自己愛性パーソナリティ障害とは何か？「モラハラ」になりやすい人を理解しよう

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、精神疾患の一種ということで自己愛性パーソナリティ障害が注目を集めていますが、

本記事では、そんな自己愛性パーソナリティ障害についてご紹介していきます。自己愛性パーソナル障害の特徴は？

自己愛性パーソナリティ障害の特徴は、自己愛が強い一方で、他者に対しては軽視するということです。自分自身のことは過大評価して賞賛されることを強く希み、他者のことは過小評価する傾向があります。

自己愛性パーソナリティ障害の有名人は？

自己愛性パーソナリティ障害の有名人として以下が挙げられます。

・三島由紀夫

・ヘルベルト・フォン・カラヤン

上記2名は強烈なナルシシズム、選民意識の特徴を有しています。三島由紀夫は妥協を許さない完璧主義や周囲を拒絶する過敏性を持つ一方で、肉体の鍛錬に没頭していました。最終的には自らの肉体が衰える前に美を保ったまま自決するという結末に至りました。

ヘルベルト・フォン・カラヤンは世界最高の指揮者と言われる人物です。しかしその一方で人格には癖があり、メディアに掲載される写真はすべて自分がチェックしてOKを出したもののみといったナルシシズムを発揮していました。また自分に従わない者や反対意見を言う者には徹底的に攻撃していました。

いずれも自己愛性パーソナリティ障害の典型例と考えられます。

自己愛性パーソナリティ障害の母親の特徴は？

自己愛性パーソナリティ障害の母親は、自分を守るために子どもを否定する、子どもよりも自分を優先する、子どもの意見をまったく聞かない、といった特徴を持ちます。いわゆる毒親に該当するケースも多いでしょう。

自己愛性パーソナリティ障害の口癖は？

自己愛性パーソナリティ障害の口癖は人によって異なります。ただしニュアンスとしては類似する傾向があるでしょう。自分は特別、自分は完璧、友人に有名人がいる、自分は過去にすごい実績がある、といった意味合いの発言をする傾向があります。そしてこれらは事実ではなく嘘の場合も多いです。

自己愛性パーソナリティ障害の見分け方は？

自己愛性パーソナリティ障害の見分け方は、単純に言動が症状に当てはまるかどうかです。根拠のない自慢や他人を見下すような発言が多い人は、自己愛性パーソナリティ障害の可能性が高いでしょう。

自己愛性パーソナリティ障害は治るのか？

自己愛性パーソナリティ障害の治療は難しいとされています。しかし、治療によってある程度改善されるケースもあります。他者への共感を学ぶためのカウンセリングや薬物療法が用いられるのが一般的です。

自己愛性パーソナリティ障害 なぜ起こる？

自己愛性パーソナリティ障害の原因には、遺伝的要因と環境要因が考えられます。環境要因としては、養育者が否定的であったり、逆に甘やかしすぎていると障害が発生する可能性が高まるでしょう。

ただし同じ環境だと誰でも自己愛性パーソナリティ障害を発症するわけではなく、遺伝的にもともと自己愛性パーソナリティ傾向の強い人に環境が組み合わさると発症するということです。

自己愛性パーソナリティ障害はモラハラにつながりますか？

自己愛性パーソナリティ障害は自尊心が高く、承認されることを強く求めます。これらの特徴がモラハラにつながるケースが多いです。

自己愛性パーソナリティ障害の人は何人に1人ですか？

自己愛性パーソナリティ障害の人は16人に1人程度とされています。多くの割合で存在するので、身近に存在する可能性も高いでしょう。身近に自慢が多い、他人を見下す、支配欲が強い、自己正当化が多い、といった特徴のある人がいたら、自己愛性パーソナリティ障害かもしれません。

最後に

自己愛性パーソナリティ障害はひとことで言うとナルシシズムの強い人で、周囲に悪影響を与えます。モラハラ化したり、そこまでいかなくても自慢や批判が多くて関わると苦痛が伴うケースも多いでしょう。

自己愛性パーソナリティ障害は本人が問題視していないこともあって治療が進みにくい傾向があります。しかし社会的な問題になっているので、今後は改善されていくと考えられます。

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