なにをやっているのか
ソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機「スマートコンポスト」
札幌市内で開催された「2023さっぽろオータムフェスト」の会場内にスマートコンポストを設置し、従来のコンポストでは難しかった会場内完結で生ごみを処理しました。
▼事業内容
・生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究
・コムハムを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築、生ごみ処理技術の販売
▼どんな技術なの?
■微生物群「コムハム」
・当社が独自で開発した生ごみを高速分解する能力を持つ微生物群
・生ごみを最短1日で最大98%まで分解するため、通常、数週間かけて複数回発酵させる堆肥化を高速 で処理できることがメリット
・自社ラボ(札幌市)を拠点に、微生物学、分子生物学等の技術を用いて、コンポストの作用機序に関する研究を進めています
■スマートコンポスト
・AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機
・生ごみの高速処理が得意な微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整えています
・管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得可能で、エラー発生時はアラートがあがるため、最低限のメンテナンスで運用ができます
▼komhamのこれから
2022年5月に「スマートコンポスト」のプロトタイプを発表して以降、北海道から沖縄まで全国での実証実験を実施し、ようやく量産品を提供できる準備が整いました。
2023年11月からスマートコンポストの受注を開始しております。2024年には限定100台を販売する予定です。
その先はさらに販売台数を増やしていき、当社の生ごみ処理技術を広めていきたいと考えています。
なぜやるのか
スマートコンポストの仕組み
【人と地球にやさしい、新しいごみ処理スタンダードを創造する】
生ごみ処理にかかる温室効果ガス排出量を実質0で運用できることがスマートコンポストとコムハムを活用することで得られる最大のメリットです
どうやっているのか
営業所(東京都)
ラボ(札幌市)
▼生ごみ処理技術を社会に広める
・お客様は自治体や大手企業が中心です。
・現在の事業はいわば「微生物のサブスク」です。微生物は少しずつ減っていくため、定期的に補充する必要があります。
・商品を販売して終わりではなく、半永久的にコムハムの販売は続いていきます。
▼ 組織について
本社とラボは札幌市、営業所は東京都(代官山)にあります。
研究員は札幌市のラボで研究を行い、研究員以外は基本、代官山の営業所に出勤している状態です。
フレックス制度の導入もしております。
現在のメンバーは代表のほか、CTO、メンバー3人、研究員1人の計6人です。