こんにちは!採用担当の有賀です。
武内製薬では、社会に対する存在意義となるミッションと、それを実現するための価値観・行動指針となるバリューを掲げています。社内では日常的にバリューに関する言葉が飛び交うなど、一人一人がミッション・バリュー(MV)をしっかりと認識し、日々の業務や目標に反映させています。
そこで今回は、MVがどのように創られ社員にインプットされたのか、そしてMVをより浸透させていくために行っている社内での取り組みをご紹介します!この記事を通して武内製薬のカルチャーが少しでも伝われば幸いです。
1.MV策定の背景
現在のMVを策定したのは2022年の11月。それまでもMVを定義していましたが、当時さまざまな問題点を抱えていました。
- バリューが形骸化していて、メンバーに全く落とし込めていない
- 会社の成長とともにステークホルダーが増え、共通認識を持つことが難しくなった
- 企業が利益を上げること以外に社会貢献をすることが期待されるようになり、「企業活動の目的は何か」という存在意義がより重要視されるようになった
- 採用候補者からの「どのような人が評価されるか」「どのような人と仕事をしたいか」といった質問に対し、面接担当者によって回答がバラバラで、会社として一貫した存在意義や価値観を発する必要があった
上記の理由から、社員はもちろんのこと、社外の方々にも武内製薬がどんな企業なのかを表現できる、共通言語のようなMVを再定義する必要があると考えました。
当初はMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を創るつもりでしたが、他社のMVVをいくつか調査した結果、ミッション・バリューだけを定義した方がシンプルで落とし込みやすいという結論になり、MVを策定することとなりました。
2.Missionが出来上がるまで
まずは武内製薬が今後どのような企業を目指していくのか、当時の経営層と現社長の小倉で議論を重ねました。
当時の武内製薬のミッションは「美容領域のイノベーションを起こす」というものでしたが、これはひとつの手段に過ぎず、美容領域のイノベーションを起こした結果、社会にどのような影響を与えていきたいかの方が重要であることに気付きました。
武内製薬はワックス脱毛という市場から事業展開をスタートしたこともあり、創業当時から「悩みを解決する」という点にフォーカスを当てていました。
悩みを解決するということは、つまり自分に自信をつけるということ。そして、自信をつけた結果、もっと自分を好きになる体験をしてもらうこと、それこそが私たちが社会に与えていきたい影響だと結論付けました。
また、今後は美容領域に限らず様々な分野に進出していくことが想定されていたことから、美容領域のみに捉われないようにすることも意識し、もっと自分を好きになることを応援する会社を目指すという案が挙がりました。さらに、日本だけではなく世界にもっと進出していきたいという思いをこめて、現在の「もっと自分を好きになる」体験を世界に届けるというミッションが完成しました。
3.Valueが出来上がるまで
次に、ミッションを達成するための指標となるバリューも定義し直しました。武内製薬が掲げる3つのバリューとそこに込めた想いをご紹介します。
①Super Speedy
スピードというのは、仕事の速さ・世の中にキャッチアップする速さ・PDCAを回す速さなどを指しており、創業当時からとても大切にしている言葉です。武内製薬がまだまだ規模の小さい会社であること、また主力事業であるEC業界の特性からスピード感がないと業界の流れについていくことができません。私たちにとってスピードが命であり成長の源であることから「Super Speedy」をバリューの一つに設定しました。
②Ownership
会社が組織として成長していくためには、社員一人一人が仕事に対して主体性をもって取り組む姿勢、責任を持って行動していく必要があると考えています。また「もっと自分を好きになる体験を世界に届ける」というミッションを実現するためには、様々な領域でイノベーションを起こす必要がありますが、その会社で働く社員が受け身の姿勢だとイノベーションを起こすことはできません。
そこで社員全員がプロフェッショナルとして自発的に行動し、最終的には周りも巻き込んでいくことが重要だと考え、「Ownership」をバリューに取り入れました。
③Positive
これはミッションと結びついています。自分を好きになる体験を届けるためには、まずは自分自身がポジティブである必要があります。自分自身がネガティブだとそれが周りにも伝染してしまい、自分を取り囲む環境をポジティブにすることはできません。また、何かしらの問題が生じたときも捉え方ひとつでピンチがチャンスになることがあるように、どのような局面でもポジティブでいることで成長機会が増えると考え「Positive」を設定しました。
4.MV完成後のアクション
完成後、当時在籍していた社員に向けたMV研修を実施。MVを再定義した経緯や意義などを説明し、社員へのインプットを行いました。また、MVについてのグループディスカッションで理解を深め、ただ会社が決めたMVに沿って働くのではなく、自分自身の業務に当てはめた時にどのような場面でバリューを体現できそうかなどアウトプットすることで自分事として捉えられる機会を設けました。
結果的に社員全員の解像度が高い状態で、MVの運用を開始することができたのではないかと思います。
5.MVを浸透させるために
武内製薬では、よりMVを浸透させるために、日常的に4つの取り組みを行っています。
①MV賞の表彰
半期ごとの全社総会で期中で各バリューを最も体現した社員の表彰を行っています。ここで選ばれ表彰されることを目標の一つとしている社員も多くいるため、日々の業務に対するモチベーションに繋がっています。
②MVシート
毎月、自分自身がバリューを体現した事例を専用のシートに入力しています。1か月の取り組みを振り返る機会になると同時に、次月はどういった点でバリューを体現できるか考えるきっかけにもなっています。
③バリュー体現者の好事例共有
全社員が入力したMVシートの中から、バリューを体現している且つ自身や組織に対して良い影響を与えたものをいくつか選出し、月に一度の全社会議で発表しています。自分以外のメンバーがどういった工夫や取り組みをしているのかを知れる良い機会となっています。
④部やチーム単位でのMV共有
各部・各チームでもMVを浸透させる取り組みを行っています。例えば、卸営業部では「一人集中MV」を実施。毎月の定例ミーティングで1人のメンバーに対し、その人のMVに関する取り組みを褒めるという取り組みです。
部長やチームリーダー主導でMVを体現するための取り組みの確認、管理を徹底し、マンネリ化しないように新しいことを取り入れつつ工夫を重ねています。
最近では日常的に「今のPositiveだね!」「これSuper Speedyだった!」といった会話が聞こえてくるようになり、社内にMVが浸透してきていると感じています。また、MVを再定義したことにより、社外に対して「武内製薬がどのような会社か」をきちんとした言葉で発信できるようになったことも大きなメリットだと考えています。
最後に
私たちは「もっと自分を好きになる」体験を世界に届けるために、ご紹介した3つのバリューを行動指針として大切にしています。今後一緒に働く仲間が増え、会社が大きくなっても、MVが社内に浸透している環境を作り続けるため、フェーズに合わせた施策を実施していきたいと考えています。
ミッション・バリューに共感していただけたり、この記事を読んで少しでも武内製薬に興味をお持ちいただけたら、是非一度カジュアルにお話ししましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!