信を持っていたのですが、入社直後に業界の著名人に直接指導を受けたときは、ついていくだけで精一杯という感じで。大変でしたが、とても勉強になり、刺激も受けました。
―日々の仕事に「成長できる機会」が多くあるんですね。
桂:そうですね。フロントエンドとバックエンドが明確に分かれているのも、成長しやすい要因だと思います。前職ではバックエンドエンジニアでありながら、フロントエンドも見ていたので、どうしても習得範囲がまばらに、浅くなってしまって。
加えて、前職にはインフラの専門部署があったため、自分たちでサーバーを触る機会はありませんでした。しかし、bitFlyerでは「Infrastructure as Code」を取り入れて、バックエンドエンジニア自らサーバーを立ち上げられるんです。そういう新しい手法を積極的に取り入れてくれる点もうれしいですね。
自ら提案し開発する。自発的に動けるエンジニアを募集
―どんなエンジニアに興味を持ってもらいたいですか。
堀井:自分から提案する姿勢やスキルが求められます。言われた仕事をするだけの受け身の姿勢では、入社しても活躍するのは厳しいかもしれません。逆に言えば、今の職場でエンジニアとしての意見を言えずに不満がある方は、ぜひ話を聞きに来てみてください。
あとは英語を使って仕事をしたい方にもおすすめです。既に英語が使える方はもちろんですが、会社には英会話の習得を支援する制度があるので、これから英語を頑張りたい方にもチャンスがあります。
桂:誤解されやすいのですが、暗号資産に関する開発経験は特に必要ありません。そもそも暗号資産に関わる開発経験を持っている方自体、国内には多くないと思います。
ブロックチェーンも含めた、金融業界の開発に幅広く携われるのがbitFlyerの魅力です。金融業界に興味がありながら、その中で成長できる環境や、よりエンジニアが働きやすい環境を求めている方に興味を持ってもらえるとうれしいですね。