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商社・戦略コンサルからベンチャーへの道のり

——まずは、ジョーシス参画までのキャリアを教えてください。

大学卒業後、商社である双日株式会社に入社しました。エネルギー開発部に配属され、油田やガス田事業の投資と運営管理に2年間携わりました。

その後、机上で受け身で見ていた数字を実際に能動的に動かすべく、現場の中東・カタールに4年間駐在し、総務や経営管理、現地政府との交渉、現地外国人部下のマネジメントなどを行いました。

帰国後、28歳でした。商社の仕事は、各案件のスケールが大きくダイナミックなものの、どうしても既存の守備範囲で考えてしまう自分がいました。今後のキャリアを考えた時に「一度きりの人生、もっと外に出てチャレンジしたい」との思いが強くなり、転職を決めました。

まずは苦手だった戦略を描く力を強化しようと、戦略コンサルティングファームのドリームインキュベータへ。その後、PwCコンサルティング合同会社に転職し、PEファンドの投資における戦略策定から実行支援まで行いました。

刺激的な毎日でした。しかし、30歳を過ぎてふとキャリアを振り返ると、「自分がリスクをとってやっていることが少ないな」と思ったんです。商社時代は投資先をファイナンスでサポートする、コンサル時代はお客様を戦略でサポートするという形が多く、お客様先に常駐して実行支援も勿論行いますし当事者意識も誰よりも持ちますが、結局プロジェクト期間が終わると、どれだけ自分が死ぬ気でやったプロジェクトでも、また次のお客様先のサポートに移っていくわけです。それがコンサルの宿命でもありますが、もどかしさとコンサルタントとしての関与範囲の限界を感じていました。そんな中、“自分の力を分散させて側面支援・伴走する立場”ではなく、“主人公”(=当事者)になって、しっかりと腰を据えて、1つの事業に対して自分の全力をぶつけて、事業価値を大きくしていくことをやっていきたいという思いが次第に強くなっていきました。2021年の年末頃でした。

そんな時、たまたまラクスル株式会社の創業CEOの松本と食事をする機会がありました。

「ジョーシスという面白い事業を立ち上げている」という話を聞き、わずか1時間程度でしたが、ベンチャーというかジョーシスの魅力を知った私は、すぐに新しい挑戦をしようと決めました。

その後、転職先をいくつか検討しましたが、ジョーシスにジョインすることを決めました。

——さまざまなベンチャーを見た上で、なぜジョーシスを選んだのですか?

ジョーシスを選んだ理由は、大きく3つあります。

まず、対象とするマーケットが広い(課題が世界中にある)ことです。

ジョーシスが解決しようとする“負”は、日本企業だけでなく、国籍関係なく世界中の企業の情シス部門が抱える“負”です。また、企業フェーズも、創業間もない企業から大企業まで、同じように課題を抱えています。地域を問わない横軸の広さと、企業フェーズも問わない縦軸の広さに興味が湧きました。ラクスルそしてジョーシスのビジョンでもある“仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる”を大きく実現できるマーケットとも感じました。

さらに、Day1(創業1日目)からグローバルを目指している点です。

国内のベンチャーは比較的、シリーズC・Dの資金調達のタイミングでグローバル化に動き出す傾向にあります。が、実際のところ、日本に最適化した組織をグローバル化させるとなると非常に難しいとの話をよく聞きます。

そんな中、ジョーシスはDay1からグローバルにチャレンジする前提としているので、CTOはバンガロール在住のインド人ですし、価値の源泉であるプロダクトはインドで開発しています。また、普段のコミュニケーションでも英語を使うことが多いですし、加えて国籍や文化が違うとコンテクストが異なり理解齟齬も生まれる可能性もあるので、解釈がずれない”数字”という客観的なファクトベースでのコミュニケーションを徹底することも含めて、非常に魅力的でした。

