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フリーランスと個人事業主の違いって?働き方やお金、メリット・デメリットまで
Photo by Taylor Heery on Unsplash
「フリーランス」「個人事業主」というワードはよく聞くものの、それぞれの違いを明確に説明するのは難しいですよね。どちらも「働き方が自由」といったイメージがありますが、実は厳密には違いがあるんです。
今回はフリーランスと個人事業主の違いについて、働き方やお金のこと、両者のメリット・デメリットまで解説します。
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フリーランスと個人事業主の定義の違いとは?
まずは、フリーランスと個人事業主の定義の違いについて確認しておきましょう。
フリーランスの定義とは
フリーランスは「働き方」を示す言葉
フリーランスとは、「独立した個人が業務を請け負う」という働き方や契約方法のこと。特定の会社や団体に雇用されるわけではなく、基本的には単発の仕事ごとに契約を結びます。
フリーランスになれば、案件ごとにさまざまなクライアントと契約し、自身のスキルや知識を活かして働くことが可能。フリーランスの主な職種は以下のとおりです。
- ITエンジニア
- プログラマー
- WEBデザイナー
- ライター
- カメラマン
- イラストレーター
- 翻訳家
- コンサルタント など
少し複雑ですが、フリーランスはあくまで「働き方」です。個人事業主の中にはフリーランスとして働く人がいますが、すべての個人事業主がフリーランスに当てはまるわけではありません。次項で詳しく見ていきましょう。
個人事業主の定義とは
個人事業主は「税務上の区分」のこと
個人事業主とは、その名のとおり事業を行う個人のことです。
ここでいう「事業」は、税法上において「継続・反復・独立して行う仕事」と定義されています。仕事を継続・反復して行うのは会社員も同じですが、会社員は独立しているわけではないので個人事業主ではありません。
個人事業主と認められるのは、「個人事業の開業届」を税務署に提出した人のみ。このことから、フリーランスが「働き方」であるのに対し、個人事業主は「税務上の区分」といえます。
開業届を提出し、個人で仕事を請け負う個人事業主はフリーランスに含まれます。それでは、飲食店を経営している個人事業主はどうでしょうか。
この場合はフリーランスの「仕事を請け負う」という働き方に該当しないので、「個人事業主ではあるがフリーランスではない」ということになります。
自営業とは何が違う?
自営業とは「事業のやり方」を指すもの
自営業の意味は、自ら事業を営むことです。起業していたり、店舗や事務所を開設していたりする人を指します。自営業では働く人数に制限はなく、社長1人だけで設立する、家族で経営する、従業員を雇うなどさまざまなパターンがあります。
実は自営業とフリーランスには大きな違いはありません。どちらも会社などに所属せず、個人で独立して事業を行うことを意味します。
自営業と個人事業主の違いは、法人格を持っているかどうか。個人事業主は自営業に含まれるものの、法人は個人事業主という扱いにはなりません。つまり、自営業でも法人化している会社の社長は個人事業主ではないということです。
フリーランスにはどんなメリットがある?
フリーランス・個人事業主・自営業の違いは確認できたでしょうか?ここからはフリーランスの働き方をさらに深掘りし、フリーランスとして働くメリット・デメリットを見ていきます。
1.好きなときに好きな場所で仕事ができる
「会社に属さない」という性質から、フリーランスは働く時間も場所もすべて自由に決められます。求められた仕事をきちんとこなしていれば、働き方を厳しく管理されることはありません。
たとえば、ふらっと温泉に出かけて旅館で作業しつつ、合間に温泉でリフレッシュするのもアリ。Wi-Fi環境が整っている場所なら、いつどこにいても仕事ができます。
誰にも縛られない自由な働き方を目指す人にとって、フリーランスという選択には大きなメリットがあるでしょう。
2.収入が増える可能性がある
会社に雇用されている場合、成果を上げたからといって必ずしも収入がアップするとは限りません。独自の評価制度のもと、決められた基準の中で給与が決定されるでしょう。
この点において、フリーランスは売り上げが収入に直結します。つまり自身が仕事すればするほど、多くの収入を得られる可能性があるのです。
仕事に対して見合ったお金がもらえるかどうかは、働くモチベーションに大きく影響するもの。フリーランスになれば、がんばり次第で収入をコントロールできるというメリットがあります。
3.時間を効率的に使える
働く時間と場所が固定されていないことから、フリーランスには「通勤時間」がありません。クライアントとの対面打ち合わせなどがなければ、自宅から一歩も出ずに働けます。
