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風の彫刻家「新宮晋」× ブレーンセンター

世界を巡り、人と会い、風で語る。

1937年生まれ。東京芸術大学美術学部油画科卒。風で動く彫刻の第一人者として世界的に有名。舞台企画や演出、絵本制作など活動は多彩。毎日芸術賞特別賞など多数受賞。1960年ローマ国立美術アカデミアに留学。絵からレリーフへ、さらに完全立体へと関心を移し、動く立体造形を始める。1966年帰国し、以後大阪万博、野外彫刻展等で活躍。1971 ~ 72年ハーバード大学視覚芸術センターから客員芸術家として招かれる。風や水を動力にした作品があり、“空気の専門家”と呼ばれる。近年は建築家、レンゾ・ピアノと組んだ仕事が多い。2000年21 点の風で動く作品を1 個のコンテナに収納し、1年8ケ月をかけて自然の中で展覧会を行いながら世界を回るプロジェクト「ウインドキャラバン」をスタート。以後、2009年「ブリージングアース」。2011年「田んぼのアトリエ」「元気のぼり」。2012年「元気キャラバン閖上」。2013年「北摂里山・風のミュージアム」などのアートプロジェクト立ち上げる。1975年から絵本も手がけ、「いちご」「くも」「じんべえざめ」「小さな池」「風の星」「旅する蝶」などがある。2012 年には映画「ブリージング・アース:新宮晋の夢」(トーマス・リーデルスハイマー監督)がドイツで上映。2014年には第9回大阪アジアン映画祭でも上映され、同作品は第32回FIFA(国際映画祭)で審査員賞を受賞。また、12作品が常設展示される「風のミュージアム(兵庫県三田市県立有馬富士公園内)」が2014年にオープン。最新の作品は2012年の「遠い空(アメリカ)」、「風のフーガ(フランス)」「風の森(埼玉県)」。なお、唯一の建築作品として、ブレーンセンター本社「風の万華鏡」の総合設計を手がける。(1992年4 月竣工)

-受賞歴-

吉田五十八賞(第4回)〔昭和54年〕「雑草の森学園」、現代日本彫刻展国立国際美術館賞〔昭和54年〕、現代日本彫刻展兵庫県立近代美術館賞〔昭和54年〕、長野市野外彫刻賞〔昭和55年〕、日本芸術大賞(第18回)〔昭和61年〕、横浜ビエンナーレ野外彫刻展大賞〔昭和61年〕、ヘンリー・ムーア大賞展特別優秀賞(第6回)〔平成1年〕「星の神話」、倉吉緑の彫刻賞(第3回)〔平成6年〕、神戸須磨離宮公園現代彫刻展宇部市野外彫刻美術館賞(第14回)〔平成6年〕、大阪芸術賞〔平成7年〕、毎日芸術賞(特別賞,第43回)〔平成14年〕「ウインドキャラバン」、紫綬褒章〔平成14年〕、円空大賞(第4回)〔平成19年〕

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Shingu 自然のリズム

各国の作品の写真やスケッチ、計画案などを通じて紹介。


WIND CARAVAN

壮大な旅の記録。


ぼくの頭の中
Inside My Thinking

全文和英併記、新宮晋手書きShinguスケッチブック


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