そして、ジョーシスには魅力的なチームがあります。

代表の松本は人柄としての魅力はもちろん、シリアルアントレプレナーとしてのビジネスへの解像度の高さ・我々の何歩先も見据える視座の高さ含めいつも勉強になっています。

CPOの横手は、三菱商事時代に社内ベンチャーでEC事業を立ち上げ、2、3年で売上30億のビジネスを作ったりなどジョーシスにはエッジの効いた人がいます。

先に紹介したCTO含むインドのプロダクトチームも最先端のナレッジを持ったメンバーが集っており、このような魅力的なメンバーと一緒にグローバルプロダクトを創り上げていきたいと思い、、ジョーシスを選びました。

徹底的に“数字”を作ることにフォーカス

——現在のポジションと、ミッションを教えてください。

セールスマネージャー(営業責任者)として、「日本市場におけるジョーシスのARR(年間経常利益)を最大化する」というミッションを掲げて事業に取り組んでいます。

数字(売上)を作るのはもちろん、その数字を作るための人材採用と育成、そしてイネーブルメント(成果を出し続ける育成システムづくり)も業務範囲です。

セールスマネージャーになった背景としては、創業間もない中で人が少ないからという理由ももちろんありますが、入社当初から数字にフォーカスして一気に実績を上げたことを示せた、いわば「数字でコミュニケーションを取る姿勢」が評価されたからでしょうか。

コンサル時代のようにスコープやプロジェクト期間が決まっているわけではなく、ベンチャーはやらなければならないことが無限にありますので、重要なことは「優先順位をどうつけるか」に尽きます。やることを決めるのは当たり前ですので、それよりも「やらないことを決める」ことが功を奏したのだと思います。

——実際に働いてみて、やりがいは感じますか。

はい。前職ではコンサルタントの立場だったので、事業活動のフィードバックをダイレクトに感じることは少なかったのですが、今は当然ですが、自分フィードバックがダイレクトかつ一瞬で返ってくるので、純粋に面白いですね。事業の“生感”みたいなものに触れられるところは、やりがいにつながっています。

逆に言うと、自分が動かないと事業も動かないわけです。ここに緊張感や焦りに似た感情もあるので、毎日ヒリヒリしていますが、それも含めて充実した毎日を送っています。

「コンサルで修行した人はみんな、ベンチャーに来れば楽しめるのに」と心から思います。

大きなチャンスを秘めたジョーシス。一度きりの人生、チャレンジしたい人に最適な環境

——今後どんなことに取り組みたいですか?

目指すセールス組織としては、やはり「圧倒的に数字を作れる組織」です。

目標達成力の強い組織が理想です。圧倒的に当事者意識を持つ人が集まる、自立的な組織にしたいですね。

ベンチャーに行くからには、世の中にある“負”を解決し、その影響範囲を大きくしたいと思う人が多いと思います。私も同じです。それがどれだけ実現できているかどうかは、数字に表れると私は思うんです。ですから、同じ思いで集まってくれた人たちとは数字で語りたいし、組織が作った目標を達成することにしっかりコミットできるチームを目指したいと考えています。

——どんな人がジョーシスで活躍できるでしょうか。

ジョーシスに向いている人は、カオスを楽しめる人です。

例えるなら、よくわからないボールが来ても拾う人、むしろそういうボールこそ拾いに行きたい、そんな人です。ラクスルグループでは似た表現で「打席に立つ回数が圧倒的に多い」という言葉を使っています。ジョーシスにおいても、キャリアや年齢に関係なく、手がける仕事の範囲や裁量が大きいため、打席に立ち、ボールを打ち続けることで経験値を上げることができるでしょう。

ですから、「セールスだけではなく、いろいろやりたい」と思っている人は向いています。今後セールスチームに入ってくださる方には、フィールドセールスだけでなく、BizDevやカスタマーサクセスなど、セールスを起点とした幅広い業務に自らチャレンジしていってほしいと考えています。

事業のためなら自分のポジションに関係なく能動的に物事を進められるような人や、臆することなく発言できる人はジョーシスで活躍できるでしょう。

——最後に、ここまで読んでジョーシスに興味を持ってくださった方々に向けて、メッセージをお願いします。

ジョーシスは、大きなチャンスを秘めた会社です。人生という打席に立って大きくホームランを打ちたい方はもちろん、何度もホームランを打ちたい人は、最高の環境です。チャレンジしたい人にとっては楽しい場所になると思います。

——インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

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