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なにをやっているのか

私たち株式会社HANOWAは、医療の中でも歯科にターゲットを絞り、その中でも歯科医療従事者に向けたシェアリングエコノミーを中心に事業を展開しています。 歯科医院の院長は、地域の歯科医療従事者とスマートフォンで簡単に繋がり、 歯科医療従事者は、自分のスキマ時間に合わせて複数の歯科医院で自由に働けるようになります。 ■歯科医療従事者のシェアリングプラットフォーム「HANOWA」 好きな時間に好きな場所で働けるようになり、歯科医療従事者にとって柔軟な働き方が実現します。様々な歯科医院で働くことで最新の歯科医療に対応するなど、歯科医療従事者としてのスキルアップや実績づくりにも活用いただけます。 歯科医院からは、歯科医療従事者が掲載する自己PRや希望する時給を参考にすることで、ミスマッチを減らしたうえで多くの人材にアプローチできるようになります。 勤務後に寄せられるフィードバックを基に改善を行うなど、より良い治療や医院経営に役立てることも可能です。 ■情報と信用の蓄積による職場選び・人材選び HANOWAではお仕事が完了すると、歯科医療従事者と院長先生との間でレビューを交換します。私たちはこれを「アリガトウ」と呼んでいます。パートナー歯科医療従事者からのポジティブな「アリガトウ」が蓄積されれば、地域の歯科医療従事者から職場としての評価が高まる仕組みです。 こうした相互評価による「評価信用経済」は職場選び・人材選びの大きな軸になると考えます。 ■実績と成長性 新型コロナウィルスの影響を受けつつも、広告費に頼らずサービスの磨き込みを続け、ワーカーは自然増を記録。 令和3年度は約6.8倍の事業成長ができ、 本年度も同様以上の成長で推移しています。 ■今後の展望 2021年4月末までに資金調達を完了。今後は歯科医院の人事労務など経営面のサポートを視野に入れています。ゆくゆくは介護業界にもシェアリングエコノミーのモデルを横展開していく想定です。

なぜやるのか

■「自分の人生」を生きる勇気を届ける HANOWAがつくりたいのは「歯科医療業界の女性たちが自身の可能性に制限をかけることなく、自己実現を果たしながら健康寿命の延伸をかなえる社会」です。 歯科医療従事者として働いていても、子育てや家事・介護でキャリアの見通しを立てられない女性が多くいます。国家資格まで取得しても、「子どもがいるから」という理由で働き方を制限されているのが現状です。 世の中が変わっても、フルタイムで働ける人材を求め続ける業界に働く母親が合わせなければならず、女性が自分の人生をイキイキと生きていくことは困難です。 こうした子育て期間にテクノロジーやインフラを整備することができれば、世の母親たちがイキイキと自分の人生を生きることができるのではないでしょうか。 働く女性の不自由さを解決することで、イキイキとした姿を見た子どもたちが「自分の人生を生きる勇気」を受け取る、そんな社会をつくりたいと思っています。 ■代表新井の起業に至る経緯 マーケティングコンサルタントとして働きながら、歯科医院のWebマーケティングを手がけたことが歯科医療業界との出会いのきっかけになりました。院長先生から課題を伺う中で、売上を立てることと医院を経営していくことは全く異なる業務であることに気が付きます。 医療業界で働く方には女性が多いのですが、出産や介護などで勤務を継続できない問題が往々にして起こります。歯科医院は大規模組織でない分勤務調整がしづらく、医院側が子育て世代のスタッフの採用を控えてしまうことも少なくありません。 これでは働きたいのに働けない方が出てきてしまいます。国家資格である歯科衛生士28万人の内、就業しているのは半数の13万人(公益社団法人日本歯科衛生士会「就業場所別にみた就業歯科衛生士 ※平成30年末現在」https://www.jdha.or.jp/aboutdh/shugyo.html)とも言われています。 一方で、多くの患者を抱え、チェアも余っているのに歯科衛生士を採用できない歯科医院が多くいることを知り、パラレルワークで歯科衛生士と歯科医院とのマッチングを行う仕組みをつくろうとHANOWAを立ち上げます。

どうやっているのか

■事業の特徴 医療従事者のシェアリングエコノミーで、歯科という領域に参入している会社はそう多くありません。 ビジネスモデルから見ても紹介フィーありきの人材紹介とは異なります。弊社が用いるスキームは歯科医療従事者の初回勤務終了時に登録料が発生するため、歯科医院にとって導入のハードルを下げることができます。シェアリングという仕組みから歯科医療従事者と歯科医院・医師との相性を確認できるメリットもあります。 導入のしやすさからクリニックの登録数も増加。プラットフォーム上のマッチングがスムーズになってきています。 ■協調性をもちながら業務を進めています ボードメンバーと業務委託スタッフを合わせた総勢15名ほどで事業を展開。リファーラルで参画したメンバーもおり、建設的な議論ができる高い協調性をもったメンバーが集まっています。 まだまだコンパクトな組織なので、カルチャーは構築中です。新しいメンバーにもどんどん提案してほしいと思っています。