事業家で溢れる組織を目指して。|【新卒採用責任者】にインタビュー | メンバーインタビュー
こんにちは!ヘルスベイシスの人事です。今回は、弊社の新卒採用責任者の有澤にインタビューをしました。目次▼自己紹介▼入社理由▼新卒採用について▼今の心境と将来の話ーまず簡単に自己紹介をお願いします...
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こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。
みなさんは、日々の仕事にやりがいを持てていますか?
そんな仕事のやりがいについて考えるヒントとして、
イェール大学で組織行動学を研究するエイミー・レズネフスキー教授による3つの仕事の価値観について紹介をしていきます。
仕事に対する価値観には、以下の3種類があります。
・ジョブ(JOB)
・キャリア(Career)
・コーリング(Calling)
まずジョブとは、お金をもらうために仕事をするということです。
お金をモチベーションに仕事をするというシンプルなスタンスです。シンプルでわかりやすいというメリットはありますが、仕事そのものに対するモチベーションは低く、なるべく働きたくないという思考になりがちです。楽にお金だけ欲しいといった発送です。
次にキャリアとは、地位、名声、自己成長などのために仕事をするということです。自分のために高いモチベーションで働けるというメリットがあります。一方で、今現在のやりがいではなく将来のために今を踏み台にしているという発想になりがちです。
コーリングとは、使命感のために仕事をするということです。ジョブやキャリアはあくまでも自分のために働いていましたが、コーリングの場合は自分よりも人の役に立てることなどにやりがいを感じます。
何を重要視するかは人それぞれですが、人によって上記の価値観の中で重要度が異なります。どれか一つに偏っている人もいれば、複数の価値観を持って働いている人もいるでしょう。
令和元年の内閣府「国民生活に関する世論調査」によると、お金を得るために働く人が多いということが分かります。具体的には以下のような回答になっています。
お金を得るために働く:56.4%
生きがいをみつけるために働く:17.0%
社会の一員として、務めを果たすために働く:14.5%
自分の才能や能力を発揮するために働く:7.9%
過半数がお金を得るために働いているということです。次に、お金を得るために働くと回答した人の年齢割合は以下です。
30~39歳:72.2%
40~49歳:70.6%
18~29歳:65.1%
50~59歳:62.9%
上記の数字から分かることは、どの年代でも多くの人がお金を得るために働いているということです。一方で、年齢層の高い人は「生きがいをみつけるために働く」と回答している人が以下の通り多めです。
70歳以上:27.2%
60~69歳:19.2%
全体的にはやはりお金を得るために働いている人が多いということが分かりましたが、その中で、キャリア型やコーリング型の思考も含まれている場合は多いでしょう。中心となるのはジョブ型の場合が多いということになります。
イソップ寓話で有名な3人の石切職人の話があります。この寓話は、同じ仕事をしていても人によって捉え方がまったく異なるという話です。ある旅人が歩いていると、1人目の石切職人に出会います。
旅人が石切職人に「ここで何をしているのですか?」と尋ねると、1人目の石切職人は「お金のために石を切っている」と答えました。旅人が歩いていくと、2人目の石切職人に出会います。
旅人は2人目の石切職人にも「ここで何をしているのですか?」と尋ねました。そうすると2人目の石切職人は、「1番の石切職人になるための技術を身に付けている」と答えました。
旅人がまた歩いていると、3人目の石切職人に出会いました。旅人が「ここで何をしているのですか?」と尋ねると、3人目の石切職人は「多くの人が集まって安らげるように教会を作っている」と答えました。
3人の石切職人はそれぞれ異なる価値観で仕事をしています。1人目の石切職人はお金のために働いているのでジョブ型の価値観です。2人目の石切職人は自身のスキルアップのために働いているのでキャリア型の価値観です。3人目の石切職人は他人のために働いているのでコーリング型の価値観です。
働く目的は人それぞれで、大きく分けると3つの価値観があるということでした。価値観に優劣はありませんが、ジョブ型よりもキャリア型やコーリング型が良いとされることが多いです。特に日本ではコーリング型が美徳と考えられる傾向はあるでしょう。
自分の価値観をどこかに当てはめる必要はないと考えられますが、このような価値観があることを知って、仕事へのモチベーションにつなげていただくのが得策ではないでしょうか。