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起業から転落。16年間模索し続けた末、Genonに入社して起きた人生のパラダイムシフト

16年前。2008年に初めて知り合いと小さな会社を立ち上げた時、その原点が人生で最も輝いていた瞬間だった。ということに気が付いたのは、皮肉にも人生が最も転落している時でした。当時、心身共にすり減り、普通に生活しているのに、体脂肪率が3.7%にまで落ちた時は自分の人生を取り戻す必要がある。と強く心に誓ったものです。

その後数年間、私はさまざまな職を経験しましたが、どれも人生における幸せをもたらすものではありませんでした。結局、私は人生のどん底を彷徨い続けることになりました。夢を諦め、ただ社会の枠内で生きていくことができれば、すべてがもっと簡単だったかもしれません。

しかし、かつて味わった生き生きとした経験は人生を諦めることを許さず、何度も失敗を繰り返しながら、人生に何が必要かを模索し続けることを求めたのです。

最初は給料の良さが幸せへの鍵だと考え、高給の会社に勤めましたが、激務と仕事のつまらなさにより、かえって人生のどん底を感じました。次に、時間が最も重要だと思い至り、給料は少なくともプライベートの時間を重視する会社に転職しました。

しかし、その職場での業務はあまりにも退屈で、人生を無駄にしているような感覚に陥りました。さらにその後、知人の紹介でキャラクター通販の運営に携わることになりましたが、非人道的な労働環境は私を精神的に追い込み、毎日が苦痛の連続でした。

その後、本を書いたり、副業を始めたりもしましたが、どれもうまくはいかなかったのです。

幼少期から悩まされていたアトピー性皮膚炎。本気で治そうと決意したことで生まれた想い

仕事における模索と挑戦が続く中、生活の中での学びとして意義深いものに出会うことがひとつだけありました。それは、幼少期から私と共にあった病、アトピー性皮膚炎です。

私は幼いころからアトピーに悩まされ、大人になった今でもアトピーとの闘いは続いています。子供の頃、私はしぶしぶ皮膚科に連れて行かれ、治療を受けてきました。

しかし、社会人になったことを境に症状は悪化するようになったのです。この時、真剣にアトピーと向き合うことを決意しました。多くの皮膚科を訪れましたが、どこの皮膚科に通っても「薬出しておくので塗ってください」としか言われず、改善の見られないことに業を煮やしていました。

ある日、新しく通おうと思った皮膚科で私は医師に対し、こう言いました。

「アトピーを本気で治したいです。できればステロイドを使わないで良い状態にしたいです」

しかし、その医師は私を小ばかにするようにこういったのです。

「アトピーが治るわけがないじゃん。ステロイドを塗り続けることに何の問題があるの?」

この衝撃的な出会いは今でも忘れられません。それから奮起して治療に臨みましたが、残念ながら画期的な肌の改善は現れませんでした。

そんな時、更なる転機が訪れたのです。大した改善が見られない、その中でもほんの少しの改善が見え始めた皮膚科が1件だけありました。しかし、何の前触れもなく閉院してしまったのです。せっかくまともな皮膚科に出会えたのに。。。私は途方にくれました。

そこで私は考え方を変え、近所で皮膚科を探すのではなく、遠方でもいいから名医と呼ばれる皮膚科を探そうと決意したのです。そして、それまで行っていた治療をがらりと変え、新たな治療に臨みました。

(このあたりの事情がコラボ動画になりましたので、ご機会があればぜひ!)

この転機をきっかけに、私は肌の健康だけでなく、栄養や運動についても深く学び始めました。そして、その過程で私の中に新たな思いが芽生えてきたのです。

Genonはアトピー治療における画期的なサービスになると確信

情報収集を通じて、私は自分だけでなく、世界中にアトピーで苦しむ人々が大勢いることを知りました。名医にかかるという自分自身の体験と、勉強を通じて得た知識を活用し、私の体調は徐々に回復傾向にありました。

そして、もしその治療方法で本当に改善が可能ならば、自分と同じ苦しみを抱える他のアトピー患者にもその救いを提供したいと強く思うようになったのです。

そのために、私は情報発信を始めました。またアトピー患者が就寝時に掻き壊してしまう苦しみを防ぐための手袋を作成するプロジェクトにも取り組みました。そうしているうちに、Genonという企業を知り、その存在に心を動かされました。

(手袋は痒みで結局取ってしまうことが多く、断念。しかし、これを機に声をかけてもらえた)

Genonはアトピー治療において、私がこれまでに出会ったことのない画期的な方法を提案していました。症状の記録を詳細に行い、そのデータを基に個々に合わせた治療を行うというこのアプローチ・ビジョンは、私が長年探し求めていた答えでした。

アトピーの治療を本格的に行うようになってからの十数年。自分の治療が本当に正しいものなのかずっと懐疑的でした。

自分だけが感じるこのプロセスの不安、正しい方向へ進んでいるのかの疑問、そして治療法が個々人によって合う合わないがある中で、自分一人のデータに基づく治療の孤独感と恐怖は計り知れませんでした。長い治療歴を持つ患者として、状態が改善されるまでには年月がかかり、その結果が出るまでずっと不確かな状態にあることは、恐怖以外の何ものでもありません。

しかし、もし同じプロセスや症状の傾向に関するデータが集約されたらどうなるでしょう。

(膨大なデータの蓄積がエビデンスになるのではないか?)

