人のつながりを大切に── 人たらし:高井
中途入社して15年、営業課長として人材ビジネスにも携わっている。 元々営業に興味が無かったのに、なぜ今、営業課長をしているのか?高井を取り巻く人間関係とともに、これまでをひも解きます。
人と接する仕事を──前職での経験
ビーモーションに入社して15年。現在は営業課長として日々奮闘中、前職では接客業を行っていた。前職での仕事に興味を持ったのは、学生時代でのアルバイトがきっかけ。
昔から人とコミュニケーションを取ることは得意で、たくさんの人を集めて、みんなで楽しむのが好きだった。表に出るリーダータイプというより、裏で実権を握りながら皆を楽しませるタイプ。何かやる時は、良い事でも悪い事でも、裏側に高井がいるって感じ(笑)。【湘南のツーリングサークル】に在籍していた時は~・・「ピー」・・あっ、これ以上は際どい内容なので~終了。。
興味持ったことはトコトンやる。興味ない事はトコトンやらない。学生時代、経営学に興味を持ち、のめり込んでいった。
学生時代のアルバイトで、カラオケ店やデパートの小さい家族向けのゲームコーナーで接客を担当、人と接する仕事の楽しさを感じた。就職活動で内定を7社ほどもらったが、結果的にすべて辞退した。
やはり接客業をやりたい気持ちが強かったから。それから1年ほど、正社員ではなくフリーに過ごしながら、大手の家電量販店に入社した。
家電量販店では10年ほど働いた。新卒ではなく中途採用だったので、新入社員が最初に学ぶ研修制度はほぼ無く、入社初日から店頭に立って接客をしていたのを覚えている。現場でお客様からの質問に答える為に、自分でカタログを読んで学習をしていった。
ご年配の方が多い地域だったこともあり、「ネギの種はどこ?」と聞かれたり。そもそも電気屋だと思っていないお客様がご来店されたりと、予想外の対応も多く、どんな方が来ても同じように笑顔で接していくという基礎がそこで磨かれたと思っている。「カラオケ機械の使い方が分からない」「今すぐ来い!」とのクレームに駆け付け、4曲歌わされて帰ってきたり。1日中ずっとお叱りを受けた後、一緒にお酒を飲んだり。今思えばハチャメチャなケースもあった。メンタルは相当鍛えられたね(笑)。
トレーナー職との出会い
ビーモーションと出会ったのは2006年のこと。同じ大手家電量販店出身で、先輩の川崎 から声を掛けてもらった。同じ会社で働いてた頃はそこまで接点があった訳ではなかったけど(10年のうち2回しか会った事なかったはず)・・友人紹介キャンペーンのご褒美もあった。
他社への転職が決まっていたのに辞退、トレーナー職としてこれまでの経験が活かせる事もあり、ビーモーションで新たなチャレンジをすることにした。お客様の要望は一人ひとり異なり、その対応方法も異なる。これまで蓄積したノウハウをトレーナーとして落とし込んでいく事で、自分の分身を店頭で活躍させることができたら楽しいなと思ったから。
また、業界の中でもビーモーションは多くのスタッフがいた為、優秀な人材が増えて、各店舗やメーカーから評価されたら、もっと発展すると感じていた。サービスの品質を落とすことなく、より高めていく為に、この会社に携わりたいと考えた。
接客をする上で「主導権をお客様からどう奪うか」 を大切にしている。買い手(一般のお客様)には、製品に関することや数字的根拠では、決して嘘を伝えることはしない。
一方で、売り手(商品メーカー様)に、今売りたい商品があり、販売を強化する時期などがあるのもまた事実。最低限のルールを守りながら、いかに売りたい商品を目の前のお客様に買いたいと思わせるかという駆け引きを楽しむことが、大事だと思っている。
そしてトレーナーとしてメンバーに接する時には、小さな成功体験を積み重ねる事を意識。簡単に成功し易い事から始め、成功する事が楽しい!という体験を地道に積み上げていく。接客話法など、成果が出やすいものから教えて、1週間、1カ月と経った頃にまた新しく出来る事を伝えていく。そうした仕組みを創っていった。
人間関係を大切にして、コンペで勝利を──
