離島引越し便を運営する、アイランデクス株式会社です。
今回は、離島への引越し専門業者としてのこだわりが詰まった弊社オリジナルダンボール「島箱」を作ることになった経緯と、ダンボールに対するこだわりを代表池田に聞きました。
ぜひご覧いただけると嬉しいです。
ひとつの箱から、信頼と美意識が生まれる
安心して荷物をお預けいただくための、こだわりサイズ&頑丈さ
創業間もない頃、離島引越しサービスを始めて一番多かったトラブルは、やはり物品の破損でした。
内地の引っ越しだと普通トラックで運ぶので、基本的には水平移動になります。多少凸凹な道があっても、トラックのサスペンションが負荷を和らげてくれます。
それが離島への引越しとなると、船への荷物の積み下ろしの際にフォークリフトでグワングワンと動かすことも多いですし、コンテナに詰められて船に乗ったあとも、5m〜6mといった高波を超えていくことがざらにあります。
そうなると、コンテナの中で上下左右に荷物がガシャガシャと動いてしまい、結果、お預かりした荷物が破損してしまう。事業を始めた頃に、そういうことが何度か重なりました。それは、自分たちがどれほど一生懸命対応しても、いかんともし難いものでした。
こういった破損を防止するために、まずは、コンテナにぴったり合うようなサイズのダンボールを作れないかと考えました。
例えば、何も知らない人が何も考えずに積み込み作業を行なっても、パズルのように、コンテナにぴったりとハマるダンボール。これができれば、荷物の間に余分な隙間が生まれにくいので、ガシャガシャと動くことが減り、破損を防げるんじゃないかと。
それからやはり、ダンボール自体の頑丈さにもこだわりました。
通常、ダンボールは薄ければ薄いほど原価が安くなるので、使用する段ボールの質にどこまでこだわるか?ということについては、業者によってそれぞれ考え方があると思います。
一般的な普通の内地の引越しですと半日や一日で終わることも多いので、そこまで段ボールにこだわる必要性は小さかったりもします。
一方、自分たちの荷物は、何度かの積み替えを経て、一週間ほども波を乗り越え続けて島に到着することもしばしばです。それだけの期間、そのような環境で荷物をお預かりする箱なのだから、「日本で一番頑丈な段ボールにしたっていいだろう!」ということで、協力してくださるダンボール会社さんに、一番分厚い、一番頑丈な素材で作ってほしいとリクエストしました。
また、ダンボール断面の波の構造も「Aフルート」といって、非常に頑丈なタイプのものを選択しています。
こうして出来上がった、「誰が荷積みをしても、離島への輸送で荷物が破損しない箱」が、島箱です!
箱から生まれる美意識で、人と人をつなぐ
また、島箱を通して、社内で統一された美意識というか、「こういうのが美しいよね」「こういうのが人としてかっこいいよね」といった感覚を醸成できたらいいなと思っているんです。
離島で多く活動する弊社スタッフやお客様には、やはりといいますか、枠にハマらないタイプの方達も多いです。
そうした個性豊かな人々が共にあるなかでも、積荷の美しさだったり、そこに向ける意識に共に感動することができれば、スタッフは長く一緒に働けるし、お客様にはファンになっていただけるのではないかと思うんです。
様々な場所に営業所があることが、弊社の特徴のひとつです。
壱岐島、対馬、五島列島、奄美、宮古島、石垣島、福岡、鹿児島、東京とほんとに多くのエリアに及びます。
それら各地の営業所メンバーが、荷物をコンテナに積み込んだ後の写真を投稿しあうグループチャットがあるんです。例えば「今日の種子島行きの人だけど、こんな感じでコンテナに積み込んでおいたよ」みたいな感じで。
そうすると、それぞれのこだわりが見えてきたりするわけですよね。
ダンボールが綺麗に積まれているのはもちろんのこと、パイプ椅子とアルミラックが隣あっているところには緩衝材になるようにクッションになるものを入れているな、とか。横に当たっても傷がつかない製品同士を隣り合わせているな、とか。
スタッフさん毎の美意識やこだわり、「開けた人を(美しさで)驚かせてやろう」といった気持ちが発露する。そういう、仕組みというほどでもないですけど、文化みたいなものが、この離島引越し事業にはあると思います。
アイランデクスは、想いを持って一緒に働いてくれる方を募集しています
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
アイランデクスは、離島地域の社会問題解決を第一のミッションとしながら、持続可能な事業を創造します。
「離島引越し便」は、日本中の「離島」の物流課題を解決するためにはじまったサービスです。
離島という、大手企業が軒並み避けてきた領域でのチャレンジで、時代に逆行していると言われながらスタートしましたが、今では年間2万件超のお問い合わせをいただくようになりました。
水牛で荷物を運んだり、小型船で手運びで荷物を運んだり、台風で島に閉じ込められたり、急遽お客様先に飛んでいったりと、泥臭い仕事もたくさんありますが、
離島への引越しはお客様の一大決心・人生のターニングポイントに立ち会えるドラマチックな仕事です。
また、引越し以外にも「人生に離島を」加えやすくするようなさまざまなサービス展開をしております。
離島車両輸送、リノベーション事業、ゲストハウス運営、シェアハウス運営、島の高校の学生寮運営、、と多岐に及んでおります。
つきましては、カスタマー(テレワーク)、トラックドライバー、宿泊事業部、リノベーション事業部、と幅広い職種で、アイランデクスでは一緒に働ける仲間を募集しております。
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