そうしたデータを基に、個々人に合ったアトピーの緩和方法や解決策を見つけ出せる可能性があると確信していました。Genonは、まさにこの考えを実現するサービスを提供しており、その画期的なアプローチによって、アトピー患者の未来を変えることができると感じました。

仕事で使う材料でアトピーが大悪化。働くことも困難な状況で迫られた人生の大きな選択

当然、Genonを知ったその瞬間から私は惚れ込み、すぐさま無償で良いので何か手伝えることはないかと連絡を入れました。本当はこの時から既に入社したいと思っていたのですが、会社情報を見ると拠点が大阪。東京に住む私にとって、その障壁はあまりにも大きく断念せざる終えませんでした。

その後、1年秘かに応援し続けていたところに転機が訪れたのです。
それはまたしてもアトピー性皮膚炎でした。

この頃、仕事で使う材料の影響で手がみるみるうちに荒れ始め気がつけば、手の皮がすべて捲れてしまうほど、急激な悪化を伴ってしまったのです。何度か休職して、症状を回復させるも一向に良くならず、また転職も考えましたが、どこにも雇ってもらえないという悪循環が起きていました。

(最終的には両手のひら、すべて捲れてしまうところまで激悪化しました……)

そして、元の会社からは早く仕事を変えた方がいいと宣告されていたのです……

この絶望的な時期に、Genonのことを思い出しました。
とはいえ、拠点は大阪。他で求人が出ているか聞くも叶わず。

ですが、そのことをきっかけにGenonのメンバーが興味を持ってくれるようになり、「一緒に仕事をしませんか?」と持ち掛けて来てくれたのです。内心、私はとても喜びました。ずっと入りたいと思っていた会社でしたから。

しかし、またしても大きな障壁が私の前に立ちはだかってきました。

それは7度目の転職。38歳で8社目です。自分でも信じられないほど社会不適合者です笑
さらに紹介で入った小学館集英社プロダクションはなんと、たったの9カ月で精神的につぶれてリタイア。このことは深い傷跡と私の自信を完全に奪い去っていたのです。

独身だったらまだいいですよね?そうです。私には結婚して12年目の妻と二人のかわいい子供がいます。
妻からはこの12年、そろそろ安定してと何度言われたかわかりません。仕事関係で妻とのトラブルや離婚の危機も何度もありました。

(休みの日は家族と過ごすことで癒しを貰っています)

それなのに、また転職?しかもスタートアップ?

妻は当然大きな不安を感じていました。
自分自身もスタートアップ企業に携わるのは初めてのこと。

また、スタートアップの世界には才能あふれる人たちが多く、私がその中で生き残れるかどうか、大いに不安でした。

しかし、Genonで働く機会を得たことは、私にとって夢のよう。
しかも、いきなりフルコミットするのではなく、副業の形で参加することを許してもらえたのです。

これで不安もなく、仕事をすることが出来る。
そう思った矢先、そこでさらなる障害が立ちはだかりました。

それは元にいた会社から副業の許可が下りなかったこと。

私はもう一度リスクを背負って新たな道を歩むか、現状に耐えて手荒れが治ることを祈るかの選択を迫られました。

正直言って、ものすごく不安や恐怖がありました。
ですが、今人生で最も情熱とやりがいを注げるアトピー性皮膚炎患者向けのサービス。初めて起業した時に感じた充実感がGenonだったらきっと得られる。

そう確信していた私は全ての勇気を振り絞り、一緒にメンバーとして働かせてもらうことを決意したのです。

Genonに入社したことで16年間模索していた人生に好転の兆しが見える

Genonに入社してから、早速人生に大きな変化が現れました。わずか1ヵ月の間に、想像もしていなかったようなポジティブな変化が自分自身に訪れたのです。

毎日が楽しくて、笑顔が自然と溢れるようになりました。アトピーの症状も徐々に良くなり、以前のような苦しみから解放されつつあります。かつて抱えていた不安や恐怖、自信の喪失は、この新たな環境の中で跡形もなく消え去り、毎日が新しい挑戦に満ち溢れています。

X投稿の作成から施策設計、UX設計、オペレーション、ユーザーヒアリング。と、様々な業務に携わることで、多岐にわたる経験と刺激を得ています。

また、誘ってくれた創業メンバーの人たちの人間性や魅力に触れることができるのも、毎日を楽しく過ごせる大きな理由の一つ。入社してから7ヵ月が経過した今、加速し続けるプロジェクトの中で、時間と体が倍にでもなれば良いと願うほどです笑

