採用チームのM.Yukaです。
今日は、現在積極採用中の職種である「企画制作ディレクター」の仕事内容とその魅力について紹介します。
大阪本部で企画部門のディレクターを束ね、プレイングマネージャーとして活躍されているT.Inoueさんにお話を聞いてきました。
■語っていただいた人:大阪企画部リーダー(1998年・中途入社) T.Inoueさん
全社員が「営業ディレクター」として、案件進行の「要」を担う。
当社は主に、顧客企業がさまざまなステークホルダーとコミュニケーション取るために使用する、Webサイトや印刷物といったツールを企画・編集・制作しています。(事業の詳細は、当社ウェブサイトなどをご覧ください。)
会社組織としては、大きく企画部・デザイン部に分かれています。
デザイン部がアートディレクション・デザイン・DTPといった領域を担う一方で、私たち企画部は顧客担当窓口、プランナー、エディター、ディレクター等の領域を担います。
当社の場合、顧客窓口、プランナー、エディター、ディレクターというのは各人に固定された「職種」ではなく「役割」です。例えば、あなたはA社の統合報告書でディレクターを担うこともあれば、B社の企業サイトではプランナーを担うこともあります。経験や能力、将来の目標に合わせて、適切な職種を経験することができます。経験や能力、案件の内容に応じて、都度役割が変わり、一つの職種に特化することなく、マルチに活躍できることが当社の特長です。
また、常にお客様との接点となる役割でもあります。
そこで今回は、我々の仕事のベースである「ディレクター」という仕事とその魅力について説明していこうと思います。
ディレクターという言葉を辞書で引きますと、以下の意味が出てきます。
1 映画・演劇の監督・演出家。
2 ラジオ・テレビの番組担当者・演出者。
3 楽団の指揮者。楽長。
(出典:デジタル大辞泉(小学館))
こうして見ると、なんとなく「ディレクター」というのは偉いポジションのように思われる方もいるかもしれません。しかし、当社の企画部に入社されたら、全員がいきなりディレクターの役割を担います。
辞書の定義でもわかるようにディレクターとは、多くのスタッフの要となって各自が専門性を発揮できる環境をつくる調整役とも言えるでしょう。もしくは、スケジュール管理や情報共有を滞りなく行うことで企画・編集を統括する推進役とも言えます。
例えば、ブレーンセンターの代表的な制作物である、100ページ程度の『統合報告書』を一冊つくるためには、一般的に半年から1年の期間にのべ20人から30人の関係者(お客様、社内外のスタッフ)と関わることになります。
この期間、ディレクターは案件の「時間」「人」「お金の流れ」
を常に管理し、求められる制作物の品質を高めていきます。これは印刷物に関わらず、当社が取り扱うWebや映像の案件でも同じです。
ディレクターというのは、制作に関する知識や経験よりも、顧客への深い信頼関係を土台とした「傾聴力」と、多くの関係者を取りまとめる「調整力」が求められる仕事です。
お客様との信頼関係が土台
半年から1年間のプロジェクトを遂行していくために、ディレクターに求められる大事なこと。それは、お客様との信頼関係を保ち、深めていくことです。お客様から見て「この人に話したら、組織全体に伝わるんだ」と思える信頼関係を築く必要があります。
そのためには、まずお客様の事業をしっかりと理解し、場合によってはお客様の担当者よりも詳しくなることが大事です。また、顧客企業のご担当者の考えや思いを知ることも大切です。
相手のご担当者もひとりの人間ですので、さまざまなことを考え、悩んでおられます。それをディレクターの私たちが理解し、一緒に悩んだり考えること。それは、必ずしもお客さまの言いなりになるという意味ではありません。企画編集のプロとしての知見に立ち、対話を重ねながら、ともに問題解決を目指すパートナーとなることがとても大事です。
こういったことを繰り返していくことで、お客様との信頼関係が深まり、次の仕事に繋がることもあります。また、他の部署の方へブレーンセンターをご紹介いただけたときは本当に嬉しく感じます。
社内外スタッフとのコミュニケーションは大切な日常業務