そして、2008年からはサービスコーディネーター職を担当。営業と運営を兼務し、面談からトレーニングまで全て行うようなポジション。成果としては小型案件から大型案件へと拡大させる形で、某メーカーの案件を獲得した。
大手メーカーからの 、全国展開をする上で店頭スタッフを増やしていこうという話の中で、3社とのコンペに呼んで頂いた。結果、全国のうち8割の店舗を任せていただく事になったのだが、勝因は人間関係だったと感じている。
コンペで提案後に資料に不備があったことが判明。先方へ電話をし、翌朝までに再提出させてもらう事を許可いただき、徹夜で資料を整えて資料を差し替えさせてもらった、なんて事もあった。
本来ならコンペ資料の再提出なんて許されないが、それを認めてくださり、受け取ってもらえたのは、それまでしっかり人間関係を築いてきたからだと感じている。このメーカーは、現在も関係が続く大切なお客様になっている。
人間関係をつくる上で心掛けているのは、気兼ねなく話ができる関係づくり。商談の際は仕事の細かい話をするが、それ以外でお会いした時にはプライベートの話をすることが多い。人としてのコミュニケーションが大切だと感じている。
因みに当時の部署は現社長である吉田 が営業部長で、営業課の責任者として佐々木 がいて、私を誘ってくれた川崎もいるチームだったのだが、全員O型なせいか、まとまりが無いメンバーだった(笑)。やるところはやるけど、手を抜く時は抜いていい、と佐々木が明確に示してくれていたので、メリハリが大事だと気付かせてもらった時期でもあった。
攻めの姿勢で採用を強化したい!これからのビジョン
その後、営業2課の課長に就任。営業メンバー4人で初めて課を任されて、さあ頑張っていこう!という矢先、1名が本人の都合で辞めなければならない事になってしまった。残ったメンバーで売上をつくるにあたり、立て直しをしていく事になったのは大変だった。
そんな状況でも可能な限り直接メーカー様のところに足を運び、日々ヒアリングを重ねた。そういった地道な姿勢を、当時の取締役に評価してもらえたのは嬉しかったし、メンバー達はそうした自分の背中を見て学んでいってくれたのではないかと思っている。
また、仕事の時だけでなく、呑みの場で私の背中を見るメンバーも多かったかな(笑)。ビーモーション は部署や課で分かれているものの、横のつながりは強く、部署の垣根なく相談したり、アドバイスし合うような環境だから。
2017年には九州支社・中四国営業所の支社長・営業所長として初の転勤を経験した。本社では分業されている事が、支社では全てを請け負う必要があり、人事労務なども支社の中で完結する形だったので、一通り経験できた。
営業から業務に対する流れなどもうまく回さないと滞るということを実感し、本社でこんな風にフローを組めばもっとうまくいくのでは?といった改善すべきポイントにも気付けるようになった。東京に戻ってきてからは組織として平等な姿勢を浸透させていく為に動いていった。
現在は営業1課課長として既存顧客の継続と、新規顧客の獲得をミッションにしている。コロナの影響による変動を経験し、いつ何がどうなるか分からないと実感した為、既存顧客、家電量販店に限らない新規顧客を深堀りしていかないと、会社が成長しないと感じている。
今後の仕事としては、リクルーティングにも興味を持っている。営業が軸に見えるが、現在いただいているオーダーは人材ビジネスが多く、その人材を整えていかなければならない、会社の根幹を支える仕事だと思っている。
クライアントは経験のある人材を求めるが、最初から経験者を採用するのは難しいので、自社の中で経験者をしっかりと育成していく文化を創っていきたいと考えている。
人材募集は待ちの部分だけでなく、攻めの姿勢も大事だと思うので、持ち前の「人たらし」を使って優秀な人材を引っ張れるようになりたい。
プライベート?・・ネイルを極めたいね。今のところ、3作品を発表。
社内の女子トップ3に入るほど、女子力も髙い高井。
私たちは、これからも髙井の活躍に期待しています!!