さらに極めつけはメンバーが当たり前みたいに「ユーザーにより良い体験を提供すること」「ユーザーの悩みを解決すること」を最優先に考えていることも、この仕事の大きな魅力の一つです。

事業の存続のために利益を上げることは必須。しかし、溢れる思い・情熱が大きく上回っています。

なぜならばGenonでは、メンバーのほとんどがアトピーや皮膚疾患に悩み・苦しんだ経験を持っているから。そんなメンバーだからこそ、ひとりひとりが本気になって多くの皮膚疾患を持つ人々が抱える悩みや苦しみから解放されることを目指しているのだと思います。

未来を変えていくための挑戦は容易な道のりではありませんでした。

しかし、どんな時も諦めずに挑戦し続けていくこと。
その夢が叶ったときの人生の幸福度は今まで感じていた者よりもずっと大きいこと。

今振り返ると、これまでの様々な経験、転落。アトピー治療の挫折。全てはここにつながっていたのではないかなと思います。そして、その点と点がすべてつながった時、人生はこれまでにはない幸福をもたらしてくれるのだと実感しました。

Genonでの経験は、どんな困難も乗り越えられるという確信を私に与えてくれました。

この挑戦に共感し、応援してくれる皆さんと共に、アトピーをはじめとする皮膚疾患で悩む人々が新たな希望を見出せるよう努めていきます。

私たちと共に人生を、世界を変える働きをしてみませんか?

Genonでは、皮膚疾患で苦しむ人々に寄り添うサービスを創出することに全力を尽くしています。私たちのビジョンは、「皮膚の慢性疾患患者が、個人に合った治療を医師と共に行い、安定・寛解を目指せる社会」を実現することです。このビジョンに共感し、私たちと共に事業戦略を考え、新しい施策やアイデアを提案してくれる方、そして、積極的に新しいことに挑戦し、変化の多い環境で柔軟に方向転換できる方を求めています。

(私たちと一緒に未来を切り開いていきましょう)

Genonでのお仕事では、ニーズ検証段階の0→1を作るフェーズでの事業開発を経験でき、幅広い役割でそれぞれが大きな裁量を持って仕事を進めることができます。上場を目指し、大きな未来に向けて事業開発に取り組む中で、ボードメンバーやCxO候補として経営に関わるチャンスもあります。

私たちと共に、皮膚疾患で悩む人々がその苦しみから解放される日々を目指し、全力を尽くしたいと思います。あなたの経験と情熱をGenonで活かし、共に未来を変えていきましょう。

最後に(個人的に思うこと)

これまでの人生を振り返ると、私がここに立っているのは、運と多くの人々の支えがあってこそです。私は自分自身を運の良い人間だと思い続けてきました。そして、これからもその運の良さを信じて、前向きに生きていきたいと考えています。

そんな私がこれから出会い、共に働きたい人は、人生の困難に立ち向かう勇気を持ち、ポジティブな姿勢で常にチャレンジを続けることができる人です。困難な状況を幸運へと変える力を持つ人、皮膚疾患に苦しむ人々に真摯に寄り添える人、そして常識にとらわれず、自分の考えで道を切り開くことができる人です。

私たちが求めるのは、ただの同僚ではありません。人生の困難に立ち向かい、それを乗り越えた時の喜びを共有できる仲間です。困難を前にしても、ふてくされることなく、諦めずにチャレンジし続ける精神を持った人と肩を並べたい。そのような瞬間をリフレーミングし、幸運だと感じられる人と共に働くことは、私にとって最大の幸福です。

また、皮膚疾患で苦しむ人々に対して、同情するのではなく、患者さんの立場に立って共感し、支援することができる人と一緒にいたいと思っています。私たちのチームには、既成概念に囚われず、自ら考え、行動できる自由な精神を持つ人々が必要です。

最後に。私たちは各々が持つ「運」を信じ、困難にも立ち向かい、一緒に成長し続けることができると確信しています。私たちのビジョンに共鳴し、共に新たな未来を切り開いていける方々と出会えることを心から願っています。

ぜひご応募をお待ちしています。

経営企画・CS
未経OK!事業成長を加速させる webマーケターを探しています!
ゲノンは、皮膚疾患で悩む人が「卒炎」(炎症を卒業する)できる社会を作ることを目標に、皮膚科専門のオンライン診療とPHRの「ヒフメド」を開発しています。https://hifu-med.com/ 2023年11月に1,2億円のシード調達をし、サービス提供をしている会社です。 医療系の事業の立ち上げは、マネタイズの難しさや法律の壁、医療制度の壁、政治や派閥的な問題、アナログな文化など、乗り越えるべき課題が山積みです。 その難しさに苦悩しつつ、難しいからこその面白さもあり、より良い形の価値提供はどのような形か模索中の日々です。 そんな、ちょっと特殊な側面も持つ「医療」という業界でのスタートアップや、事業立ち上げについて、同じ悩みを持つ方、興味はあるけどまだ踏み込んではいない方、
株式会社Genon


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