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こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。
近年、精神疾患の一種として気分障害が注目を集めていますが、
本記事では、そんな気分障害についてご紹介していきます。
気分障害の定義と分類
気分障害とは、気分が正常とは異なる状態になり、精神状態や社会生活に支障をきたす障害のことです。気分障害は大きく分けるとうつ病と双極性障害に分けられます。うつ病の方が知名度が高いかもしれませんが、うつ病も気分障害の一つということです。
うつ病は気分の落ち込み、意欲減退といった特徴があります。双極性障害は、抑うつ症状、気分の高揚、誇大妄想といった特徴があります。双極性障害はうつ状態と躁状態を繰り返すため、躁うつ病とも呼ばれます。
気分障害の症状と原因
気分障害の症状はうつ病と双極性障害があるということでした。より代表的ななのはうつ病でしょう。うつ病の症状としては、日中気分が落ち込み、何をしても楽しめない、常に後ろ向きな精神状態で日々を過ごしている、といった状態になります。うつ病から派生して、睡眠不足、食欲不振、過度な疲労、といったことにつながる場合もあります。
双極性障害の場合は、うつ病の症状にくわえて躁病の症状も現れます。躁病の症状は、気分が異常に高揚し、ハイテンションになったり怒ったりしゃべり続けたりします。危険なギャンブルや浪費を行ってしまう場合もあります。
気分障害の原因としては、神経伝達物質の乱れ、遺伝的要因、環境要因などが挙げられます。遺伝的要因や環境要因によって神経伝達物質が乱れ、気分障害につながるという流れが一般的です。
また原因は一つではなく、複数の要因が組み合わさって気分障害につながるケースも多いでしょう。
診断と治療法
気分障害の診断は、主にカウンセリングを通して行われます。WHOが策定したICD-10という障害カテゴリーや診断基準があり、これにもとづいて診断結果が出ます。
うつ病と双極性障害はそれぞれいくつかのチェック項目が設けられていて、これらにいくつ該当するかといった基準で診断するのが一般的です。たとえばうつ病のチェック項目としては、欲求の著しい低下、食欲減退、体重減少などが挙げられます。
うつ病の場合も双極性障害の場合も、治療方法としては薬物療法と精神療法の二軸で進めるのが一般的です。薬を使いつつ、カウンセリングを通しての考え方の改良や生活習慣を整えたり運動したりするということです。
日常生活への影響
気分障害の症状は日常生活、社会生活すべてに影響を及ぼすと言っても過言ではないでしょう。気分が落ち込んで物事に取り組めなくなり、睡眠不足や食欲不振で体調も悪化します。
このような状況なので何をしてもうまくいかず、ますます落ち込んでしまうといった場合が多いです。仕事でもミスが増える、アイデアが出てこない、その結果評価が落ちてますます仕事が嫌になる、といった悪循環になる可能性が高いでしょう。
気分が落ち込んだり不安定な状態になると物事がうまくいかなくなるので、なるべく治療に専念し、日常生活、社会生活を送れる土台作りが重要ということです。
最後に
気分障害はうつ病と双極性障害に分けられますが、いずれも精神状態が安定せず、日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼします。気分障害の状態で無理に頑張ってもうまくいかないことが続いてさらに精神状態が悪化するケースが多く、悪循環でしょう。
そのため、気分障害の症状が重度な場合は特にまずは治療に専念し、活動のための土台作りから始めることが推奨されています。精神状態が安定すれば精力的に物事に取り組め、その結果自己肯定感が高まるといった好循環になるでしょう。
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