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「配られたカードで勝負するしかないのさ。」しかし、配られたカードはさほど重要ではない。「酷いこと」が起こった時、チャンスの鐘の音を聞くことさえできれば。
Photo by Michał Parzuchowski on Unsplash
既存メンバーが会社の成長について来れなくなくなる問題
スタートアップの代表を数年やっていると、他社の経営レイヤーの友人もできる。
そして、彼ら彼女らから、既存メンバーが会社の成長について来れなくなってしまう問題について話を聞くことも多い。
会社が大きくなってくれば、やることも求められる能力もどんどん変わっていく。もっている能力でしか勝負できないとすれば、遅かれ早かれ限界はくる。
それを避けるための優秀な人間を始めに雇う作戦
それを避けるためにはじめの10人は我慢して我慢して、超優秀な人間しか雇わない戦略をとるスタートアップも多い。
でも、僕はそんなのつまらないと思ってる。
それは、正しいかもしれないけど、 何者でもない奴が、どこまでも成長していく姿を僕はみたい。
何者でもないものの大きな成長こそスタートアップの醍醐味だと僕は思う
何者でもなく、メンバークラスで入ったけど、 会社の成長とともに成長し、CxOクラス(経営レイヤー)まで伸びる人もザラにいる。
そういったドラマをいくつ作れるか? に僕は興味ある。
砂かぶり席でそれを見られる可能性があることは、スタートアップ創業の醍醐味の一つだと個人的には思っている。
もちろん、何者でもない人間 1号として、創業代表者自身が 会社とともに、成長する必要がある。
これは個人的見解だが、優秀さや能力なんて、なくてもどうとでもなると思っている。
目の前の困難を受け入れ、他責にせず、成長し続けさえすれば、能力なんていくらでも伸びる。
自分自身に降りかかる、理不尽で、上手くいかない「こまってる。」にちゃんと向き合って、自分の世界を前へ進められる気概があれば、どこまででも人は成長できると思う。
視座なんて、覚悟もった瞬間、一瞬で上がるし、 戦略立てるために必要な定性/定量の分析なんて、四則演算と事実と意見を分けることに注意し、すでにあるフレームをいくつか使うことさえできれば、だれでもできる。
(僕はたまに定性分析 KJ法のワークショップをやることがあるが、そのワークショップで何も考察/洞察できなかった人を見たことがない。やり方のコツさえつかめば、現状を分析し、考察/洞察し、戦術、戦略を立てることなんて誰にでもできる。)
必要なのは、 自分自身に降りかかる、理不尽で、上手くいかない「こまってる。」にちゃんと向き合って、自分の世界を前へ進められる気概、覚悟だけだ。
世界は自分が理解できる世界と、理解できない世界しかない
理解できない「人」「コト」とであうととても苦しい
実は、世界は自分が理解できる世界と、理解できない世界しかない。
そして、困難はいつだって、理解できない外の世界からやってくる。
理不尽なコトは起こる。理不尽なコトを言ってくる人もいる。
しかし、なぜ、理不尽か?それは自分が理解し得ぬ世界の
論理で動いているからだ。
つまり、それは理解し得ぬ世界を理解するチャンスかもしれないのだ。
それは多くの場合、視座をあげる、広げる、成長の、チャンスだと僕は思う。
「理不尽な酷いこと」があったとき、チャンスの鐘はなる
「理不尽な酷いこと」とは、自分が理解できない世界の物事だ。
それを楽しめないか?楽しめるか?で
人は疲弊することもあれば、成長することもある。
そして、それら外の世界のものごとにどう対応するか?は考え方のクセのようなもので、いつも外の世界を受け入れない行動をしてしまいがちな人と、外の世界を受け入れる人に分かれる。
「酷いこと」を受け入れられないと、「酷いこと」が起こる場では疲弊し続け、受け入れられる場合、成長し続ける。
そして、これはただのクセのようなもので、時間を守る、守らない。のクセに近い、意識すればどうとでもなるものだと思う。
であれば、「酷いこと」があった時、これは
「チャンスの鐘がなっている。成長の、自分の世界を押し広げるチャンスだ。」と受け入れ、思い、楽しむ方が良い。
チャンスの鐘が聞こえない時は、多くの場合、恐怖やプライド、ネガティブな感情で耳が塞がれている。
それらの幻想を振り払えば、鐘の音は聞こえる。
鐘の音を聞くことさえできれば、困難が多きスタートアップは自己成長の場として最高においしい環境だ。
Never say never, because limits,like fears, are often just an illusion.
無理だなんて絶対に口にするな。限界は恐怖と同じで、大抵幻想でしかないから。
"Never say never, because limits, like fears, are often just an illusion." - Michael Jordan, Hall of Fame induction speech, 2009
酷いことは起きているか?向き合えているか?
逆に「酷いこと」にまったく出会えてないのだとしたら、
それは成長のチャンスを逸してるかもしれない。
また、「酷いこと」からチャンスの鐘の音が聞けてないのであれば、成長がが止まってしまっていることを危惧したほうが良い。
成長は残酷なまでに止まる
どれだけ優秀だったとしても、あぐらをかいた瞬間
もしは、「酷いこと」からチャンスの鐘の音を聞くことができなくなってしまった瞬間、成長は残酷なまでに止まる。
見えない天井に成長を阻まれる。
「数年前は、あんなにキラキラ輝いていたのに、久しぶりに会ったら数
年前のままだった、時が止まってしまっているように全く成長していない。」
そんなことはザラにある。
そして、厄介なコトに天井は本当に透明で見えない。
ドツボにハマると、ただひたすら「酷いこと」にさらされ続け苦しむ。
そして、現状維持は後退を意味する。
"If you're not moving forward, you're falling behind."
前進していないなら、あなたは後退している
しかし、幸運にも「酷いこと」が起こっているということは、耳を傾けさえすれば、天井をぶち抜けるチャンスが訪れている。
「酷いこと」が起こっていないのであれば、「酷いこと」が起こる場を選択することもできる。
配られたカードで勝負するしかない
You play with the cards you’re dealt …whatever that means 」
配られたカードで勝負するしかないのさ…それがどういう意味であれ
"You play with the cards you're dealt...whatever that means" - Charles M. Schulz, PEANUTS © 1950 PEANUTS Worldwide LLC
スヌーピーの言う通り、僕たちは配られたカードで勝負するしか無い。
しかし、手札はさほど重要ではない
しかし、事業と一緒に成長できるスタートアップにおいては、「メンバークラスで入って成長し、CxOクラスまで伸びる。」を実現するために必要な手札はさほど強くなくて良い。
最低限必要な能力でいえば、
- 四則演算
- 事実と意見を分けることに注意する力
の2枚のカードぐらいだろう。
義務教育を終了できていれば多くの場合、問題ない。
そのカードだけでは、宇宙飛行士にはなれないかもしれないけど、スタートアップで 社会の課題を事業を通して解決し、一生 生きていくのに困らないぐらいの金を手に入れることぐらいは十分にできる。
弁護士にはなれないかもしれないけど、スタートアップで 事業を通して、四次元ポケットを持っていないドラえもんを作ることぐらいは十分にできる。
困難を楽しむことさえできれば
もちろん、困難を楽しむことさえできれば。
しかし、それは誰でも選択可能で、選ぶか選ばないかは
自分が選択するか、しないか?の類のものだ。
選ぶことはいつだって、誰だってできる。
もし、選ぶときは、声をかけて欲しい。
「酷いこと」が何度も何度も起こる、天井なしに成長できる場は、いつでも用意可能だから。