ケアマネージャーとは？入門ガイド

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、社会の高齢化が進み、それに伴い介護職種が注目を集めています。本記事では、そんな介護職種の中のケアマネージャーについてご紹介していきます。

ケアマネージャーはどんな仕事をするの？

ケアマネージャーは介護施設の利用者と事務所の間の調整役を担います。具体的には、ケアプランの作成、給付管理などを行います。直接的に介護を行う業務とも事務作業を行う職種とも異なり、管理業務がメインです。そして全体を見て調整する必要があるので、介護について深く理解している必要があります。

ケアマネージャーがやってはいけないことは何ですか？

ケアマネージャーは介護施設の利用者と介護サービス提供者、もしくは事務所の間で調整を行います。そのため中立の立場か、主役である施設の利用者に寄り添う必要があります。

しかし、同業者である施設側の意見を優遇したり、施設側に合わせることで企業からの評価を上げようと考えてしまう可能性もあるでしょう。利用者やその家族に説明して同意確認をすることや、利用者の意見も聞いたうえでケアプランを作成することが重要です。

ケアマネージャー誰がなれる

ケアマネージャーになるためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。試験合格後に介護支援専門員実務研修を修了すると介護支援専門員名簿に登録され、介護支援専門員証が交付されます。

また介護支援専門員実務研修受講試験を受験するためには、看護師、社会福祉士、介護福祉士、理学療法士などの国家資格が必要な業務、または生活相談員や支援相談員などの相談援助業務に5年以上従事することが必要です。介護業務は従事期間に算入されません。

ケアマネージャーにどこまで、相談できるのか？

ケアマネージャーには、介護に関するあらゆることを相談できます。サービス内容、費用面、施設以外でのことなども相談可能です。ただしケアマネージャーがどこまで対応できるかの明確な線引きは決まっておらず、各施設やケアマネージャーによって異なります。細かい部分まで親身になって相談するケアマネージャーもいれば、そうでないケアマネージャーもいるでしょう。

ケアマネの依頼を断ってもいいですか？

ケアマネージャーは施設に対して、利相者へのサービス提供を依頼することがあります。そして、このケアマネージャーからの依頼は原則拒否できません。運営基準により、介護事業者はケアマネージャーからの利用申し込みに応じなければならないと規定されています。ただし空きがないなど現実的に受け入れ困難な場合もあるでしょう。こういった場合は断って良いというわけではありませんが、現実問題仕方がないので許容されている、といった状況です。