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こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。
近年、聴覚障害者のオリンピックということでデフリンピックが注目を集めていますが、
本記事では、そんなデフリンピックについてご紹介していきます。
デフリンピックのデフって何?
デフリンピックは、ろう者のためのオリンピックです。デフ(Deaf)は英語で「耳が聞こえない」という意味です。
競技は一般的なオリンピック同様複数あります。具体的には、陸上競技、水泳、バレーボール、バドミントンなどが挙げられます。
デフリンピック なぜできた?
デフリンピックが創設された背景には、ろう者のスポーツ振興、国際交流の促進、文化の発展などがあります。デフリンピックの起源は、1924年にフランスのパリで開催された国際サイレント大会とされています。
デフリンピックは何年に一度?
デフリンピックはオリンピック同様、4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとの交互開催となっています。
デフリンピックの問題点は?
聴覚障害は外部からは見えないので、選手がどのような工夫や技術を使って競技しているかが一般の観客には理解しにくいです。パラリンピックの場合は明確な身体障害などがあるため、感覚的に理解しやすいでしょう。
デフリンピックの大会運営は聴覚障害者が担当しています。そのため公用語は国際手話です。国際手話の通訳者が不足していることも課題となっています。国際手話は国内の日常的な手話とは異なり、扱える人材が少ないです。
通訳者の数が限られているため、選手、観客、関係者などの間でのコミュニケーションが難しい状況です。
デフリンピックのメリットは?
デフリンピックでは、選手や審判のほとんどが手話でコミュニケーションを取ります。手話で親睦を深め、異なる文化や背景を持つ人々と交流できます。デフリンピックの知名度がより上がれば、より手話への注目度も上がり普及していくことにつながるでしょう。
パラリンピックに聴覚障害者がいない理由は何ですか?
まず 聴覚障害者をサポートするためには、手話通訳やコミュニケーション支援の費用が必要です。しかし財源が不十分なため、支援が困難な状況です。次に聴覚障碍者の参加が増えると、通訳者の確保や設備の充実なども必要になります。
こちらも現実的ではないため、最終的にICSDはパラリンピックからの脱退を決定しました。
デフリンピックとパラリンピックの違いは何ですか?
パラリンピックはリハビリテーション重視の考えから始まりました。競技参加者は様々な障害を抱えていて、車椅子バスケットボールや義肢を使用した陸上競技など、障害に応じた競技に参加します。
デフリンピックは、ろう者仲間での記録重視の考えで始まりました。競技参加者は聴覚に障害があるので、手話や視覚に頼ることが一般的です。デフリンピックは、視覚的なコミュニケーションや競技環境への適応によって記録を競うことを目的としています。
現在はデフリンピックもパラリンピックも、障害を認めたうえで卓越性を追求するという考え方に変わってきています。障害があること以外はオリンピックと変わらないということです。
デフリンピックの出場資格は?
デフリンピックの参加者は聴覚障害者ですが、聴力損失が55デシベルを超えている必要があります。またデフリンピックの競技会場では、補聴器や人工内耳などの装用が禁止されています。これは、選手同士が公平な条件で競技を行うための規定です。
デフリンピック2025 開催地 いつ 決まる?
デフリンピック2025の開催地が決まったのは2022年9月10日です。開催地は東京に決まりました。
デフリンピック競技のルールは?
デフリンピックでは、試合や練習の際には補聴器や人工内耳を外す必要があります。これは、選手同士が聴覚のない状態で公平に競技するための規定です。例えばバドミントンでは、過去に補聴器を付けたまま試合に臨んだ選手が失格とされた経緯があります。
デフリンピックでは、選手が聴覚に頼らずに競技を行えるように、視覚的な情報提供が工夫されています。陸上や水泳のスタート合図にはランプが使用されたり、サッカーでは審判がフラッグを使ったりします。これにより、聴覚が利用できない選手でも視覚的な合図や情報を受け取ることができます。
競技によっては、主審がサインを覚えて選手とのコミュニケーションを円滑にしたり、手話通訳者が付いたりすることがあります。これにより、選手と審判間のコミュニケーションがスムーズになります。
最後に
パラリンピックと並ぶ障害者向けオリンピックであるデフリンピックですが、その知名度は徐々に増えつつあります。今後知名度がより伸びればスポンサーが付くなど財源を確保しやすくなり、参加者の数も拡大していくと予想されます。
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