私はハイパードライブの創設メンバーとして入社し、現在はITサービス事業部長を務めています。
社長の浅田が前職で創設したノバレーゼに新卒1期生として入社し、最後の2年はブライダルギフトを扱う子会社で社長を務めました。そんな私がなぜハイパードライブで働いているのかをお話しします。
前述のとおり、前職はブライダルギフト会社の社長でした。
35歳でその会社の社長に就任した時のミッションは
「赤字経営を黒字転換すること」
でした。大変なことはたくさんありましたが、このミッションは着任1年で達成しました。(もちろん簡単ではありませんでしたよ)
1年で黒字にしたので、2年目は新しいことにチャレンジしたいと思い、その会社で結婚準備支援サイトのシステムを開発していました。そのサービスは、式場のプランナーがカップルをオンラインでサポートしたり、アイテム選びなどの結婚準備機能を有料で使用できるというものでした。ブライダル業界の収益構造の都合上、有料サイトにせざるを得ない点がネックでした。
今の時代、例えばLINEのような便利なツールの多くは無料で提供されていて、だからこそ多くの人が気軽に活用しているのに、ブライダル業界はアナログでFAXを使う事業者もまだ存在するし、当時はまだ便利なツールは開発されていない状態でした。
そんな思いでいるときに、ノバレーゼを退任した浅田からブライダル業界のITシステムについて話が聞きたいと連絡がありました。「なぜシステムの事が知りたいんだろう?」なんとなくビジネスのアイデアなのだろうと思いながら会いに行きました。
その時に、浅田が新しいビジネスを考えていることを知りました。
カップルとパートナー企業様を繋ぐ結婚の全てが揃うプラットフォーム。準備の全てがオンラインでまかなえること。式場やプランナー主体ではなく、カップルが主体となって結婚式を作り上げるツール。しかも無料!構想を聞けば聞くほど、まさに叶えたい夢そのもの。自分がやろうとしていたことの遥か先まで見据えていて、結婚式業界で働くすべての人まで幸せになるであろうそのサイトの構想に、正直心が震えました。自分の今までの知識と経験の全てを活かす事ができると強く使命感にかられました。
とはいえ私は社長でした。気の向くままに転職できるわけもなく…。
一度は諦めかけましたが、会社のスタッフ達に正直に打ち明け、親会社との手続きも、取引先や進行中のプロジェクトも、なんとかケジメをつけ、ハイパードライブで新しい人生をスタートすることになりました。
新卒でブライダル業界に入り、業界の良いところも悪いところも理解しているからこそ、新しくローンチするサービスの素晴らしさにのめり込みました。日本中のブライダル企業に営業活動を行い、あっという間に800社を超える企業が申し込みをしてくれました。今も続々と増え続けています。
当たり前の事ですが、これまで以上にITについて学んでいます。より良いサイトにするために開発チームを中心に会議を重ね、リリースと改修を繰り返す日々を過ごしています。取引先やカップルとの規約の整備や、利用特典にまつわる法律など、新しい領域の勉強も必要で、通勤時間はこれまで以上に本を読むことが増えました。
それでも追いつかないのがInstagramやYouTubeなどのSNSコンテンツの企画立案です。20代のスタッフの頭の柔らかさと豊富なアイデアに、いつも感心させられています。
こんな風に書き出していると、業務が沼のように無限に見えるかもしれませんが、私は今サイコーに楽しいです。
ハイパードライブが手がけるサービスを、結婚式における当たり前にしたい。
今はその夢を叶えるために、ハイパードライブで働いています。