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PR起点の統合コミュニケーションで生活者の習慣を変える、PRプロデューサーの仕掛力

突き抜けたPRがマーケティングの全体像を変え、世の中を変える

-これまでのキャリアの中で、どのような仕事に取り組まれてきたのか教えてください。

入社1週間後にはさっそく担当クライアントへのご挨拶に伺い、その日のうちに1人で新聞社の取材立ち合いを仕切ることになりました。(最近は、1ヶ月間新人研修がありますので、ご安心ください。)

2年目には、セールスからプランニング、キャスティング、メディアプロモート、イベントのディレクション、プロジェクト全体の統括まで全てを一気通貫で担当させてもらえました。

5年目で5名程度のチームのマネージャー、7年目で1つの事業部を部長として任せてもらえるようになりました。

新卒で入社してから10年以上一貫してPRに関わり続けているので、担当したクライアント、プロジェクトの幅は広いと思います。

大手飲料メーカーや製薬会社、ファッションブランド、外資系消費財メーカー、グローバルカフェブランド、ITベンチャーが手掛ける様々な新サービス、大手スポーツフィットネスジムやエステサロン、都内の有名商業施設やアート/展示会イベント、外資系エンターテイメント会社、リノベーション会社の新プロジェクト、航空会社(LCC)、証券会社など、すぐ思いつくだけでもこんなにあります。

とある大手飲料メーカーのPRでは、野菜飲料の市場縮小傾向の中で、生活者に朝から野菜を食べるきっかけを提供するための「朝ベジ」プロジェクトを実施しました。「朝ベジ」に関する情報を多数のテレビ番組やWEBニュース、インフルエンサーから発信しつつ、同時にテレビCMによるメッセージ訴求を連動させることで、「朝ベジ」を世の中のトレンドに位置付けさせる取り組みです。私自身はPR全体の統括として本プロジェクトを推進していきました。

この「朝ベジ」プロジェクトは様々なメディアからの情報発信を促し、生活者の態度変容・行動変容というPRの本質的な成果に結びついたのですが、影響力はこれだけに留まりませんでした。私たちが仕掛けたPRコミュニケーションが起点となり、広告代理店によるテレビCM制作が決定。クライアント社内でも「朝ベジ」に関連性の高い企業とのコラボレーション企画が次々と企画されるなど、PRを起点とした統合マーケティングコミュニケーションのキッカケをクライアントの経営層に提供でき、私たちのプレゼンス(存在価値)が大きく向上するような強い影響力を実感できました。

もう一つ、「好きを仕事に」を実現できた話をぜひ紹介させてください。

私は世界的に有名な某SF作品の大ファンなのですが、原作者・配給会社から「作品展」のPRを依頼された時は異常なくらいテンションが上がりました。新3部作シリーズの一大プロモーションが展開される中で、リアルタッチポイントである「作品展」を起点としたメディア報道は重要な仕掛けの一つとして位置付けられていました。無事、大きな成果を生み出すことができ、業界の大きなうねりやファンの熱狂を部分的にでもつくり出せたことは最高の体験でした。



まずは全力で「クライアントの成長と成功」を目指す

-ベクトルという会社、PRという仕事に向いているのはどんな人だと思いますか。「こんな人と一緒に働きたい!」などあれば教えてください。

世の中の潮流・トレンドに敏感な人に向いている会社・仕事だと思います。それから、普段から多くのメディアに接触している人や、特定の業界・分野に精通している人ですね。

また、社風という意味では、素直で元気良くはたらける人が合っていると思います。

私自身は2つの大切にしている考え方があります。

1つ目は、「クライアントファースト」。

自らの成長はクライアントの成長あってこそ。何よりも優先して、相手(=クライアント)にとって何がベストなのか考え行動することが大事です。自分自身のベクトルがクライアントの成長と成功に向いていれば、自ずとチームワークは生まれます。

2つ目は、「好きを仕事に」。

自らのモチベーションが高まる仕事を、積極的に取りに行くこと、行かせることです。

私の部署のメンバーには、「やりたい仕事:やらなければならない仕事:成長できる仕事」のバランスを、「1:1:1」で任せるようにしています。そのために仕事の効率化を図り、一人ひとりのモチベーションを阻害する業務は削減したり、適任者に割り振る等工夫しています。


もっと、プロフェッショナルな集団へ

-これからのベクトルと自分自身について、提言や目標等聞かせてください。

変化が速くその幅も大きい業界ですが、PRを軸としてブレることなく、コミュニケーション領域全般を担える、さらに任せてもらえる会社にしていかなければと思っています。そして、今後はさらにPRを軸としたコンテンツや事業を自ら創り出し、それらが広く世の中に認められるような力をつけていきたいと思います。


【プロフィール】 浜木駿介 2007年新卒入社

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