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【人事分野を語りつくす#03】現場の行動変容を促す研修のあり方とは?

【組織人材開発コンサルタント:杉田】が語る、プレジャーサポートのサービスの基本的な考え方。
今回は、私たちの提供する「研修」の目指すところについて、語りつくしてもらいました。

なぜ研修は必要なのか?

いわゆる「研修」というと、講師が一方的に知識を話して受講者はそれをインプットする場。というイメージを持つ方も少なくないと思います。ただ知識を学ぶことで行動を変容できる人は決して多くはありません。一方幹部層の方には、研修を受けることによって日々の行動を変えて欲しいというニーズがあります。

その乖離は現場の研修に対するマイナスイメージ(時間ばかりとられる、退屈、意味がない)を生んでしまいかねません。その状態では幹部層、現場、研修を主催している会社の誰にとって理想とはいえません。

ですから、プレジャーサポートでは、研修を人材育成のための1つの手段と捉えています。

人が成長する要因は「7割」が現場の経験、「2割」が他者からの助言やアドバイス、「1割」が研修や本からの学びといわれています。そんな中で研修、外部での学びを大切だと主張しているのは、そこでしかできないことがあるからです。

自分の職場、今の環境だけで考えていると新しいアイデアが出てきにくかったり、今までのやり方=正解になってしまったりする。1割の外部研修はそれを打破し、現場の経験の質を向上させるためには欠かせないものとなります。

プレジャーサポートのMission(使命)は「分かると分かり合えるのお手伝い」です。研修では主に幹部層と現場の、マネージャーとメンバーのかすがいになっています。


研修だけで、成長できないのは事実だからこそ

実際に求められていることは1人ひとりの行動のアップデートです。そこから逆算すると必要な機会は知識をインプットする時間だけでなく、「ものの見方が変わる機会」を提供することだと考えられます。

ものの見方が変わるとは:物事を別の側面からとらえること。今まで良くないと捉えていたものの良い側面に注目したり、別のフレームワーク(眼鏡)に当てはめてみたりすることで、今までとは違った考え方に気づくことができる。

この「気づき」がとても重要です。人間は言われたことに納得がいっていなくても行動することができてしまいます。ただそれでは「本質的に学習した」とはいえず、成果が出るまでに時間がかかったり些細な部分でのエラーが発生したりするのです。

だからこそ、「気づき」をベースにすることで、納得感を生み出し、それをもとに行動してもらう。
すると、モチベーションも湧き、本質的な経験をすることができると考えています。

私たちが提供する「研修」では

私たちは、ものの見方が変わるための機会として、「過去の経験を掘り起こして解釈の捉え直し」を促したり、「AorBではないCの模索」を促したりしています。

具体的には

若手向け研修の中では、社会全体におけるキャリア観や様々な選択肢を提示することで、自分の今と向きあうきっかけをつくっている。
マネジメント研修の中では、「あるべきマネジメント論」だけでなく、自分の過去の上手くいった・いかなかった経験に照らし合わせて、共通点やアップデートポイントを探ることを盛り込んでいる。
別の管理職向け研修では、今まで自分が成長してきた道のりを認識することを大切にしている。ハイパフォーマーとして活躍してきたからこそ、自分が当たり前の水準になってしまっていてメンバーとの軋轢を生んでしまっている管理職は少なくない。名選手が必ずしも名監督・名コーチになれるわけではないのと同じで、まずは自分が登ってきた山を認識してそれが当たり前ではないことを前提に据えるコンテンツを組み込んでいる。


人材育成の手法としてよく取り上げられる研修ですが、大事なのはそのコンテンツの革新性や中身のボリュームではなく、「研修そのものをどのような機会として捉えているか?」です。
カジュアル面談では、プレジャーサポートのコンテンツについてより具体的にご紹介しています。
少しでも「おもしろそうだな」と思われた方は、ぜひ一度カジュアル面談にお越しください!

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