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設立40周年企画|入社当時の私のココロ踊る瞬間!パート2

〜当時の入社案内パンフレット冒頭メッセージ〜

人はそれぞれのヴィジョンをもって仕事に取り組む。それは浅はかな夢ではなく、実現すべき近未来であるはずだ。そして様々なヴィジョンの共通項が企業の目標となる。

それには初心を忘れぬハングリー精神と、体で感じとれるリアリティーが必要だ。一つの仕事に取り組み、それをやり遂げる。それは目標への一歩以上の前進にほかならない。

なぜなら私たちの仕事が様々に異なる側面をもつからだ。

ここにあるのは、ひとつのありふれた光景かもしれない。しかし、その中には不変のプロフェッショナル・マインドというものが息づいている。私たちの領域がいかに拡がっていこうが、変わらないものがそこにある。

デザイン

早戸はデザインの仕事について3年目、最初の頃は営業サイドの動きを理解するために、大阪近郊の市町村に、アポなしの飛び込み営業で数週間でたこともある。

とある飛び込み先の会社では、筋肉隆々の若手社長に一発で気に入られ、意気揚々と別室にと招かれるうちに、国旗が部屋の壁に大きく掲げてあるご自宅へと案内され・・・。

そこで依頼を受けたのは、とある街宣活動のためのチラシを作成してくれないか?との相談を受ける流れになり、後日、上司ともども丁重に電話でお断りしました。

今回の仕事はカンプをつくった中村の担当する入社案内である。

企画段階から十分に打ち合わせをやっていたため内容は把握していたつもりであったが、いざ原稿をもらってみると予想以上に煩雑である。

まず原稿の整理から始まる。レイアウトの修正、写植(=印字するための文字)の指定、写真のトリミング、それらの貼り込み、様々なデザイン処理・・・・、

学生のとき自分の創作は、

自分の好きなもののためであったが、シゴトは違う。

クライアントが満足するものであり、

ひいては世の中で十分評価されるものをつくりたいと思う。

色校正の段階でクライアントから返事をもらう。ほぼ大きな修正はない。自分の仕事は認められたということである。しかし、刷り上がりまでは油断できない。

印刷物は様々な工程の中で、多くの人の手を通過する。

最後まで自分の目で見守ってやらなくてはならない。

そうしているうちに、新しい仕事が入る。今までに経験したことのない仕事だがやり甲斐がありそうだ。


早戸学 <当時:デザイナー 23歳 → 現在:総務部とデザイン部のリーダー 53歳>

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