こんにちは!PROFITのSNSディレクターをしている松本です。
今回はわたしが実際に担当しているインスタグラム「海の幸のパン高田屋」さんをご紹介!✨
@takadaya_bakery
高田屋さんは、福岡・博多で地元の方々から長く愛されている鮮魚店が、「魚をもっと手軽に食べてもらいたい!」「美味しい食べ方を知ってもらいたい!」と始めたパン屋。お魚が持つ本来の美味しさが引き立つように調理し、惣菜パンにして販売しています。
弊社は、ブランドコンセプトの開発から商品開発、店舗デザイン、SNSまで一貫して伴走しております!
店舗は雑居ビルの奥の方の、なかなか人目にはつきにくい場所にあります。ならば、その逆境を強みに変えて、パン工場のような佇まいにしてはどうかとセントラルキッチンをつくり、工場直売のようなイメージで店舗を開発。モチーフの青い魚が光る看板は、ビル内の雰囲気と相性ばっちりですよね。
ブランディングメンバーに話を聞くと、「魚屋さんらしさがひと目でわかるようにしたかったんだ」「お店の外にある電気看板の設置には苦戦したなあ」とのこと。PROFITは、ブランディング会社が運営するSNS運用代行会社なので、ブランド開発に携わったメンバーから直接ブランド秘話が聞けるのも醍醐味です!
高田屋さんの熱い想いと、ブランディングメンバーのこだわりが詰まったブランドのSNS運用担当に指名いただいた時、どんなSNSアカウントにしようかとワクワクしました😌
「ここ行きたい」って思ってもらうには何をどう発信したらいいだろう?
新鮮なお魚、美味しく食べてもらいたいと試行錯誤が繰り返されたメニュー、気さくで明るいお店の方々、その場でつくった焼きたてのパン…
SNSで伝えたいことはたっくさんありました!!
競合リサーチを念入りにして、ブランドらしさ、ユーザー目線、SNSのアルゴリズムなど、考えをめぐらせた結果、“お店の世界観をそのまま再現すること”をアカウントの軸にしようと考えました。
高田屋さんの立地は、知る人ぞ知るようなひっそりとした場所。インスタグラムを見てご来店された方が、「これこれ!インスタでみたお店だ!」と答え合わせのような気持ちになれるように、お店の雰囲気とアカウントの雰囲気をなるべく近づけました。
そのためにカメラマンさんにお願いしたのは、店舗内でのワンシーンを切り取ったかのような写真。調理スタッフの方がこだわり抜いて、ひとつずつ丁寧にパンを作っている様子や、クロワッサンに切り込みを入れる瞬間、揚げたてのアジフライのシズル感、スタッフの方たちが仕込みをする活気あるシーンなど、お店の臨場感が感じられることを目指しました。
さらに、プロフィール画面を訪れた時にすぐお店の雰囲気を感じていただけるよう、ハイライト画像にもこだわりました!店頭では手書きのプライスカードを使っているので、それに合わせて手書きの文字をチョイスし、デザインに落とし込みました。
働かれているスタッフの気さくな雰囲気をSNS上でも再現したく、お店からのコメントやメッセージは「気軽に」「かしこまりすぎず」を意識しています🐟
こういった細部まで、お店の世界観を再現することで、ブランドらしいアカウントを作り上げることができました。
ただ、ひたすら投稿するだけではなかなか多くの方に見てもらうことができません。そこで重要になってくるのが、SNSのアルゴリズムです。
公式からグイグイ発信していくより、インフルエンサーさんの力をお借りした方がリーチ数が上げられるのでは?キャプションはスタッフの温度感が伝わるようにシンプルに綴った方が、エンゲージメント率が良いのでは?
思いつく施策はたくさんありますよね。
ストーリーズを活用してアカウントを活性化させたり、博多にお住まいのパン好きさんにいいねをしたり、ご来店いただいた方の投稿を素早く見つけてリポストしたり、投稿時間はフォロワーさんが活動的な時間帯にしてみたり、アルゴリズムを利用してできることは毎日実施しました。
その結果、雑居ビルの奥という分かりにくい店舗の場所でしたが、「Instagramを見てきました!」というお客さまがたくさんご来店してくださいました✨中には、関東からはるばる博多まで来てくださった方も!
店舗の常連さんはSNS上でも常連さん!いつもコメントやDMで楽しいお話をしてくださいます。
「さっきお店行ってきました!」「今度博多旅行行くんですけど、この商品をお取り置きいただけますか?」「この新商品、早く食べに行きたいです」などの嬉しいメッセージに、『SNSの力』を実感させてもらっています。お客さまが話しかけてくださると、SNSの店舗スタッフのような気持ちで、わたしもとても嬉しくなります。
競争の激しい福岡のパン屋市場で、通行者からは見えにくい場所にあるパン屋さんでしたが、“鮮魚店が営む、美味しい魚を使った惣菜パン”という個性を発揮させることで、多くの方から愛されるお店へと成長されました。
きちんと魅力を伝えることができれば、立地に関係なくお客さまはいらっしゃいます。隠れ家的存在だからこそ、お客さまの「行ってみたい」を掻き立てることができたのではないか、と今回の戦略に手応えを感じています。もっとアカウントの成長に繋がるように、どんどんアイデアを試してみたいですね。
ブランドの特性を活かしたSNS運用は、ブランディング視点をもっているPROFITならでは!
弊社では、わたしのようなSNSディレクターポジションを募集しています。ブランドの成長を感じながら、一緒にSNS戦略を考えてみませんか?