仕事前に体を動かしたり、資格の勉強をしたり、今まで通勤に充てていた時間を自分の好きなことに使えるのもメリットです。
会社勤めをしている限り、毎日の通勤から逃れるのは難しいもの。通勤時間を有効に使おうとしても、ラッシュ時の満員電車でできる作業は多くないでしょう。
「通勤時間がもったいない」と感じているなら、フリーランスになることで得られる効果は大きいかもしれません。
4.人間関係のストレスが解消される
会社に所属すると、上司への気遣いや同僚との競争、後輩指導など、さまざまな人との関わりが生まれます。そのすべてが良好な仲であれば問題ありませんが、時には人間関係に悩むこともあるでしょう。
その点、フリーランスは「独立した個人」なので上司も同僚もいません。そもそも気を使う相手がいないので、会社員でいるよりも人間関係のストレスから解放される可能性が高いです。
さらにフリーランスの特徴として、「仕事の相手を選べる」点が挙げられます。フリーランスは案件ごとに契約を結ぶのが基本。そのため一緒に仕事して相性が良くないと判断すれば、次回以降の契約を見送ることもできます。
複雑な人間関係に巻き込まれず、好きな人とだけ仕事ができるのはフリーランスならではのメリットです。
知っておきたいフリーランスのデメリットとは
1.収入や仕事が不安定
フリーランスになりたいと思っても、収入や仕事の安定性が心配で一歩踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
会社員ならば、会社から言い渡される仕事をこなすことで給料がもらえます。一方、フリーランスは毎月固定の仕事があるわけではなく、自ら営業して案件を獲得しなければいけません。
もしクライアントが見つからない状態が続いた場合、収入が0円になる可能性も。また、継続して案件を抱えていたとしても、クライアントが倒産したり事業を縮小したりすれば、仕事を突然失うことは十分に考えられます。
フリーランスは自由に働ける分、その責任がすべて自分にのしかかってきます。安定した収入と仕事を確保するためには相応の覚悟が必要でしょう。
2.社会的信用において不利になる
収入面と仕事面がともに不安定であることから、フリーランスは社会的信用が低いとみなされます。クレジットカードの発行や住宅ローン契約、銀行融資などを申し込んでも審査に通らないことがあるかもしれません。
フリーランスへの転向を考えているなら、信用が求められる契約は会社員のうちに申し込んでおくのがおすすめです。
3.公的保障が手薄になる
「公的保障の手薄さ」は、フリーランスが抱える大きなデメリットのひとつ。
まず年金について説明すると、フリーランスと会社員では以下の違いがあります。
【フリーランス】
- 年金制度:国民年金
- 保険料の支払い:全額自己負担
- 受給年金:老齢基礎年金
【会社員】
- 年金制度:厚生年金
- 保険料の支払い:会社と折半
- 受給年金:老齢基礎年金+老齢厚生年金
会社員は保険料の半分を会社に出してもらえますが、フリーランスの場合は全額が自己負担です。また、フリーランスが老齢基礎年金だけ受給できるのに対し、会社員は老齢厚生年金を上乗せした金額がもらえます。
フリーランスでも「iDeCo」や「国民年金基金」などで対策をすれば、年金の増額を図ることは可能です。とはいえ、老後資金の不安が完全になくなるわけではありません。
続いて、国民健康保険と社会保険について見てみましょう。
【フリーランス】
- 健康保険:国民健康保険
保険料の支払い:全額自己負担
扶養:なし
傷病手当金:なし - 労災保険:なし
- 雇用保険:なし
【会社員】
- 健康保険:協会けんぽ/各社会保険組合
保険料の支払い:会社と折半
扶養:あり
傷病手当金:あり - 労災保険:あり(保険料は会社が全額負担)
- 雇用保険:あり(保険料は会社が半分以上負担)
比較するとわかるように、会社員なら受けられる保障の多くがフリーランスには用意されていません。確定申告によって保険料を抑える工夫はできますが、いざというときの保障が不十分な点は大きなデメリットです。
4.有給休暇がない
会社員が有給休暇を取得すれば、仕事を休んだ日でも給料が発生します。一方、フリーランスは会社に属していないため有給休暇がありません。
いつでも好きなときに働けるのがフリーランスのメリットであるものの、休んだ場合は収入が一切入らないという側面があります。
まとめ
フリーランスは独立した個人が仕事を請け負うという「働き方」、個人事業主は「税法上の区分」です。フリーランスとして働く場合はいくつかデメリットがありますが、その分得られるメリットも多くあります。
「自分のスキルを活かしたい」「自由な環境で働きたい」と感じるなら、ぜひフリーランスの道を検討してみてはいかがでしょうか。
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