それからもう一つ。お客様と同じぐらい大切なのが、社内外のスタッフとの関係構築です。
実際の制作進行において、カメラマン、 DTP オペレーター、プランナー、アートディレクター、プロデューサーなどそれぞれプロとしての能力を持った人々の力を借りてモノづくりを進めていきます。
先ほど、ディレクターの仕事とは多くの関係者を取りまとめる「調整力」であると紹介しましたが、実際に私たちが日々の業務の中でコミュニケーションをとる時間が一番長いのは彼らになります。
ディレクターは、その人達に、きちんと案件の目的、現状、そして今なにが必要なのかを伝え、スケジュールとタスクを管理し、さらにこのチームで目指すべき制作物の品質を確保しているかを確認します。
どのような品質を目指しているのか、他人の言葉ではなく、自分の言葉で伝える必要があります。自分の言葉で理解と思いを伝える。それによって、共感が生まれ、その共感によって制作物の品質が高まっていくのです。
もちろん、仕事ですので、限られた予算や時間といった成約はありますが、その中で、知恵を出し合って最大限に良いものを目指していく。それスタッフとの人間関係の中でやっていく。その中ではさまざまトラブルや緊急事態も発生します。そして一定の品質に満たないものは何度も作り直してもらう必要があります。その旗振り役がディレクターなのです。
ディレクターの魅力
最後となりますが、ディレクターの魅力を3つお伝えします。
まず1つ目に、これは当社社員全員に当てはまりますが、普通の消費者として生活しているだけでは知ることのできない企業活動がわかります。
私たちのクライアントなるのは、巨大IT企業、メガバンク、製薬企業、外資系グローバル製造業など、日本経済を支えている民間企業が大半です。
そんな日本を牽引する企業の最前線の現場に、私たちは立ち会うことができるのです。最前線で、どのような人がなにを考えて働いているのか、を間近で知ることができます。
2つ目に、自分の言葉でわかりやすく表現する力を身につけることができます。ここまでお話してきたように、一つの案件には携わる関係者が非常に多いです。どんな時も、正しい状況を理解し、分析して、関係者に端的かつ正確に情報を伝える必要があります。
現場に立ち、悩みながら情報を整理・加工し相手との対話を重ねていく・・・そういった積み重ねの結果、真の意味で相手を理解したコミュニケーションが出来たとき、私はこの仕事をしていて良かったなと心から思います。
3つ目に、さまざな悩みやトラブルがあっても、チームワークによるものづくりは、やはり楽しいということです。
お客様や多くのスタッフ関係者と関わり、数ヶ月かけて最初に掲げた目標を達成していく、そのプロセス自体は苦しいことも多いのは事実です。
一方で、自分のディレクションによってお客様やスタッフの間に良いハーモニーが生まれ、それが制作物の品質に反映されていく、そしてビジネスが広がっていく・・・そういった制作のプロセスそのものが非常に大きな魅力だと思います。
ブレーンセンターには、業界未経験でも成長し活躍できる仕事と環境があります。
最初にも書きましたが、顧客への「傾聴力」と「調整力」、そして成長したいという思いがある方であれば大歓迎です!
ちなみに、最初のうちは上司や先輩の元で、アシスタント・ディレクターから始めていただきますので未経験の方もご安心を。実際の案件を通じたOJTで本当に役に立つ能力を身につけていくことができます。
ディレクターの仕事に魅力を感じていただいた方は、是非私たちと一緒に仕事をしましょう。
面談でお会いできる日を心待ちにしております。
募集ページも是非ご覧ください。
■この記事を読んだ方へ、是非読んで欲しい当社ストーリー
長きに渡り企業コミュニケーション事業の最前線で活躍してきたプロフェッショナル社員として、
T.Inoueさんから当社の事業内容と自身のやりがいを語ってもらいました。
当社の採用サイトの先輩社員紹介ページでは、ディレクターとして活躍する他のメンバーも紹介しています。こちらも是非併せてご覧ください。
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