HSPとは？ 知っておきたい敏感な人の特徴と適切なケア方法

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、感受性が強くて敏感な人の生きづらさということでHSPが注目を集めていますが、

本記事では、そんなHSPについてご紹介していきます。

HSP とは？

HSPはHighly Sensitive Personの略です。HSPは人一倍敏感な気質のことで、外界の刺激に強く反応します。光、音などによって神経が興奮するのですが、精神面でも敏感な傾向があります。たとえば、他人の発言などにも敏感に反応してしまうため、傷つきやすくなります。

ただしデメリットばかりではなく、人よりも細かいことに気づきやすい、他人の気持ちにも敏感な分優しい性格になりやすい、といったメリットもあります。

HSS型HSPとは？

HSSとは、High Sensation Seekingの略です。刺激探求型という意味で、好奇心が旺盛で外交的という特徴があります。HSS型とHSPは一見すると相反する性質に感じられるかもしれませんが、合わせると刺激を求めるが傷つきやすいという性質になります。HSPの人の約3割程度はHSS型と言われています。

HSPってどうやってわかるの？

正式にHSPかどうかの診断を受けるためには、医療機関を受診することになります。簡易的なものであれば、ネット上にセルフチェックができるサイトもあります。HSPの診断ができるだけでなくどのような特徴があればHSPになるのかもわかるので、その点でもセルフチェックをしてみるメリットがあります。

HSPとADHDの違いは何ですか？

HSPとADHDには複数の共通点があります。感覚過敏、刺激に反応する、細かい部分がある、などです。一方で、HSPは慎重であるのに対してADHDは衝動的といった違いもあります。またADHDは発達障害というカテゴリーになりますが、HSPは発達障害に含まれる場合もあればそうでない場合もあります。

HSPの大人の特徴は？

HSPの大人には以下のような特徴があります。

・刺激に敏感
・深く情報処理を行う
・共感能力が高い
・傷つきやすい
・疲れやすい
・自己否定的

誰しも多かれ少なかれ上記のような特徴を持っているかもしれませんが、HSPの人は上記のような傾向がより顕著です。

HSPがなりやすい病気は？

HSPはうつ病になりやすい傾向があります。繊細で心にダメージを負いやすいので、結果的にうつ病になりやすいということです。自分自身が辛いときだけでなく、共感性の高さから人のことも自分のことのように感じて辛くなってしまうこともあります。

HSPになる原因とは？

HSPは先天性のものです。生まれつき脳の偏桃体部分が活発だとHSPになりやすいです。偏桃体は人の感情を左右する場所で、偏桃体の働きが活発だと五感が敏感になります。

HSP どうやったら治る？

HSPを治すことはできません。病気というよりは先天的な脳の性質で変えようのない部分です。そのため、HSPの症状にうまく合わせて生活することが重要になります。

具体的には、刺激を避ける、周囲と距離を取る、といったことが挙げられます。無理に刺激や人間関係に慣れようとしても、慣れる前にうつ病などになってしまう可能性があるでしょう。

刺激や人間関係を最低限に抑えていくことで、HSPの症状があっても無理なく生活できます。

最後に

注目度が高まっているHSPですが、HSPの診断を受けた人や自称する人は徐々に増えつつあります。

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