こんにちは!
サンケイエンジニアリングの赤對です。
今回は予告通り「転職活動で思ったこと」をテーマに書いてみます。
①自分がしたいことって何だろうか?
②自分が好きだなと思う世界に飛び込むことに躊躇するな
の2点です。
それではお付き合いのほどよろしくお願いいたします~
①自分がしたいことって何だろうか?
いきなりですがこれって永遠のテーマじゃないですか?(笑)
もちろん読者の皆様のなかには明確に「これだ!!」ってやりたいことに出会っている方もいらっしゃるかと思います。
しかし現実的には「これだ!!」をもっている方はなかなかレアなケースじゃないでしょうか?私自身は見つかっていなくて転職活動時期に「何がしたいんだろう」を見つめなおす良い機会となりました。改めてむっちゃむずかしいテーマだ。。。と痛感した期間でした。私はこれまでいくつかの業界・業種を経験しておおよそ「自分ができることってこれくらいじゃないかなぁ」とか「こういうことはできるんじゃないかなぁ」って経験や過去をベースに思いこんでいました。そして、この思い込みが、前回書いた、新卒当時の目標感・想いに対して「いやーそこまではできねぇよ」みたいなノイズとなり妨害していたような気がします。つまり過去の経験や実績で自分の未来の可能性を小さくしてしまっていた。。。そんな気がしています。
その結果、今まで経験したことのある業界から企業を選択し、こじ付けの志望動機と自己PRを作り、むりやりエントリー。 「まぁ好きか嫌いかで言えば好き。。。」みたいな仕事に対して、めっちゃ脚色と下駄をはかせて、面接に挑んだ、なんてことをしていました。でもそんな人。。。少なくはないんじゃないでしょうか? 今思い返せば、私は、そんな感じでした(苦笑)
転職活動を初めて1,2か月間は、今の自分ができる・できそうな事で仕事を探しながら、なぁんかピンとこないなぁと思ってました。そんな時にたまたまYouTubeからのおすすめで、「高木豊さん」のチャンネルを拝見。WBCでそれまで全くの不調だった村上選手が逆転HRを放ったシーンを見ながら、ダルビッシュ投手が語る「強くプレッシャーがかかった時のメンタルとは?」という回(youtubeで「高木豊 ダル流メンタル術」と検索してみてください。)がありました。その中でダルビッシュ投手が自身の経験に寄せて語るシーンがありました。ダルビッシュ投手でさえ「そんな球投げられない」「無理だ」「できない」「負ける」そんなネガティブな言葉に押しつぶされそうになる瞬間があるそうです。その時にはそういったネガティブな声は自分ではない、他人が言っていると!!と思うようにしているそうです。
それをみて「真似してみよう」と思いました。
早く決めなきゃいけない!とか。短期離職を繰り返していた私は(次こそは..!!)みたいなプレッシャーもあったからです。そんなことは他人が言っていることだぞ!関係ない!と思うようにした結果。。。どうでしょうか??
めっちゃくちゃ自分の気持ちがクリアになりました。なーんでこんなことに縛られていたんだろう。と、思うレベルまでが楽になりました。視界も明るくなりました。そして自分の素直な気持ちに気付きました。「なぁんだやっぱりモノづくり好きじゃん(笑)」ということです。それまではネガティブなノイズが大きすぎて自分の好きとか嫌いみたいな直感的な気持ちの部分すら蓋をしてしまって、本来自分のやりたいことや将来像などが見えなくなってしまっていました。そうなると志望動機や自己PRが無味乾燥な淡々とした情報となり、自分の言葉に情熱は入らず、熱もこもらない。そんな言葉に人は共感しないし震えないですよね。発信者の言葉に「実」がみえなければ人の気持ちは良くも悪くも動きません。当然、面接官も「この人と働きたい!」という気持ちにはならないですよね。
そこで志望業界を一気にメーカーに切り替えました。すると勝手に、この会社はここが好き、ここはどうだろうか?こんなことも聞かなきゃいけないな、と姿勢がどんどん前のめりになりました。
ささいなことがきっかけとなり歯車がかみ合い、ものごと一気に廻り始めた、そんな感じです。しかもいい方向に転がっていく、そんな感じでした(笑)
②自分が好きだなと思う世界に飛び込むことに躊躇するな
今回の転職活動を期に、私がシンプルに思い感じたことです(笑)
自分の感じたことや感じ取ったことを、思考や行動の基点とすることは非常に重要です。何事も「好きこそ物の上手なれ」ということなんでしょうね。消極的に仕方なくやるよりは積極的に前向きにやっている方が本人の気持ちも楽しく取り組むことができる。多くのことや細かいことに気が付く。これが成果物の高い品質につながることになります。
例えば夏休みの宿題。人から言われていやいややる自由研究と、自分の趣味に対する研究では、深堀度合、情報量、密度は全く異なります。私は夏休みの宿題はあまり記憶にはありませんが、小さい時から好きな車のことについての情報量と密度はだれにも負けません。(たぶん。。笑)私の場合は単純に車種がというよりはエンジンの仕組みだったり、シャシー設計やデザインに至るまで細かな部分が気になって調べたりします。(え、じゃあ夏休みの宿題で車のことやれば良かったじゃんと今書いていていま、思いました。。。(笑))
今回の転職活動では、こんな風に自分の気持ち、感覚に素直になる、これが仕事でもとっても大事なのではないか?と気付きました。「自分って何が好きだっけ?」「どんな瞬間が輝けるっけ?」の延長線上に仕事があると納得感がでてくる。納得感がでてくることで自分が直面したことに前向きに取組み易いからです。結果経験がふえ、たくさんの知識がふえ、感度もあがり、成果のスピードと量と質が高まっていきます。そうすることで他人から必要とされ、頼りにられる1戦力になるのではないでしょうか?
これが仲間やお客様、組織からの信頼も重ねることで売り上げや給与も貢献度も増えるし、組織にとって頼れる大切な人になっていくのだな。。。とようやく実感しました。
また個人の内面で考えれば、仕事や課題をどうやって捉えていきたいか?1日の1/3の時間を嫌々ながらとにかく消化することを「約240日/年×働く年数」続けるのか??前向きにこれはなんだ?どうすればいいんだ?と積極的に対応していく「約240日/年×働く年数」がいいのか?そんなことを考えると私は今回自分の気持ちの蓋をした状態で働くことはムリ。蓋をとっぱらって、自分の気持ちに正直に、転職先を探せたことに満足しています。
ぜひ転職をお考えの方もそうでない読者の皆様も、一度「自分はもともと小さい時何になりたかった?とか好きなものは何だったか?」ということを思い出してみてください。もしかすると未来を切り開くきっかけになるかもしれません。今回の記事は読者の皆様の本当の気持ちに気付くきっかけになったらいいなと思います。
さて次回は転職の時やってみて良かったことをテーマに書いていこうと思います。
それではまた次回!!