1
/
5

ベンチャーらしいスピード感と、大手グループ会社だからこその安定感が持ち味。ユーザーファーストの姿勢を貫き、物流エコシステム構築に向かって前進する。前編

「自分の持てる技術で、困っている業界を改善したい」。ガラケーゲーム業界、DeNA、株式会社IDOM、KDDIコマースフォワード株式会社(現:auコマース&ライフ株式会社)と多様な業界を経験してきた渡部 慎也は、この志を持ってモノフルの転職を決断しました。

モノフルのテックリードを務める渡部に、モノフル転職への経緯や開発を手掛けるサービス、共に働きたい人物像について語ってもらいました。

物流業界の課題と会社の勢いに惹かれ、モノフルへの転職を決意。

ゲームを作りたくて、エンジニアになりました。

ガラケー向けゲーム、Webゲームの制作に携わったあと、DeNAに転職。主にアバターの開発やテックコンサルを経験しました。

その後、中古自動車会社でSaaS事業を経験、EC会社でサイトリプレイスを経験し、現在のモノフルに至ります。全プロダクトの技術部分の責任を負う技術責任者として、日々楽しみながら仕事をしています。

モノフルに入社したのは、2018年12月。

これまでのキャリアを経て、エンジニアとして「自分が持っている技術を使って、困りごとを抱えている業界を良くしたい」という想いを持っていました。

そんな折に知り合いの紹介でモノフルの社長、藤岡と話をする機会を得ます。そこで知った物流業界の課題、モノフルの会社としての勢いに興味関心を抱き、転職を決めました。

ネット通販の隆盛もあり、物流はますますニーズを増しています。需給バランスの崩れやドライバー不足問題など、物流業界の人間ではなくとも、どこかでこれらの問題を見聞きしたことがある方も多いでしょう。

そうした物流業界の課題を、技術を使って解決に導くのが、私たちが提供するサービスです。転職前の私は、物流業界のことをあまり知りませんでした。ただ、中古自動車会社にいた時代に、オフラインとオンラインを合わせることで新たなものが生み出されたり、大きく最適化されていったりすることを実感していたことが、物流業界×テクノロジーへの可能性を感じさせたのです。

物流業界は、まだまだ業務フローの多くがアナログです。例えば、荷物に付ける各伝票を始め、基本的に管理は紙ベース。データの収集や分析も行われていないので、空同然のトラックが走っていたり、ドライバーが不足してしまったりといった非効率的なことが多々起きています。ここにデジタルを加えると、きっと大きなインパクトが生み出せる。物流ソリューションが、私の中で大きくヒットした理由です。

リリースまで、およそ半年~8ヵ月。ヒアリングで見えてきた物流業界ならではの特徴。

サービス開発に当たり、まず行ったのは物流会社へのヒアリングでした。営業に同行し、現場が抱える困りごとを聞き、どのようなツールを開発すれば使っていただけるのかをリサーチします。ヒアリング経験で痛感したのは、これまでの仕事において、本当の意味で「自分事にしようとする意志」が不足していたことです。お客さんの話を直接聞くことで、ITを使ってできること、自分たちが作ることの意味をあらためて考える良い機会になりました。

2ヵ月ほどかけたヒアリングの結果、得られた大きな成果は2点です。1点目は、紙ベースで管理されていることでの不便さやトラブルの具体的事例です。ここに関しては、割と簡単に変えていけるのではないかと思いました。

2点目は、物流業界では、会社ごとにチェック項目や業務フローが異なること。例えば、同じ物流でも、飲料と家電とでは運び方がまったく異なります。同じ「モノを運ぶ」でも、奥が深いのだと学びました。「誰でも使える簡単なSaaS」を開発したところで、かえって「誰も使えないSaaS」になってしまうおそれがあるとわかったんです。

ただ、その一方で、実は本質的な課題を突き詰めていくと、共通点があることもわかりました。チェック項目や業務フローが異なっているのは、その課題を各社がそれぞれ最適化しようとした結果なわけです。そのため、本質的な課題を解決できるサービスを目指して開発を進めていきました。モノフルは、物流業界に合ったSaaSを作り提供していく会社です。そのため、細かな個社カスタマイズは行わず、あくまでも要望のうち汎用化されるものを吸い上げて落とし込んでいくスタイルで進めました。

サービス改善後、新たに実装した機能に対して、A社からは喜ばれ、B社からは不要だと言われることは珍しくありません。1社専用のサービスではないため、調整はいつもシーソーゲーム状態です。少しでも使いやすさを感じていただけるよう、段階的な導入や事前の周知、細やかなサポートといった面で対応しています。おかげさまで、多くの物流会社さんにご導入いただいています。

開発に携わったメンバーは、モノフルと協力会社を含めて4名。社員は2名です。あとは、必要に応じて国内・オフショアにプロダクト開発部分を依頼し、一緒に作っています。だからこそ、ヒアリングやPOCを含め半年~8ヵ月程度でリリースにこぎ着けられました。なお、プロダクトは自社製品のため、受託ほど納期に縛られることはありません。より良い製品を作るために納期を調整できるのは、自社開発ならではの良さですね。


※フルリモート勤務となり、会社風景や社員の写真などが撮れない状況が続いております。ご了承ください。

株式会社モノフルでは一緒に働く仲間を募集しています
6 いいね!
6 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

hiromi ozawaさんにいいねを伝えよう
hiromi ozawaさんや会社があなたに興味を持つかも